この本は以前読んだことがあります。
なぜ、前読んだのをまた借りるのか??
それは、他に借りたいものがなく、
だけど、今読むものがなかったので、
久しぶりに乃南さんを借りてみようと思いました。

予備校生の男の子が主人公。
いかにも軽く、今時の女の子にも不自由しない男の子。
そんな何処にでもいる子がどんどん恐怖に陥れられていく。。
読むのは2度目なので、結末もなんとなく覚えているんですが、
面白かったです!!
とにかく、読みやすい。
そして、カルトっぽさがまた興味をそそり、一気に読んでしまいました。
終わり方も余韻が残り、いい感じでした。
最後の解説を読んで思い出しましたが、これは新潮社のケータイ文庫
という携帯で読むサイトに連載されていました。
今ではスマホ、電子書籍で読むのは珍しくないですが、
当時、2002年は配信が始まったばかりで毎日アップされるのですが、
待ち遠しくて仕方ありませんでした。
今もケータイ文庫ってあるのかなぁ?
「あなた」だけでなく、他の小説も面白くてかなりハマりました。
そんな、ちょっと昔の時代を思い出せて、懐かしくうれしく感じました。