古代メキシコ展@国立国際美術館 | EMs' Blog

EMs' Blog

日々の戯言
since 2013

2024年2月10日(土曜日)

念願のモネ展を大・大・大満喫!

 

 

ランチを挟んで美術館はしご~~~。

中之島はなかなかのおしゃれスポットにて、ランチ場所も選択肢が多いのだけど、3人で事前にここに行こうと決めてた。

 

『旧ヤム邸』

大阪の人気カレー屋さんの中之島店。

今は東京(六本木)にも出店している様子。

中之島美術館の目の前にあるダイビル内なので、すぐに到着。

数名並んでいたので、その後ろに並んだけど、けっこうすぐに入れた。

 

洋館を改装した内装が可愛い。

 

待ってる間にメニューを確認。

週末ランチメニューは混ぜカレーかスペシャルプレート。

カレーの2種盛り@1300円か3種盛り@1500円。

4種類のカレーから選べて、この日は鶏キーマ、豚キーマ、チキンカレー、レッドタイカレー。

ライスは玄米、ジャスミンライス、ライスベリーミックスから選べる。

それぞれ悩んで・・・。ww

私は鶏キーマとレッドカレー&ジャスミンライス☆

見た目も綺麗やし、美味しかった!

程よくスパイシーなので、身体もあったまる。

とよちゃんにはちょっと辛すぎた様子で、ずっと口の中あおいでた。ww

 

お腹も満たされ、次の美術館へ。

途中、ダイビル前のこの行列を見て、何のお店だろう?って言ってたのだけど、パン屋さんらしい。

 

 

中之島美術館のお隣、国立国際美術館へ。

 

モネ展に行くことは決めてたけど、その後どうする?って3人で話してて。

美術館巡りをするか、梅田か心斎橋に出て買い物するか。。。って、選択肢にて、折角なのでお隣に行こう、ということに。

 

特別展では「古代メキシコ展」を開催中。

 

メキシコには2回行ったことがあるけど、歴史には疎いので、どうかな?と思ったけど、この展示、行って大正解だった!

めーーーーっちゃくちゃ面白かった。ちうか興味深かった!

 

この美術館は地下にあるので、1階から下に降りて、特別展はさらに地下に降りる。

地下1階の壁にはミロの壁画。

なんて贅沢。

 

展示会場内、全て撮影OKだったので、かなり撮ったけど、途中、夢中になって撮ってない箇所もあり。

まずは、この子(?)

説明では半分人で半分ジャガー、とのことなのだけど、ジャガー要素が見当たらない。(笑)
この緩い感じが現代のメヒコに通じるものがある!と思った。

 

こちらは、本物の人骨を使用されたもの。

予備知識ゼロで行ったし、世界史には疎いので余計に衝撃の連続だったのだけど、今回の展示、「古代メキシコ」とは、マヤ、アステカ、テオティワカンの3つの文明を紹介したもので、生贄が当たり前の世界。

なので、この展示の副題が「祈り、畏れ、捧げた」で、展示を見た後には、確かにぴったりの表現だと思える。

メキシコ国内の至宝約140件が一挙に集結、紹介され、説明書きに「生贄」の文字が登場しまくる。

色んな意味で衝撃で、次にメヒコに行く時は、遺跡にも行きたいと強く感じた。


『死のディスク石彫』

テオティワカン、太陽のピラミッド出土

展示のポスターにも掲載されているものだけど、こんなに大きいとは思ってなかった。

頭蓋骨がモチーフになっていた、地平線に沈んだ夜の太陽を表したとされる彫刻。

メキシコ先住民の世界観では、太陽は沈んだ(死んだ)のち、夜明けとともに東から再生すると信じられていた。

 

『耳飾りを着けた女性立像』

テオティワカン、月のピラミッド出土

どのあたりが女性なのか、突っ込みどころもあるけれど、説明文の「後ろ手に縛られた生贄」と共に発掘されたというのが重い。

こういう説明文がそこかしこにあって、最後にはちょっと感覚が麻痺してたかも。

 

『羽毛の蛇神石彫』(ケツァルコアトル)

テオティワカン、羽毛のヘビピラミッド出土

ケツァルコアトルは古代メキシコの神。

「羽毛ある蛇」あるいは「高貴なる双子」とも訳される。

ケツァルコアトルの原型は水や農耕と関連する蛇神であったが、テオティワカン文化期(紀元前後-650)からは「羽毛ある蛇」という竜のような架空の動物の姿で表現される。

羽毛はよしとして、どのあたりが蛇なのか?ww

ライオンにしか見えないけど、メヒコにはいないから?

