岡本太郎展@中之島美術館 | EMs' Blog

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日々の戯言
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2022年はアートを楽しむ年!

ってことで、美術展年間スケジュールを確認し。

出張先でも隙間を見つけて足を伸ばしたりしてる。

 

 

で、

2022年の美術展で一番楽しみにしてたのが、これ。

岡本太郎展!

太郎さんの炸裂するパワーがほんとに大好きだ!

まだまだ夏真っ盛りの週末に行って参りました。(ブログは周回遅れにて)

 

 

2022年9月24日(土曜日)

「美術館は平日に行く」というマイルールは最近破りがち。

休日でも、朝に行くとそんなに混んでない、という事実を知ったから。ww

会場は中之島美術館~~~♪

モディリアーニから2回目の訪問。

 
 
今回も、勿論、時間指定で予約入れましたよ!
同じ日に予約なしで行った友達は入れなかったって言ってたので、予約必須だったな。

動画とフラッシュはNGながらも全て撮影OK。

10時からの回でも、この人の入り。

午後からはもっと凄かった様子。。。。

 

入口のこの形!!

太陽の塔だ!たまらーーーーん!!!!!

 

入るとすぐに黒い太陽がお出迎え。

 

最初に目に入るのがこの作品。

「痛ましき傷」

大きく描かれた赤いリボンと、ピンクの縞模様のように皮膚を等間隔で切り開かれた腕。

そして握りしめられた拳。

パリ留学時代に描かれた作品。

 

 

こちらは、パリで発見された作品たち。

岡本太郎の初期の作品は、第2次世界大戦で破壊されたと長い間考えられていたけれど。
岡本太郎記念現代芸術振興財団の職員が、パリで見つかった3点の抽象画を入手。

そのうちの1点には、岡本太郎の署名があり、いずれも岡本太郎の作品である可能性が高い、とのこと。

発見後の確認の様子の動画も流れていました。

 

 

今回は、音声ガイドも使用。

阿部サダヲがモノマネ混じりで紹介してくれたので、面白かった。

「重工業」

赤い歯車、取り囲む人間の輪、そしてその下には……ネギ。

この色使いとモチーフ。

太郎さんならでは。

 

絵画だけではなく、立体作品も多く展示されてた。

こちらの作品は、「顔」

もともとは花器として制作されたもので、はじめて制作した立体作品。
太郎さんはこの作品を父親の墓標にして、これを「お墓の革命」と呼んだそうな。

面白過ぎるでしょ。

岡本一家のお墓は多磨霊園にあって作品に囲まれているそう。

 

 

このわくわくスポット!

「座ることを拒否する椅子」

はぁー、可愛い。

岡本太郎52歳発表の信楽焼の椅子。
「いわゆるモダン・ファ二チュアの、いかにも坐ってちょうだい、
とシナをつくっている不潔さに腹が立つ。
お尻のひな型であるような、身体がすーっとおさまって沈んでしまい、
そのまま前途を放棄したくなるようなのは、お年寄りか病人用に限ったほうがいい。
なにも一日じゅう座りこむわけではない。
活動的な歩みのなかで、一時腰をおろすだけのもの。
つまり人生の戦いの武器である。
生活のなかに生命感のあふれる遊びがない。それが現代の空虚さだ。
私は素朴な合理主義や機能主義をのり超えて、いちだんと激しい生活感、
イマジネーションをうち出したかったのだ。
そこで、椅子でありながら、精神的にも、肉体的にも、 人間と「対等づら」する、こいつらを作った。
生活の中の創造的な笑いである。」

岡本太郎著『原色の呪文』(文芸春秋社[人と思想シリーズ] 1968年)より

 

 

ここで音声ガイドから流れる「あなたに贈る言葉」

 

このエリアには、太郎さんの蝋人形も!

