瀬戸芸2022秋の部、最終回!
高松を拠点に、伊吹島、男木島と回って、女木島へ。
翌日は仕事なので、夕方には高松には戻りたい。
なので、男木島11:00発→女木島11:20着の船にて移動。
女木島に来るのも2010年以来の12年ぶり!
この島に上陸すると、たくさんのカモメが出迎えてくれます☆
『カモメの駐車場』木村崇人
カモメの数は、およそ300羽。
風が吹くと一斉に向きを変える。
防波堤の先には、鬼の銅像。
さすが、鬼ヶ島。ww
今回の目的地を決める際、「鬼ヶ島に行きたい」のあみちゃんの声も決定打になったので。
この島にある、鬼ヶ島大洞窟に行きます!
洞窟まではバスで移動@往復800円。
港の待合室の目の前がバス停。
だけれど、次のバスが12:25!
防波堤でカモメと戯れすぎてて、11:25のバスを逃した私達。ww
まぁ、いいか。
とりあえず、それぞれに持参したランチを食べよう!
防波堤に座ってランチたーいむ。
5人並んでこういう時間を過ごすのも楽しい。
ランチの後に、近場の作品を鑑賞。
『20世紀の回想』禿鷹墳上
青銅製のグランドピアノと、4本の帆によるサウンド・インスタレーション。
ピアノから流れる音楽が、目の前に広がる海の波の音と呼応しながら旋律を奏でる。
バスの時間になると、けっこうな人が集まってきた。
満席に近いバスにて、大洞窟へ。
桃太郎伝説で有名な洞窟で、大正3年、香川県鬼無町の郷土史家、橋本仙太郎氏が発見。
昭和6年に鬼ヶ島として公開された。
洞窟が造られたのは、紀元前100年頃と言われている。
大泣きして怖がってる男の子もいたけれど、私たちはワクワクです!
入場料は600円。パスポート提示で400円。
洞窟の中にも作品が展開されてる。
『オニノコ瓦プロジェクト2』オニノコプロダクション
県内の中学生が制作、展示した鬼瓦が無数に並びます。
色んな鬼がいて。
中には、鬼じゃないのもいて。
面白いのを見つけて、皆で笑ったりした。
帰りのバスまで時間があったので、展望台へ。
この景色!
いやぁ、瀬戸内海のこの素晴らしさ!
展望台も満喫して、バスで戻る。
泣きながら逃げてた子は、バスを待たずに歩いて降りたらしい。
下で会った時、アイス食べながら、ドヤ顔で言ってた。ww
バス待ちと洞窟堪能にて、女木島での時間はあまり残ってない。
なので、港に近い作品を観て回ることに。
女木島名店街にはいくつかの作品が集約されてるとのことにて。
『≪女木島名店街≫ ピンポン・シー』原倫太郎+原游
かつて民宿だった建物のピロティに、海の家のテーマパークがオープン。
誰でも自由に卓球ができる!
みんなでプレイできる巨大卓球台やオリジナル卓球台など、色々楽しめます。
早速、レッツ、プレイ!
これは、ゆらゆら揺れる卓球台。
『≪女木島名店街≫ ティンカー・ベルズ ファクトリー』中里繪魯洲
ティンカー・ベルは「ピーターパン」に登場する美しい妖精。
tinkerには鋳掛屋、金物修理屋、下手な職人、いたずらっ子などの意味がある。
ここは金物修繕を営む妖精の仕事場。
いろんな細工された装置たち。
見てるだけでも楽しかった。
『≪女木島名店街≫ ガラス漁具店』柳建太郎
ガラスで出来た作品たち。
これは、クレーンに見えるけど、まさかの釣り竿!
中でも、ガラスの釣り針で出来たハートは圧巻!
釣り針にハートがついてるのも可愛いす~。
作家の健太郎さんにいろんな話を聞いた。
ここにある作品だけじゃなくて、いろんなものを作ってて、ポンプコーンマシーンとか、超面白かった!!
作品販売もしてたけど、このハートの釣り針は売り切れだった。
え~残念~~と思ってたら。
特別に、ブドウ狩りみたいに、気に入ったの取っていいよ、って言ってくれた。
しかも、サインまで入れてくれた。
嬉しい~~。
素敵だと思った作品を購入できるのは、ほんとに有難い。
ここでの時間が楽しすぎて、女木島時間、残りわずか!