 

『96文字の石板』

マヤ文明、パレンケ、王宮の塔出土

表語文字と音節文字から構成されたマヤ文字。

芸術品として愛好された書跡の最高峰に位置付けられる名品。

歴代の王の即位が示されたものらしい。

が、文字というより、絵にしか見えない。

 

『赤の女王』

マヤ文明、パレンケ、13号神殿出土 

今回の展示の目玉!!

メキシコ国内とアメリカ以外では初めての公開。

真っ赤な辰砂(水銀朱)に覆われて埋葬されていたことから「赤の女王」との愛称となったのだけど、

展示方法もカッコイイし、出土時の映像も流れてるので、感動が更に高まる。

 

パカル王墓に隣接した神殿より発見されたので王の近親者と見られていたけど、DNA分析により王と血縁関係にないことがわかったため、母ではなく妃である可能性が高いと考えられているそうな。

すごいな、最近の考古学。

バラバラになった仮面や装飾品の復元も見事。

 

腕飾りを近くで見ると、数字が書かれていて、スタッフの方に、これは後で記載されたものか尋ねると「出土当時のもの」とのことだったけど、どう見てもマジックで書かれた現代の数字。

おそらく、スタッフさんの説明が間違っていると思うな。

出土品の紛失を防ぐための識別番号だと思う。

 

『チャクモール像』

マヤ文明、チチェン・イツァ、ツォンパントリ出土 

これ、見た目が超好みで、「家の庭にベンチ用に欲しいわー」と言ってたのだけど・・・。

 

チャクモールとは、古典期終末から後古典期にかけてメソアメリカ全域において見られる、仰向けの状態でひじをつくような姿勢で上半身を起こして、顔を90度横へ向け、両手で腹部の上に皿や鉢のような容器をかかえてひざを折り曲げている人物像のことをいう。

チャクモールは死んだ戦士を象徴し、神へいけにえなどの供物を運ぶ存在と考えられていて、チャクモール像の上で人身御供の儀式がおこなわれたり、チャクモールのもつ皿の上に取り出された心臓が太陽への捧げ物として置かれたといわれる。

(Wikipediaより)

なんか、ごめんなさい・・・。

 

『鷲の戦士像』 

アステカ文明、テンプロ・マヨール、鷲の家出土

鷲の戦士とは、アステカのエリート貴族戦士の戦士団。

高さ170センチの立像なので、ほぼ等身大か少し大きくデフォルメされてるかも。

かなり大きいので迫力も大きい。

 

今回の展示の数も内容もすごくて、モネ展がなければ行かなかったかも、と思うと、ほんまに行けて良かった。

めちゃくちゃ面白かった!!!

 

ショップもなかなかの充実ぶり。

使い道分からんけど、兎に角可愛い!ww

 

 

常設展も回りました。

コレクション展は毎回作品入れ替えて開催されてるけれど、ここの美術館は所蔵品も豊富なので、常設展だけでも楽しめること間違いなし。

 

『L.H.O.O.Q』マルセル・デュシャン

え?モナリザ?

ヒゲ書いてあるがな!ww

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」の安物のポストカードに鉛筆で口髭と顎鬚を付け加えたもの。

デュシャンのこの悪戯アート好き☆

 

『イジドール・デュカスの謎』マン・レイ

 

『4フィートの花』アンディ・ウォホール

 

『トラウマ/日常』塩田千春

 

『道徳の部屋』草間彌生

なかなかのコレクションだな。

 

これも面白かった。

『影』高松次郎

本当にプロジェクターで映し出された影なのか?と思ったけど、まさかの壁画!

おぉ!ってなった。(笑)

 

あまりに楽しんだので、美術館を出た頃には夕方だったー!

 

モネに囲まれ、古代メキシコに魅せられた1日。

最高の休日だった~~~!!

2024年もアート万歳な1人になろそうだ!