代表の鈴木です。
当社は契約によっても違うのですが、開式前のBGM演奏は
30分~1時間となっています。
さて、奏者が演奏に集中出来る時間はどれくらいだと思いますか?
プレーヤーによっても違うと思いますが、私の場合、常に演奏し
ている曲でも45分がよいところでしょうか。
ミスが出来ないという緊張感に加え、薄暗い中での演奏はもの凄
い集中力を要します。
毎回仕事を終え車に乗った時の何とも言えないホッとした感じは、
故人様やご遺族の方へきちんと思いを届けられた充実感と、多大
なプレッャーから解放された安堵感からくるものだと思います。
本題♪
ミスタッチは許されるのか?
どんなに集中していても、ミスしてしまう事がありますよね。
私は、心が込もった演奏であれば多少のミスタッチは目をつぶれ
ると思います。
コンクールでも、ミスタッチの減点より表現力を評価してくれる審
査員が増えてきましたよね。
当社のスタッフは、どんな些細な事でも報告を上げるようになって
います。30曲演奏した中、1音のミスタッチをしても報告が上がって
きます。報告の内容によっては注意する事がありますが、ミスタッチ
を問い詰めたことはありません。
なぜなら、本人が一番落ち込んでいるから。
私も経験していますが、1音のミスでも3日くらい引きずります^^;
誰も間違えようと思ってミスするわけじゃありませんからね。
フジコ・ヘミングさんの、
「間違えたっていいじゃない。機械じゃないんだから。」
という有名な言葉があります。
だからと言ってミスしてよいわけではありません^^;
ミスを怖がり萎縮した演奏になるより、何より大切な事は、故人様
やご遺族の方の思い出の曲を気持ちを込めて演奏することだと思
います。