火に憧れた太陽 僕はバス待ち | Proof of...

Proof of...

祈る神を持たない僕は、ただ言葉の力を信じている。全ての言葉に僕の意味を。

霞の先
齢幾ばくもない
太陽に成り損ねた火

乗り掛けたバスの
ドアは閉まってしまって
隣街の馴れないベンチに腰かける

誰の声を聞いたって
聞き分けられるわけもなくてさ

眼をつむって
熱だけに耳をすましている


霞の先
齢幾ばくもない
命になりたかった太陽

どこにいたってさ
その姿はみえているのに
影かないんだ
あまりにも明るすぎる

存在の証明
闇のなかにはあって
光のなかで無くしてしまう


でもそう言って
また逃げ出して
風が無くなって
どこにも行けなくて
何にも成れなくて

さっきから堂々巡り
繋がらない思考の森
作り出したのは僕なのに
なんで熱だけがないのだろう

なんで熱だけがないんだろう


バスを待つ僕は
どこにも行けない