大人気スポットでした。

 

 

左から「マスク」「生成」「装える戦士」

「予感」

このへんの作品は岡本太郎としてはおとなしめな気がする。

でも、好き~~。

 

「手ー赤」「手ー青」

 

「こいのぼり」と家具!ww

この、こいのぼり、欲しすぎて探したけど、常に完売。

 

「夢の鳥」「水差し男爵」

この食器も欲しいわー。

実用性ないけれど。

この辺りの家具や食器は、青山の岡本太郎記念館でも惹かれたなー。

 

「顔の時計」

顔シリーズも好き。

 

「殺すな」(1967年ワシントンポスト)

Stop the killing! Stop the Vietnam war!

ベトナム戦争のとき、日本のベ平連が「ワシントンポスト」紙に出した広告。

「人を殺してはいけない」

当たり前の前提がなくなる戦争に対する、これ以上ないくらい強いメッセージだと思う。

 

 

「生命の樹」(模型)


太陽の塔の中に入ったことがある。

そのときは、まだ一般公開されてなくて、団体で申し込めば入れて。

一般公開されてないから、かなり薄汚れてた。

それでも原寸大は大迫力だった。

 

本物は鉄鋼製で造られた高さ約41メートル。

樹の幹や枝には大小さまざまな292体の生物模型群が取り付けられ、アメーバーなどの原生生物からハ虫類、恐竜、そして人類に至るまでの生命の進化の過程を現す。

 

 

太陽の塔構想スケッチ

 

「太陽の塔」(1/50スケール)

太郎さんの作品の中で一番好きかも。

大好き過ぎるかも!!

 

1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館として、母の塔・青春の塔・大屋根(長さ(南北)292メートル、幅(東西)108メートル、高さ約40メートル)とともにつくられた。

また観に行こうかな。

 

 

 

「明日の神話」(1/3スケール)

2003年秋、長らく行方がわからなくなっていた岡本太郎作の巨大壁画『明日の神話』がメキシコシティ郊外で発見された。
描かれているのは原爆が炸裂する悲劇の瞬間。
人は残酷な惨劇さえも誇らかに乗り越えることができる、そしてその先にこそ『明日の神話』が生まれるのだ、という岡本太郎の強いメッセージが込められている。

『太陽の塔』と同時期に制作され、“塔と対をなす”といわれる作品。

2008年11月18日より渋谷マークシティー連絡通路内にて公開。

これも実物見に行った!

 

 

目玉シリーズ、と勝手に命名。

原色と目玉のオンパレード。

集まると迫力倍増。

 

 

「午後の日」

岡本太郎らしからぬ、可愛いめな作品。

ジブリ映画に出てきそうよね。

 

 

「雷人」

岡本太郎の絶筆となった未完成作品。
 

 

これまではなるべく人がいないときに撮影してたけど。

ほんとは、こんな感じ。

なかなかの人の入りでした。

(友達が入れなかったのも納得)

 

 

ミュージアムショップは入場制限がかかってた!

グッズがたくさんで迷いまくり。

トートは山ほど持ってるのでぐっと我慢・・・。

このクリップが買っちゃった。

ガチャガチャもすごい人気だった。

でも、TAROMANシリーズだったので挑戦せず。

(太陽の塔シリーズだったらやってたな)

 

岡本太郎ワールドを満喫!

さて帰ろうかな、と1階に下りたら。

ここにも太陽の塔!

しかも、覗いてるやつー!

この手の形とかたまらんっ

 

コラボメニューもやってるみたいだった。

ワッフルのクリームが塔らしい。

無理やり感が逆に面白い。

 

 

お隣の国立国際美術館は生憎の休館にて。

美術館ハシゴはまた今度~~~。

 

この日はおとなしく家路に着きました。

 

 

岡本太郎展。

炸裂する彼の作品を一度でこんなに観れて嬉しい反面。

ちょっと疲れた。(笑)

強い作品は観るのに体力使うってことかな!

ても、行けて良かった♪