駆け足で観て回ります。
『≪女木島名店街≫ ランドリー』レアンドロ・エルリッヒ
島の中の小さなお店プロジェクトの一環として、コインランドリーを思わせる空間が出現。
洗濯物が回転する映像が流れる洗濯機を一面に置き、もう一面に本物の洗濯機と乾燥機を設置。虚構と現実を同じ空間に混在させ、鑑賞者を戸惑わせる。
洗濯することで作品を体験することもできる。
『≪女木島名店街≫ 鬼ヶ島ピカピカセンター』岩沢兄弟
寿荘に残されていたもの、島で見つけたものからピカピカな照明器具を作成。
『≪女木島名店街≫ リサイクルショップ複製遺跡』五所純子
島の内外から集まった物品を、一部はその来歴を聞き書きしたテキストとともに漆喰壁に埋め込む。
展示販売形式で、売れたものは壁から剥がされ、その痕跡を残していく。
人の身体的な接触が制限される時代における交流の試み。
最後にジェラートを購入して、港まで道すがら海を見ながら。
冷凍パインも美味し!
時間調整誤って、女木島は超消化不良~~~。
男木島も全部の作品を観れなかったし、また来たいな。
(次には観れない作品もあるけれど)
15:20の船で高松へ。
本日3回目のめおん!
折角なら、ということで高松の作品も観て回ることに。
『銀行家、看護師、探偵、弁護士』ジュリアン・オピー
地元産の石などを用いた彫刻が、道ゆく人と一緒に歩くように並ぶ。
白大理石の「銀行家」
庵治石(あじいし)の「看護師」
石灰岩の「探偵」
黒御影の「弁護士」
『待つ人 / 内海さん』本間純
高速バスの待合所。
外壁をよく見ると点々と島の人を模した彫刻。
人々とともに何かを待つような作品は、バスを待つ時間を穏やかに、豊かにしてくれる。
ここまで来たら、ヤノベさんの猫にも会いたい!
と、商店街にも足を伸ばす。
ミラノのギャレリアみたいな、高松の商店街!
結構長い商店街で、活気があった。
歩いてるだけで楽しい。
“芸術が持つストレートな力で、人と人、心と心を繋げていくこと”を目標に、「心がつながる街ごとアート」というテーマを掲げて開催された、「おいでまい祝祭2022」
ヤノベさんも「モフモフ・コレクティブ」として参加。
ってことで、モフモフのねこちゃ~~ん!!
『SHIP’S CAT(Mofumofu22)(2022)』ヤノベケンジ
「モフモフ・コレクティブ」は、小西葵と山口京将からなるユニット。
名前のとおり「もふもふ」とした毛並みを持つ作品を制作することに特徴を持つ。
この顔!たまら~~~ん!!ww
中之島の猫にはない、モフモフ感がめちゃんこ可愛かった。
目が青く光るところも好き~~!!ww
瀬戸芸開催に合わせて、WeBase高松ではアート部屋の宿泊企画もやってたけど。
なかなかの割高感だったので、見送り。
どうせ泊まるなた後を楽しめる宿も素敵だけれど。
宿で過ごす時間が短いなら、割高に感じる。
ゆーっくり宿を堪能できる旅なら迷わず選ぶかな。
(直島のベネッセとかね)
本当は、ミラノ風商店街のところに設置されてるだろう、この子に会いに行ったのだけど。
撤去されてたのよね・・・。
でも、もふもふたちに会えて良かった!
高松のマンホールは那須与一柄!
前日に行った屋島は、平家が都を追われた後、放浪の末、拠点を置いた場所。
高松には源平ゆかりの地がたくさんあるそうです。
春・夏・秋と全会期を十分に楽しんだ、2022年の瀬戸芸。
パスポートの元を取るどころか、ものすごく活用させていただいたな。
3シーズンパスポートの前売り価格は4000円。
訪問した美術館の一部はパスポート使用不可だったけど、ほとんどの場所と作品はパスポートで無料で入れたからね。
直島だけでも十分元は取れた!ww
次回の開催は3年後。
今回いけなかった島にも行きたいし、今回行った島にも新しい作品が設置されるとなったら、また行きたい。
初回開催の2010年から毎回行ってるけど、未だに大島だけは行けてないから、次回は行ってみたい。
てことで、3年後が今から楽しみ!