往馬大社…2024・桜 | emitandyのお城、古墳・歴史大好きブログ

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往馬坐伊古麻都比古神社

いこまにいますいこまつひこじんじゃ



「往馬大社」

  いこまたいしゃ














創立年代は定かではなく、
生駒谷17郷の氏神としてこの地に鎮座し
奈良県内では大神神社や石上神宮と同様に
神奈備(生駒山)をご神体として
祀られた日本有数の古社とされています

神奈備は「神のいらしゃっる所・場所」で
古代信仰では神や山やもりに天降るとされた
と云われています

神社の境内を覆う鎮守の杜は
奈良県の天然記念物に指定されていて
太古から変わらぬ自然の森を守り
伝えて
神社では最も古い記述は
「総国風土記」の雄略天皇3年(458年)で
この年を御鎮座とすると、
平成21年(2009)に1550年を迎えたことに
なり、また、正倉院文書にも記載が見られ、
奈良時代からすでに朝廷との関わりが
あったということです。







☝️パンフレットからの生駒山ですが、

手前に木が生えて杜になっているところに

「往馬大社」があります。




令和6年 甲辰 絵馬






階段の途中に狛犬がいます。





登りきると本殿があります



平安時代の『延喜式』(927年)では、

往馬坐伊古麻都比古神社ニ坐が官幣大に列せられ、

その一座は祈雨の弊も賜っていました。

鎌倉時代には武家の守護神である八幡信仰が興隆し、

五座の八幡神を合わせ祀り現在の7座都なり

生馬八幡宮や生馬大明神と称していました。







現在の本殿のご祭神は


伊古麻都比古神
いこまつひこのかみ(産土大神)
伊古麻都比賣神
いこまつひめのかみ(産土大神)
気長足比賣尊
おきながたらしひめのみこと(神功皇后)
足仲津比古尊
たらしなかつひこのみこと(仲哀天皇)
誉田別尊
ほんだわけのみこと(応神天皇)
葛城高額姫命
かつらぎたかぬかひめのみこと(神功皇后の母君)
気長宿袮王命
おきながすくねおうのみこと(神功皇后の父君)





観音様。

北の末社には仁徳天皇社もありました。
第14代 仲哀天皇
第15代 応神天皇
第16代 仁徳天皇



そして南の末社へ行こう

本殿前を通りすぎると





祓戸社はらえどしゃ


ご祭神 瀬織津比賣神せおりつひめ


主人曰く「隠し神様(柱)」が…と

古事記にも日本書紀にもでてこない

神様ですね。












上溝桜うわみずさくら


4月13日に往馬神社に行きましたが、

ちょうど咲き始めたということで、

撮影できましたが、案内にもあるように

白い房状のもの(花)でした。

「サクラ」の仲間とはありますが、

サクラ?という感じの花です。



古くから「火の神」として崇敬厚い往馬大社は
平安時代の書物には天皇の大嘗祭に関わる
火きり木としてこの木を収めた歴史が記されている
などしていて、
「平成」「令和」
大嘗祭に関わる「斎田点定の儀」で
火を使うので 
その火をおこす木(火燧木)
として使うために献上されたそうです。





令和の大嘗祭では



栃木県上三川町で





西日本代表の斎田は京都綾部


これを決める時に使われたのですね。




南の末社











社務所名前に桜が






2024年の桜は見納めです。





この日は「道の駅 かつらぎ」→

「道の駅 平群」から生駒山を奈良から

大阪へ通る第二阪奈道路を

つかって帰りました。