ふんわり風船ハート みぶき えみ@月の記憶の声を聴く人

   

月の記憶の声を聴きながら綴る

みぶきえみの世界観🌙

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前のお話

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子供たちが保育園時代は

本当に慌ただしく過ごした。

 

けど、保育園って

ありがたいって思ったのは

小学校に入学してから。

 

小学校は、保育園のように

長時間預かってくれない。

 

ま、預かるという表現も違うけど笑い泣き

 

放課後は留守家庭に行くことになる。

 

児童は多いのに、留守家庭の定員は

すごく少なかった。

 

保育園に入るのと同じ様な激戦!

 

それでも、何とか入ることができ

入学から1ヶ月経った頃

家庭訪問があった。

 

その時に、担任の先生から言われたのは・・・

 

 

「お母さん、夜勤をやめたらどうですか?」

 

 

 

ただでさえ、疲労困憊の毎日に

この言葉を冷静に聞く余裕がなかった。

 

その時は、何とか持ちこたえたものの

先生が帰ると、涙があふれてきた。

 

当時の私は、借金を返しながら

実家にもお金を入れるという生活だった。

 

一般的に、看護師は

給料が高いって言われるけど

経済的にも精神的にもギリギリだった。

 

そんな中でのこの言葉。

 

もちろん、子供のことを思ったら

それがいいことは私だってわかってる。

 

けど、当時は、他の選択がなかった。

 

世の中に、誰一人味方なんていないって

感じざるを得なかった。

 

そして、私は孤独で

 

世の中は敵だらけっていう信念が

 

育っていったんだろうな。

 

 

 

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