Second LifeにはAKIBAという地域があります。
そこの中心に立つのがAKIBAを象徴するメイドカフェ「黒騎士の旋律」


http://slurl.com/secondlife/Akiba/73/70/31



オーナー兼メイドのmelsesさんにお話を伺いました。


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emo8889 Xeno: 自己紹介とお店の紹介お願いします。


melses Ahn: ボクのお店のことでいいんかにゃ?
んじゃ、まずは自己紹介。名前はmelses。
ウチのお店、黒騎士の旋律(Black Knight Melody)
はとにかく「アキバ」にありそうな店をコンセプトにしてるにゃ。
でも本当は同人誌とかコスプレグッズを置こうかなと思ってた。


mo8889 Xeno: 実現できそうですか?


melses Ahn: コスプレグッズはできるかなーと思ったんだけど、店を建ててる時に
SL内を旅したら、もう結構凄いのが沢山出て「これは自分ひとりではムリだ」って
正直思ったw


emo8889 Xeno: じゃあグッズは諦めたんですか?


melses Ahn: そこでちょっと路線変更にゃw
商品つくる練習とその商品をある程度貯めるまでは
今のお店をカフェにしようと思ったの。丁度土地を借りたばかりの時、あのあたりで土地借りてる人って
結構モノつくってる合間にお互いの土地にお邪魔して、談話ってスタイルが結構あったから
談話室みたいなノリでカフェとかつくれたらいいかなーって思って。
あとはアキバのイメージも大事にして「ならメイドカフェにしちゃぇ」とw


emo8889 Xeno: それが大盛況だったんですね。こんな流行るとおもってました?

melses Ahn: 全然思ってなかったw
嬉しい誤算ってやつw予想以上にねw


emo8889 Xeno: 結果的に分析してみて理由ってわかります?


melses Ahn: 色々あるんだろうけどやっぱし立地とご近所の協力かな。
うちのお店っておっきい看板あるじゃない?「ウェルカム トゥ アキバ」ってやつ。
あの看板のデザインって現実の「アキバ」にも似たようなのあるの
でも、いくらフォントとか背景似せても肝心の絵描くのが
ボクすごく遅いし色塗るの正直ヘタなの。
そこで困ってたところに丁度知り合ったばかりのお隣の「萌え屋さん」のオーナー
ネギさんが「描こうか?」っていってくれたのw
そこからいろんな人の協力があってあの店って立ってると思う。
ところで1階の看板は見た?


emo8889 Xeno: はい


melses Ahn: ピンクのネコの看板があるんだけど実はあの絵も
今、「わふん」で有名になってるわふんさんが描いてくれたのw


emo8889 Xeno: お店自体もPIKARUさんが作ったんですよね?


melses Ahn: そうそうw最初はボクの作った店でちょこちょこしてたんだけど
「ムダが多い!」って言われちゃってw
でも、それまでの間にぴかるさん、ボクはぴかにゃーって呼んでるんだけど
毎日毎日会うたびに色んなものの作り方とか
教えてくれたり、創ってくれたりスクリプトとかくれたりしてくれて
実力は高いってわかってたから任せしました!(≧∇≦)b


emo8889 Xeno: 色んな人の協力があってお店が繁盛してるんですね。


melses Ahn: うん。ちなみに品揃えも他の店とはちょっと違うかも。
2Fはメイドカフェだけど1Fはベンダーなんだよね。
応「ホビーショップ・ピンクキャット」って名づけてる。
あそこにある商品の中にボクのつくったもの一個もないんだな。



emo8889 Xeno: 実は結構新しい手法な気がします。今後もこの路線で?


melses Ahn: にゃはは。うん。
あそこのMSとかあるじゃない。あれも元々はお店作ってる時に
たまたまお店の看板だけ先につくってて
「ホビーショップ」って看板が目に留まって興味本位で来たウラにゃーさんが
たまたま「アッガイ」の気ぐるみ着ててそこからお話して
「まだ土地持ってなくて売り場が少ない」って聞いたから「じゃ、ウチに置いてくださいw」とw


emo8889 Xeno: SLならではの運営ですね。


melses Ahn: にゃははw
ほとんどカフェに来たお客さんが「こんなもの作ってます」って
話題にした時にボクが「それ置かせてください」ってお願いしてるw


emo8889 Xeno: SLの世界においてAKIBAテイストの世界って今後もっと流行しそうですか?


melses Ahn: ボクはすると思うな。アキバって結構というかかなりの人が
すっごく高いクリエイターの人ばっかだと思うの。
それで面白いのがお隣同士でスクリプト交換しあったり
どこかで見つけてきた面白いモノの情報とよく交換するの。
それで凄い勢いでアキバ的にクオリティー高いものが次々でてくるw
話のジャンルも合うしアキバにいるってのがまた良いのかもね。


emo8889 Xeno: 実際リアルの秋葉原はよくいかれるんですか?


