瀬戸芸2022☆秋の部@男木島 | EMs' Blog

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日々の戯言
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2022年の瀬戸内国際芸術祭は、

春会期:2回(2箇所@豊島&沙弥島)

夏会期:2回(2箇所@直島&犬島)

秋会期:1回(4箇所)

を巡る、これまでで一番の訪問回数!!

 

秋会期は1泊2日にて、1日目は伊吹島と高松を回って、高松で1泊。

一夜明けて、2日目も快晴!晴れ女バンザイ。

宿の廊下からの景色がなかなか良かった。

チェックイン時は真っ暗で気づかなかったなー。

 

さて。

香川県に泊まったので。

朝ごはんは勿論、うどん!ww

 

香川には早朝からやってるうどん屋さんがたくさんある。

今回は、宿&港から近いお店を、これまた、まぁちゃんがリサーチしてくれて、2軒候補をあげてくれた。

うち、1軒の味庄は残念ながら閉まってた。

で、もう1軒の候補のめりけんやへ。

営業時間は朝7時から。

この時は「肉祭り」なるキャンペーンをやってました。

お店に入ると出汁のいい匂い!!

オーダーするまで、どうしよう?どれもおいしそう。。。と迷いまくり。

で、釜玉の磯部揚げ乗せにしました!

天かすとネギは無料でトッピングできます☆

朝からがっつりうどん!

めちゃんこ美味しかった~~~。

 

 

いざ、瀬戸芸秋、2日目へ!

この日は高松から男木島に渡り、女木島を巡って高松に戻る行程。

 

高松港から8時の船に乗る予定だったのだけど、うどんを堪能しすぎて?けっこうギリギリに。

2日目から合流するあみちゃん&ジェフにチケット購入をお願いして、港まで走る!ww

 

『Liminal Air -core-』大巻伸嗣

今や、高松港のシンボル的な存在の作品。

を、横目に見つつ、走る!(笑)

 

間に合いました!

5人揃ったので、わーわー話ながら船に乗り込む。

船はけっこう満席で、まさかの立ち乗りだった。

 

で、乗ってから、買ってもらったチケットの行先を間違えてることに気づく。

高松からの船は、女木島に寄ってから男木島へ行く。

私たちの行程も、船の時間を考慮して、先に男木島に渡ってから女木島を経由して高松。

あれ?これって。どうなるの??

電車だったら、気軽に乗り越し料金払えば良いのだけれど。

島を渡る船で、果たしてそれは出来るのか?

と、公式サイトにあった、船会社へ電話してみた。

事情を説明すると、「ちょっと待ってね、確認するね」とおじさま。

結論として、乗り越しではなく、高松から男木島までの料金を男木島で支払ってください、とのこと。

で、既に購入した、高松⇔女木島のチケットは、帰る時に使えるのでそのまま持っててくださいね、と。

さらに、お釣りは用意できないので、ちょうどの金額を支払ってね。

悪いけど、船から降りるのは、他のお客さんが降りてからにしてもらえる?と。

 

勿論ですとも!

あぁ、良かった。同行メンバーに伝えて、言われた通りにしました。

 

 

 

さぁ、男木島です。

ここは、瀬戸芸が始まった、2010年に初めて行ってから2回目の訪問。

瀬戸芸の開催地の中で、「島」として一番好きかも。

この、山も含めてぎゅっとした感じが好き!

支払いのため、他のお客さんが降りるのを見送ります。

女木島で降りた人もいたけど、けっこうな人数が男木島へ上陸。

 

無事に支払いも済ませて、今日はこのメンバーでワイワイ回ります!

 

港で迎えてくれる待合所。

『男木島の魂』ジャウメ・プレンサ

2010年に見た時には、こんな近代的なものにするんじゃなく、島に合ったものにして欲しかったなーと思ったけど。

12年たって、定着化してますね。

屋根の文字が可愛い。

影や反射も絵になります。

 

 

待合所のすぐ隣。

『タコツボル』TEAM 男気

島の伝統であるタコ漁に使うタコ壺をモチーフとした遊具。

この島には少ない子どもたちのための居場所、遊び場として解放。

芸術祭以来、男木島には移住者が増えつつあり、休校だった学校も再開した。

子どもたちの成長を願い、未来に向けたプロジェクトを展開。

タコつぼの中にも入れマス!!ww

 

島からのお願い。半数以上がご老人かーー。

それはコロナも心配ですよね。

島民153人って、きっと全員の顔と名前お互いに知ってるよね。

悪いことできない環境だわ。ww

 

港の近くの作品『生成するドローイング -日本家屋のために2.0』村山悟郎は、この日は調整中にて観れず。

マジか~~!

 

 

本日の第1島ねこ~~~!!

撮影してたら、どんどん近づいてきてくれて。

激写!!

 

この子は第2島ねこ。お墓でゴロゴロしてた。ww

男木島も、伊吹島と同じで猫が多くて。

しかも、皆なつっこくて触らせてくれるので、寄り道しまくり。(笑)

 

そして男木島には、面白い看板がある。

「頭上注意!!」てあるけど、その頭上には特に何もない。

皆でめっちゃ探したけど、何もない。(笑)

 

「老人憩いの場」

島の半分以上が老人なら、「老人」はなくして「憩いの場」でよくないか?

朝早かったからか、日曜日だったからか、誰も憩ってなかった。

 

「無料休憩所」

有料だったら、逆にびっくりする。!

って、色々突っ込み入れつつ、快晴のもと、皆で歩くだけで楽しい。

 

 

『青空を夢見て』レジーナ・シルベイラ

現役の学校の体育館の正面に刺繍のように見える雲と空が出現。

瀬戸内独特の青い空と光のイメージ。
 

さらにその先に行くと、また島猫!

