価値観は表裏一体で恐ろしくもなる
ある参議院の政治家が除名になった。理由は参議院の秩序を乱したとのこと。「議員たるものいかがなものか」・・・なんていう論調が目立っている。様々な意見があるが、私はこの除名はおかしいと考える。少数意見に耳を傾けないのは、ある意味危険だ。権力を保持するものが、それをどう使うかだ。懲罰委員長のあのやり方は、我々サラリーマンにも目にしたことがある。それは、経営者が権力をかざし、己の価値観で人事を自分好みにしていくことがそれにあたる。やはりどの世界も一緒だ。物事の解釈の仕方には、どこを切るとるかで、いくらでも変わる。この議員が行ったこと、国会に出席せず、秩序を乱したこと、そこだけ切り取ればいろいろと解釈できる。彼が何を公約し、何を実行していたのか、多くの票数で選ばれたことには理由がある。そういう背景も見ていき、全体を俯瞰して判断する必要があると思う。一方的な考え方、ねじ曲がった価値観の判断では、いくら正しいことを実行しても、権力者につぶされることになる。権力者が、ねじ曲がった価値観で、権力をかざすようになると、とっても危険な状況になるのは、今回の例をみても明らかだ。だから、我々の一般社員は、会社を選択する権利がある。嫌ならやめられる一方で、やめられない現実もある。その状況をどのように打破していくかだ。それは、その人の価値観が判断する。やはり何をしても、価値観がその人の人生を決めることになるが、ねじ曲がった価値観を持つ人とは、関わりたくない。 viaエンパワーメントコーチ 廣川秀章 Your own website, Ameba Ownd