ゲルハルト・リヒター展@東京国立近代美術館 | EMs' Blog

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日々の戯言
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7月末に急遽勃発した弾丸出張にて関東へ。

なかなかの業務量だったけど、なんとか終わらせ、移動日は午後休にして、いざ東京!

 

ってことで、東京でやってる美術展を検索して。

おぉ!これは行かねば!と思ったリヒター展@東京国立近代美術館。

リヒターの作品は4月にも大阪のヴィトンにて観ることが出来たのだけど。

今回は、さらに作品が集結してる。絶対観たい!

 

 

 

8月2日。

初めての美術館に行くときはドキドキする。

東京国立近代美術館は、東京駅から東京メトロ東西線で「竹橋駅」へ。

駅からすぐ!

だけど、暑かった~~~。

平日の午前中だったので、比較的人は少ない。。。。はず。

広告見るだけでワクワクする!

 

一部の作品を覗いて撮影OKなところも嬉しい♪

入ってすぐにこれ!

「ガラスと鏡」

真ん中に「アブストラクト・ペインティング」のエリア、その真ん中にこの作品。

テンションが急上昇!

 

周りにはたくさんのアブストラクト作品。

サイズも色もさまざまで、並んでると更に迫力がある。

 

 

左手に2つの空間があって、そのうちのひとつがこれ!

更にテンション上がる!

「カラーチャートと公共空間」

このモザイク見ると、ケルン大聖堂のステンドグラスを思い出す。

ビビットなカラーなところが違うけど。

 

同じ空間に「グレイ・ペインティング」

表面の凸凹がすごくて、つい横から覗き込んだ。ww

 

 

もうひとつの部屋が「ビルケナウ」

この作品は、アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所で密かに撮られた写真の上に絵の具が塗り込まれた作品。

下地になった写真も同じ部屋に展示されてて、その写真は撮影禁止になってた。

処刑後の遺体が写ってた。

リヒターの作品では写真のイメージは全く見えないようになってるけど、写真を見た後に作品を見ると、印象が変わった。

 

 

センターから右手にも2つの部屋。

そのうちのひとつが「ストリップ」と「フォトペインティング」

このストリップ作品の大きさ!というか長さ??

圧巻。

 

もうひとつの部屋は「頭蓋骨、花、風景」と「肖像画」

フライヤーの裏表紙に載っていた作品、「エラ」

リヒターと言えば、アブストラクトやストリップのイメージがあったので、こういう作品もあるのか、と意外に思った空間。

 

奥の細長いエリアに3つの作品群。

そのうちのひとつ「フォト・エディション」

写真もやるのかー。

1966年くらいの作品。

 

「オイル・オン・フォト」

そのまま、写真の上に絵の具を塗った作品。

ビルケナウみたいに塗りつぶしてあるんじゃなくて、写真のイメージは残したまま、なとこは好きかな。

 

反対側の壁には「アラジン」

2010年から制作開始されたシリーズ。

何色かのラッカー塗料を板の上に載せてかき混ぜた後にガラス板を上からのせて押して出来た作品。

これって、思った通りのものを仕上げる、というよりは、偶然の産物だけのいいの出来ちゃった!ってのが多い気がする。

 

最後の奥の小部屋には「ドローイング」

他の作品と違って、製図のようなシンプルなラインで構成されたもの。

 

 

こうやって観てみると、ほんとに幅広いラインナップ。

60年間の偉業だな。

なるべく人がいないときを狙って撮影してたけど、実際には、こんな感じに多くの人が作品を楽しんでた。

人がいなくなるまで待つ間に、じっくり作品も観れたし、時間をかけて堪能できた☆

いくつもの部屋があるけど、特に順路も決まってなくて。

会場で配布されてるマップとリストにも、「関心の赴くまま自由にご鑑賞ください」って書いてあった。

なので、関心の赴くまま、ぐるぐる何回もいろんなところに行った。

順路が決まってると、逆走するときちょっと気が引けるけど。(←でも逆走して好きなように歩くんだけれども。どっちやねん。)

今回の展示空間は本当に自由に回れて、楽しかった!!

 

東京、途中下車の旅。

観る価値、大いにあり!の美術展。

行けて良かった~~。

 

この後、リヒター展の半券で入れる常設展も観たので。

別のブログで紹介します☆