2026年ノルウェー&オランダ旅 Day10⑦ アムステルダム国立美術館 de レンブラント | EMs' Blog

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2026年2月20日(金曜日)~3月1日(日曜日)⇒3月3日(火曜日)

ノルウェー&オランダ旅 

 

3月1日(日曜日)@10日目

アムステルダム国立美術館でフェルメール作品と向き合う。

 

この日1日だけで、フェルメール作品6枚を鑑賞。

本当は7枚の予定だったけどなぁ~。。。

 

オランダと言えば!のレンブラントの作品も多く所蔵されてるので。

栄誉の間に展示されてた作品から順に観て行く。

 

『ユダヤの花嫁』

レンブラントの後期の作品で、そのタイトルのとおり、ユダヤ式の婚礼の衣装を身に纏った肖像画。
花嫁と父?恋人同士?はっきりしていないそうですが、本当の婚礼を描いたのではなく、肖像画のために着用したのだろう、とのこと。
レンブラントの光は、手に焦点が当てている。
 
1885年にアムステルダム国立美術館を訪れたゴッホが
「この絵の前に2週間すわっていられるなら、僕の10年間を喜んで捧げる。
これは燃えるような手で描かれた絵だ。
なんて親密で、果てしない共感を引き起こす絵だ」
と絶賛した、そうな。
 

 

『布地商組合の見本調査官たち』

見本帳に照らし合わせて、ペルシャ風の布地を鑑定している場面。

マウリッツハイス美術館の『テュルプ博士の解剖学講義』と同じく集団肖像画なので、全員こっち見てる。ww

この時代は、記念撮影の代わりに肖像画を描いてもらうことが、貴族以外にも普及していたんだろうな。

 

 

『旗手』

旗手は、勇気と軍団の象徴の旗を命を懸けて守る役割を担った。

帽子と短剣は16世紀のもので、17世紀には使用されていなかったもの、だそうで、これまた、肖像画のために衣装を着たということなんでしょう。

そして、これもレンブラントの自画像らしい。

 

2022年、オランダ政府の補助金や寄付を募って、アムステルダム美術館がフランスのロスチャイルド家から1億7500万ユーロ(約250億円)で買い戻したもの。

レンブラント作品では最高額での取引らしい。(他の作品は取引すらされないから、かもだけど)

すんごい金額だな、と思ったけど、ググってみたら、上には上がいる。

 

歴代高額取引絵画ランキング・トップ10

(2025年2月時点)

1.ダ・ヴィンチ≪サルヴァトール・ムンディ≫約4億5000万ドル(オークション)2017
2.デ・クーニング≪インターチェンジ≫約3億ドル(個人間取引)2015
3.セザンヌ≪カード遊びをする人々≫約2億5000万ドル(個人間取引)2011
4.ゴーギャン≪いつ結婚するの?≫約2億1000万ドル(個人間取引)2014
5.ポロック≪ナンバー17A≫約2億ドル(個人間取引)2015
6.ウォーホル≪ショット・オレンジ・マリリン≫約2億ドル(個人間取引)2017
7.レンブラント≪旗手≫約1億9800万ドル(個人間取引)2022
8.ウォーホル≪ショット・セージブルー・マリリン≫1億9500万ドル(オークション)2022
9.ロスコ≪No.6≫約1億8600万ドル(個人間取引)2014
10.クリムト≪水蛇Ⅱ≫約1億8400万ドル(個人間取引)2013
 

 

そして、栄誉の間の一番奥に人だかり。

ここには、あの作品が鎮座してる。

どど~~~~ん!!!

 

『夜警』

レンブラントの作品の中で一番有名な作品。
レンブラントの光と影の表現技法が最も劇的に生かされた作品として、彼の芸術的挑戦の到達点とされている。
これを観るために、アムステルダムを訪問する人もいることでしょう。
現在は修復中なので、いろんな機材に取り囲まれているけれど、本来、非公開のはずの修復作業中も、その様子を含めて公開している。
面白い&有難い。

 

『夜警」の正式名称は「フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ライテンブルフ中尉の市民隊」。長っ!!

描かれているのはアムステルダム市の市民自警団で、特定の二人の指揮官を中心にした群像画として依頼された。

後世に「夜警」と呼ばれるようになったのは、絵の表面を覆っていたニスが経年によって黒ずみ、全体が暗く見えたため。

本来は昼間の行進を描いた作品であったにもかかわらず、闇夜を背景にした場面と誤解された。これが俗称「夜警」の由来となった。

近代になって修復が行われると、厚く変色したニスが取り除かれ、もともと鮮やかな色彩や光の表現が蘇り、暗い夜の場面ではなく、日中の光に包まれた行進の様子が改めて確認され、作品本来の姿が明らかになった。

でも、今後も「夜警」と呼ばれることでしょう。

 

黄金の光を浴びる紅一点の女性は市民自警団の人物ではなく、空想上の女神、またはレンブラントの妻サスキア。

 

 

絵を依頼されたのは18人の肖像画だが、レンブラントが勝手に足して30人にした。

これは29歳で亡くなった、妻サスキアの幻の30歳の誕生日を祝うパレードの絵だからと言われる。(やりたい放題やな)

17世紀のオランダは経済的にも文化的にも繁栄の絶頂にあった。

市民自警団は、当時の都市の自治や市民の誇りを体現していて、市民社会の力を示す象徴として、この作品は「オランダ黄金時代」を代表する絵画と位置づけられています。

 

 

『若き日の自画像』

この作品は、栄誉の間ではない展示室(2.8)に」あった上に、小さいし、特別扱いされてないので、1回素通りして戻った。ww

22歳頃のレンブラントが描いた初期の自画像とされてるけれど、弟子の作品という意見もある。

油彩で40点、エッチングで31点、素描で数十点もの自画像を制作したらしく、この作品は初期の頃のもの。

背後から光が当たっている、いわゆる逆光で描かれた作品。

顔は暗くはなっているけど、めっちゃ目が合う。

 

 

マウリッツハイスの方がレンブラント作品が多く並んでたけど、「旗手」をはじめとして、金額規模は国立美術館の方がすさましいんでしょう。

 

以下、所蔵作品としてホームページにあるけど、実際には観れてない作品たち。

見逃したのか、展示されてなかったのかは分からない。

『聖パウロに扮した自画像』

『新約聖書』の著者の1人である聖パウロに扮したレンブラント。

コスプレ好きなのかも。ww

キリスト教徒を迫害するユダヤ教徒から、回心して布教者となったパウロをレンブラントは好み、21歳の頃から何度も描いているそうです。

 

 

『マールテン・ソールマンとオープイェ・コピットの肖像』

こちらも、高額をかけて購入された作品。

2枚1組で約1億8000万ドル。

しかも、フランスのルーブル美術館との共同購入、だそうな。

5年ごとに2つの美術館を行ったり来たりしている。

 

 

レンブラントは個人的にそこまで好きな画家ではないけれど、オランダでは愛されてる、ってことは、特別扱いとお金のかけ方で重々分かった。(笑)

さぁ、他の作家の作品もどんどん観て行かないと日が暮れる~~~!!