もう、全然、先に進めないモフモフ天国!!

写真撮ろうが触ろうが起きやしない。ww

 

今回の男木島に行くことを決めた作品のひとつ。

『漣の家』眞壁陸二

倉庫の壁面に、さまざまな色に塗られたアクリル板。

芸術祭会期中、島の住民や来場者のそれぞれが感じる「空と海の色」の板をつくるワークショップを数回行い、作品は徐々に増殖し、変化。

アクリルなので、景色が反射して、見る角度によっても変わって面白い。

きっと、見る時間帯によっても違うんだろうな。

 

真壁さんの作品は、初回の瀬戸芸から男木島に展開されてるけど、今回の新作は残念ながら常設にはならなかったので、観れて良かった!

 

 

さて、今回は、さらに先の作品まで歩きます!!

海沿いを歩いて、海に寄り道しつつ、あの先に見えるのが作品。

 

の前に、ここの砂浜はシーマーブルがいっぱいあった!

夢中で収集。

数分でこれだけGET!

次は、ビニール袋もって本気で収集かな。

 

 

『歩く方舟』山口啓介

旧約聖書のノアの方舟に想を得た立体作品。

白と青に着色した4つの山を持つ方舟が、海を渡ろうと歩くさまを視覚化。

 

近くにいけるし、触れるし、下をくぐれます。

足がなかなかマッチョです。ww

 

 

海沿いの作品は一通り見たので、ここから山を登っていく。

小さな島だけど、作品はけっこう多く点在してて、女木島への船の時間までにさて、どう回る?と5人で相談しつつ。

一番近い作品に行ってみた。

 

『No.105』ワン・テユ

空間における人間の存在の在り方と、人間による空間への介入とその変化をテーマにインスタレーション作品。

従来の視覚優先のアートの在り方から離れ、観客に開かれた作品として、人間の直感的な感覚と意識を呼び戻そうとする。

 

・・・・・・・。

この作品も調整中で午後から再開とのこと。

ちーーーーーーーん。

この日は作品にフラれ続けてるなー。

この作品は、体感型だったのでちょっと楽しみだったんだけどな。

 

 

じゃあ、次行こう!

『漆の家』漆の家プロジェクト

地元漆芸家たちが参加し、家屋を伝統的な漆芸技法でリノベーション。

香川の漆芸は黒、白、赤、青など色彩が豊かなのが特徴。

この作品は、前回も観たけど、11年たっても、艶々だった!

黒塗りの壁に白い丸。

宇宙にいるみたいだけど、艶々で反射して自分が映ってるから、宇宙でもない。(←どっちやねん)

2階が休憩所になってて、景色が最高だった!!

 

 

『部屋の中の部屋』大岩オスカール

え?何?写真の角度おかしくない??

って思ったかもしれませんが、これが正解。

 

畳と襖が壁に描かれているんでっす。

床には床の間のある壁。

面白いわ~~~。

 

この辺りから、そろそろ船の時間を気にしないといけない感じになってきた。

前半戦、猫と海を楽しみ過ぎた(笑)

男木島はぎゅっとしてるので、効率的に回れば全ての作品を観れるのだけど。

寄り道しすぎた私たちは、ここから取捨選択。ww

 

 

っここはどうしても観たかった!!

 

『男木島 路地壁画プロジェクト wallalley』眞壁陸二

島で集めた廃材や廃船などに風景のシルエットをカラフルに描き、民家の外壁に設置した作品。

初回の瀬戸芸から展示され、もはや島の景観の一部となって馴染み、あちこちで眺められる。

 

真壁さんが新しい作品制作と同時に、このシリーズも修復しているのをFacebookで知ってたので、この作品との再会も楽しみにしてました☆

うちの壁もこれにしたいな・・・・。

 

 

さて、船に乗る前の最後の作品。

『男木島パビリオン』大岩オスカール

坂 茂による建築設計の建物に瀬戸内の島々や夕焼けをキャンバスに、大岩オスカールが瀬戸内のイメージを描く。

 

震災時に使用されるという、段ボール素材で出来た建物。

柱が太いロール紙?筒?だった。すごい!

入ると、右側の壁と左側の窓に描かれた、男木島の風景。

窓は、海の景色と重なって、見る角度によって印象が変わる。

めちゃんこ面白い。

船やタコが海にいるように見えたり、空を飛んでるように見えたり、屋根の上に乗ってるようにも見える。

この窓を全て重ねると、こちらの図案にあるそうです。

ほほーぅ!!

この建物は、瀬戸芸開催後はゲストハウスになる予定、と聞きました。

つまり、ここに宿泊できるようになるそうです。

その活用方法も面白い!

 

島の至る所にある真壁さんの作品を観ながら、港へと下る。

パビリオンから5分で行けるよ!って言われたけど、船難民は避けたい(今回のあるある)ので、早めに移動。

途中、カフェが出来てるのも見かけた。

瀬戸内の島々はこの10年で進化してきてるなー。

直島だけではなく、他の島に宿泊するのも楽しいかもな。

泊まらないと見れない景色があるって、真壁さんが言ってたし!

 

この日は港で地面に絵を描くワークショップ(無料)を開催中。

あみちゃん画伯が挑戦!

男木島名物のタコ!

 

さて、船(めおん)に乗って、次の島、女木島に向かいます。

チケットには「鬼ヶ島」って書いてあるけどね!(笑)

 

 

男木島でも島民の皆さんが旗を振ってお見送りしてくださいました☆

やっぱり好きだなー、この島!

 

時間がなくて、いくつかの作品を観れなかった。

行ったけどメンテナンス中で2作品見逃したし。

ちょっと後ろ髪惹かれつつ。

でも、猫と海の時間は本当に楽しかったので。

心は満たされました♪

 

さぁ、鬼退治!