melses Ahn: 実は一度しか行ったことが無いw
ちなみにあの有名な電車男とかもまったく見てないw
トドメにメイド喫茶行ったことが 【無い】


emo8889 Xeno: !!!それでなぜアキバ空間をプロデュースしようと?


melses Ahn: プロデュースっていうよりかは雰囲気って大事だと思うの
せっかくSLで「AKIBA」って名前なんだから、いかにもアキバっぽいものが
合ったほうが色々と目立つし何より、「あぁ、アキバだ」って
思えるじゃない。


emo8889 Xeno: 演出ですね。


melses Ahn: そうそう、演出。それでネットで調べて
アキバのテーマって何かなーって調べてみたら
あの看板とおでん缶」だった。
実はアキバに数台あるあの【オデン缶自販機」っボクが作ったんだよね。




まぁ、テクスチャ張っただけでスクリプトは ぴかにゃーに貰ったりしたんだけどw


emo8889 Xeno: これから日本人が増えそうなSLですが今後お店の計画などありますか?


melses Ahn: 実はあるといえばあるにゃ。

ごっこ遊びの延長のロールプレイ用のグッズを売る専門店を計画中だにゃ。
結構外国とかってその手のアイテムが多いのよ。
こっちで受けるかどうかは別だけどねw
受けなかったらすぐ路線変更して土地有効に使うつもりw


emo8889 Xeno: 自信はありますか?


melses Ahn: んー… MMOとかだったら
結構ノリで受けるものってわかる気がするけど
こっちはゲームみたいでゲームじゃない世界だから正直わかんないな。
ネタとしては面白いと自身をもっていえます(≧∇≦)b


emo8889 Xeno: じゃあその意気込みでお店のPRをどうぞ!


melses Ahn: アキバで初の!いや、SL世界初のメイドカフェ!

「黒騎士の旋律」現在メイドさん大募集!(≧∇≦)b
今なら専用の制服ついてきます( ゜Д゜)b
にゃははw




お客様はウチの店は基本的にフリードリンク、フリーフードお金一切かかりません!(≧∇≦)b
なのに、エロかわいいメイドさんから色々なサービス受けられますにゃ(≧∇≦)b
ご主人様、お嬢様ロボ、Furry、宇宙人なんでもこいにゃ!(o^-')b


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ここがAKIBAを一望出来るMelsesさんのオフィスです。




この景色を見ながらハイテンションでAKIBA地区を盛り上げる方法を考えているようですw


まさにSecond Lifeならではの人との繋がりが成し遂げた大人気メイドカフェ「黒騎士の旋律」は
毎晩大盛況で盛り上がっています。
この空間にはSecond Life大人気の秘密がmelsesさんや訪れる人を通して伝わってくる気がします。
是非みなさんも遊びにきてください。

東京タワー、通天閣がSecond Lifeにあるのはご存知でしょうか?

他にも多彩な建築を手がけていらっしゃる方がいます。









本日はこれらを製作した日本を代表する天才builderのPikaruさんにお話を伺いました。


emo8889 Xeno: まずPikaruさんはSLで何を中心に活動されてるのですか?


Pikaru Matador: 商品製作を含めたモデリング全般です。
ただ建物は無償のものが多いですね。


emo8889 Xeno: 建物以外には何を作ってらっしゃいますか?


Pikaru Matador: 乗り物とか服も作りますしいろいろかなw




emo8889 Xeno: この通天閣もPIKARUさんが作られてらっしゃるんですよね?

作るまでの経緯と苦労などありましたか?


Pikaru Matador:二度東京タワー作ってるので苦労はなかったかもw
OSAKAのオーナーがそれを知ってて通天閣の話をいただきました。


emo8889 Xeno: 各オーナーさんの中でPIKARUさんの技術が有名だったわけですね。


Pikaru Matador: 有名と言うか SLでは古いですからねw


emo8889 Xeno: 製作の際にこだわりなどありますか?


Pikaru Matador: そのときの条件とかでいろいろ変わってきますね。
プリム数とか周りの建物の混み具合で重くならないようにしなかったりしますから
こだわりたくてもできなかったりします。


emo8889 Xeno: 仕組み上、ある程度描画に妥協が入ってしまう?


Pikaru Matador: ですね。色々要望出てますが私はプリムの大きさの10m制限を緩和してほしいですね
他にももっと変形がいろいろできると嬉しいです。


emo8889 Xeno: 作りたい目標はありますか?


Pikaru Matador: んん なんでしょw
今までもそうしてきましたが、その時の欲しい物作るので目標みたいなのはないです。


emo8889 Xeno: 職人さん的な発言ですね。


Pikaru Matador: ですね。自分でもそう思います。


emo8889 Xeno: これだけ素晴らしいものを作るコツみたいなものはありますか?


