ふんわり風船ハート みぶき えみ@月の記憶の声を聴く人

   

月の記憶の声を聴きながら綴る

みぶきえみの世界観🌙

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前のお話

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日々、大きくなる息子の姿に

喜びを感じることも多かった。

 

けど、生後半年を過ぎても

息子はあまり寝なかった。

 

抱っこして、夜道を歩いて

やっと寝たと思っても

ベッドに置くと泣き始める。

 

 

私は心身ともに、疲れ果てていた。

 

考えてみれば当たり前のこと。

 

出産という大仕事を終えた後

満足に、眠れない状態が続けば

元気であるはずがない。

 

 

けど、当時は

「母親だから当たり前」

という風潮が強かった。

 

 

いくら母親になったからといっても

育児のプロになったわけじゃない。

 

そして、睡眠不足が続けば

判断能力も鈍ってくる。

 

それを、子供が可愛いという

感情だけで乗り切るのは

難しいことだ。

 

出産前、赤ちゃんの生活につてい

本などで学んだし

もっとうまくできると思ってた。

 

それが、何もかもがうまくいかない。

 

実母は、手伝いに来てくれたけど

私をねぎらうというより

できてないところのダメ出しだった。

 

仲がいい友達の中で

一番早くママになったので

相談できる友達もいなかった。

 

今のように、SNSでの

つながりもなかった。

 

母親としての自信を無くしながら

それでも、何とか

日々を過ごすという感じだった。

 

この時に一番必要だったのは

育児書の情報なんかじゃなくて

 

手を抜いても大丈夫って

笑い飛ばしてくれる人だったんだろうな。

 

そう強く実感したのは

次男を出産した後だった。

 

 

 

 

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