都内で打ち合わせの今日

行きの電車でうまいこと座れた。
 
次の駅で
赤ちゃんをだっこした
若いお母さんが乗ってきて
キョロキョロ見回すも
席は空いていない。
 
彼女に手を振ると
それに気づいてくれたので
私が座っている席を指差し
ゼスチャーとで
ここにどうぞと伝えた。
 
私が席を立つと
 
「ありがとうございます」
 
そう言って彼女が座った。
 
 
 
アンナぽがまだ
赤ちゃんだった頃
連れて電車に乗るのが
本当に大変だった。
 
粉ミルクだったので
荷物はいつも多かった。
 
可愛い我が子が
つぶれないように
腕ぱんぱんになりながら
両手でディフェンス(笑)しつつ
肩に食い込む荷物の重さに耐える。
 
その頃のことを思い出した。
 
お母さん、頑張って!
って心の中で言った。
 
席をゆずれてよかったって
とても幸せな気持ちになった。
 
 
 
私は単に
私の満足のために
彼女に席をゆずった。
 
私がそうしたかったから。
 
もしかしたら
あのお母さんは
座らなくてもいいと
思っていたかもしれない。
 
喜んでくれたかもしれない。
 
真相はわからない。
 
ただ私の満足のために
そうさせてもらった。
 
 
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どんなこともそうだ。
 
自分がしたいからする。
 
してあげる、ではなく
させていただく。
 
させていただくことで
こういうことができたと満足できて
幸せな気持ちにしていただける。
 
ひとりよがりな
ことかもしれないのに
させていただけたのだ。
 
あの若いお母さんは
自分が私を
こんなにも幸せな気持ちに
したなんて知らないまま
どこかに行くのだろう。
 
 
 
人は、今、目の前にある
いろいろなことと一緒に
日々生きていることで
 
自分では気づかなくても
誰かに多くを与えている。
 
あの若いお母さんのように。
 
 
 
この気持ちは
私にとって
とても大切な気持ち。
 
ああ、そうだ
この気持ちを自分の着地点に
したいんだよな、って思う。
 
いつでも、どんな時でも
「させていただく」という気持ちを
忘れずにいたいし
忘れたら思い出したい。
 
 
 
日々の家事でも
 
人との関わりの中での
なんらかのことでも
 
仕事でも。
 
 
 
人に喜んでもらいたい
人の力になりたい
人の役に立ちたい
人のために何かしたい
 
もしそんな思いで
何かをするのであれば
 
それは結局
そうすることによって
自分が満足するから。
 
私の場合はね。
 
 
 
あなたのため
みんなのため
 
それはとどのつまり
自分のため。
 
だから
させていただく、であり
 
それをさせてくれて
ありがとう、であり
 
私にとって
したいからするとは
そういうこと。
 
 
 
あの若いお母さんは
私にそんな大切なことを
思い出させてくれた。
 
 
 
自分がなにか大それたことを
しているように錯覚する時
 
必ず思い出したい。
 
自分の行為に対しての
相手からの見返りを求めて
それがなくて面白くなく感じる時
 
必ず思い出したい。
 
自分の意志で
させていただいているのだと。
 
 
 
そう思えないようなことなら
しない方がいい。
 
 
 
 
 
 

 

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