Pikaru Matador: 練習してプリムが手に馴染んでくると、あまり考えることなくサクサク作れますよ。
とりあえず何でも作ってみる事ですw


emo8889 Xeno: おおよそで結構ですが何個くらい練習で作りましたか?


Pikaru Matador: えええ 何個でしょうw
数え切れないです。商品化してない物がほとんどですし、フリーで配りまくってるのも色々あります。
Osakaでみんなが乗り回してる自転車も、私がフリーのをリメイクしたものです。


emo8889 Xeno: お話からとにかく作るのが好きなのが伝わってきます。


Pikaru Matador: はい(^^


emo8889 Xeno: そもそも何故Second Lifeで創作活動を?


Pikaru Matador: 以前は MMORPGをやっていましたが、やはり戦闘より生産が好きで
ゲームの中でアイテム並べて家具にしたりとかありますよね?
あれが好きだったんです。
で、やってたMMORPGが飽きてきた頃、2005年7月にSecond Lifeの事を
ゲーム仲間から聞いてハマってしまいました。


emo8889 Xeno: 当時はまだまだ発展途上のSLだったと思うのですが
現在人が増えて創作活動に変わりはありますか?


Pikaru Matador: 趣味の合う仲間はおかげさまで見つかりました。
以前は 少なくて 選べる状態でもなかったですね
それに物作ると作風とか合わない人とかもいますしこだわりがあるから意見などでも対立はありますよね。


emo8889 Xeno: どんな意見の対立があったんですか?


Pikaru Matador: JP Gridでは 一度東京タワー消してますw
当時は良くわかってない初心者同士でプリムの数とか土地の広さに関係してくるのも知らないでやってました。
更にクライアントのリンデンも常に受身の姿勢で、引っ張ってくれる人もいなかったので結果的には散々な物でした。


emo8889 Xeno: それで何故対立が?


Pikaru Matador:最初、私は作るの速いので一週間もしないうちに2000プリム積み上げまして、
それを見た周りが焦ったんでしょうね。「使いすぎだ」とか言われたんです。
でも私は企画書で22.000sq要求してたのでまだまだ使う予定でした。
結果リンデンから 好きなだけ使っていいと 話があってからは
もうみんなめちゃくちゃでテクスチャでもいいような所を、
わざわざプリムで作るような状態になり
最後には70プリムで大皿にふぐの切り身に見立てて河豚刺しとか並べたり。
もう 私も呆れたので東京タワー消して2ヶ月SL休みました.


実はSLって他のMMOゲームより人間関係難しいです。
物を作るのが基本なので共同で何かするには、かなりのチームワークと信頼が必要ですし。



emo8889 Xeno: 先ほどお話の中にあった企画書とは?


Pikaru Matador: JP Gridは当初からプレイヤー参加で作っていまして
同じころに始めた仲間の中でも私はすでに土地を持っていて神社を建てていました。
その神社がリンデンの目に留まりオファーが来たのが始まりです。
で、仲間を募って企画書を提出しなさいと言うことで
私はメールで東京タワーの企画書を出したのです。普通にテキストで書いてました。
簡単なものですよ。どんな建物で何をするのかそんな感じです。
二回目の募集ではみんな気合入ってて 添付でイラストも送ったりしてましたね。


emo8889 Xeno: 私はPikaruさん以上のbuilderを知らないのですが
自身でそういったプライドというのは持ってますか?


Pikaru Matador: 微妙ですね。立場より、自分のこだわりみたいなものにプライドありますね。
でも実際他にも日本人で上手い人いますよ。
私は作るのが上手いと言うより速いというのが自信ありますw
みなさん私の作るもの見て感動してくれるのはとても嬉しいですけど
要はこの1年半SLの中で色々見てきてるので、知っていると言うだけです。


emo8889 Xeno: 衝撃を受けた作品ってありますか?


Pikaru Matador: あまり ないかな(^^;;
というのも物作るようになると売っているものとか見ても
「自分ならどう作る?」って感じで見てしまってダメですねw


emo8889 Xeno: 今後SLに日本人が増えると思いますが職人を目指す方にアドバイスをお願いします。


Pikaru Matador: 日本人は増えると思いますよ。
でも残る人は限られるでしょうね。
とりあえずSecond Lifeの全てを見ることですね。結構 この世界では真似はタブーなんですよ。
なので 先に作った者勝ちなとこあります。
その上で 自分は何を作るのか 考えるといいと思います。




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とにかく創作する事が大好きなPikaruさん。

Second Life内にある色々なオブジェクトは彼らのような職人によって成り立っている。

そしてそれはSL文化自体を成立させているんだなぁっとこの取材を通して感じました。

ビジネスばかりが前面に出るSecond Lifeですが、別の世界、楽しみ方を見た気がします。


** ASUKA** Club & Shop
tokyo AGEHA Japanese Girls Collection
**SLID LINER VOL.1


これらの名前をきっとご存知だと思います。


これらはあるカリスマがプロデュースされているShopであったり雑誌であったり。
その他にも定期的にイベントを実施するなど、Second Lifeの楽しみ方を
日本人プレイヤーに教えてくれる、カリスマプレイヤーがLINZOO Ringoさん。




写真撮影も気軽に受けていただけました♪


そんなカリスマLINZOOさんが忙しい中インタビューに答えてくれました。
聞きたい事を全て聞くと時間がいくらあっても足りませんので主にLINZOOさんの
Second Lifeに対する考え方に迫ってみました。


emo8889 Xeno: まずこのSLに入ったキッカケを教えていただけませんか?


LINZOO Ringo: 友達に誘われました。しかし誘った友達はその日でやめて、
わたしだけが、残されました。それから、桃源郷へ連れて行ってもらって、
2,3日してからですね、クラブを作ろうと思ったのは。


emo8889 Xeno: 作るために苦労した事は何ですか?


LINZOO Ringo: SLJの人間関係とルールです。
クラブを作ることは、禁じられていましたからクラブを作ることに反対する方との人間関係です。
あとは、私よりも前から桃源郷に住んでいたかたとの温度差ですね。
しかし当時は、自分の土地をもっていれば大丈夫という感覚がありましたので。
そこで自分で、土地を桃源郷に借りることで納得していただきました。


emo8889 Xeno: クラブASUKAを開設してからは今まで順調に?


LINZOO Ringo: 順調、、、順調ですかねw
人気の理由は簡単です。誰も、イベントをしないからですww
土曜の夜にイベントが競合することなんて、めったにないですからね。
土曜の夜なのに!w





emo8889 Xeno: これからユーザーが増えれば変わってくるかもしれませんね。


LINZOO Ringo: 日本語版がでるので日本人ユーザー増え
どんどん、イベントが行われるようになると思います。


emo8889 Xeno: SLビジネスブームは日本にも波及しそうですか?


LINZOO Ringo: 不動産屋さんは、ブームになるでしょうね。
それ以外は、共通の目的をもった仲間が集まることができにくい世界ですから、難しいと思います。


emo8889 Xeno: つまりビジネスの組織化が難しいということですか?


LINZOO Ringo: そんな気がします。不動産以外で組織化できる業種はほとんどないんじゃないでしょうか。


emo8889 Xeno: Shop AGEHAについてですがLINZOOさん自らデザインされてるのでしょうか?


LINZOO Ringo: はい






emo8889 Xeno: 和服を中心にされている理由はありますか?


LINZOO Ringo: それは、外国人が90%だからですw

日本人を相手に商売は難しいですねwケチで物の価値のわからない人種ですからw←ジョーク


emo8889 Xeno: 商売されてる方は日本人は金銭を投入しないと良く言われますが同じ考えでしょうか?


LINZOO Ringo: ああ、そうですね。さっきのはジョークですけど。

でも、その傾向は強いです。安いものが、いいものだと勘違いしてますね。
日本の社会の問題でしょうたぶん。


emo8889 Xeno: 今後日本人が増えればAGEHAの方向転換の可能性は?


LINZOO Ringo: いえ、わたしの商品は高いのでw

特に、変える気は無いですがそれでも、最近妙に人気がでてきていて、
少し、お好みのものも作ることになるかもしれませんね。
なんせ、同じ日本人ですから、頼まれればイヤともいえないですし。
リクエストは、できるだけ答えるようにしてます。


emo8889 Xeno: ASUKAの今後の展望を教えていただけますでしょうか?


LINZOO Ringo: これからですかぁ、、、謎です!
うーん、まだ、発言できることは無いですね。
JPGが、開いて見ないと・・・。
幾つかの選択肢は、考えていますけど、どう転ぶかは、謎です。


emo8889 Xeno: ではSLのみなさんにメッセージをお願いします。


LINZOO Ringo: 仲間を大切にしましょう。これに、付きます
孤立しやすいGameなんです。SLは。
そして孤立の次には、辞めるっていうパターンが待ってますから。


emo8889 Xeno: 友達が出来にくいと?


LINZOO Ringo: いえいえ、けしてそんなことは、むしろ友達は作りやすいですよ。
ほかのネットゲーよりも仲良くなった友達を大切にするということは、
家で、何か作っていても中断して、一緒に行動するって意味です。例えばですよ。
個人の作業に埋没しやすいんですSLは。


emo8889 Xeno: 人最優先という事ですね


LINZOO Ringo: そうです。SLの日本人だけでなく。日本人全体にいえることですけどね。