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エミソナのブログ

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「本好きの下剋上」にハマっているのでそれ関連の事。

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などなど書いてます。

有名な私立の高校に入った私は入学式でフェルディナンドを見た。


生徒代表として挨拶してた。彼はエスカレータ―で下から上がってきたサラブレッド。


頭も大変良くて学校始まって以来の天才らしい。まぁフェルディナンドなら当然でしょう。


しかしなんで会っちゃうのかなぁと少しだけ神様を恨んだ。


幸せな彼を見れるのは嬉しいけど、愛しい人に声もかけられない、視界に入ることもできない事を思うと辛いですよね。


しかしこれは私が望んだことだし諦めるしかない。


遠くで彼を見つめられるだけで幸せなのだからたった3年間この時間を大切にしようと思った。


私のクラスは庶民クラス特待生や、普通の家庭の子供が集められているのだ。


この学校を運営しているのが大財閥のユルゲングループ。皇室をも牛耳ると言われている大企業。そこが社会貢献と優秀な人材発掘のために高等部のひとクラスを特待生と庶民に開いているのだ。


その他のクラスは超一流のセレブの子供たちが通っている。


フェルディナンドは私が子供の頃に手術を受けた大病院の御曹子で皇室の流れをくむ大名家冷泉家の次男坊。顔は超イケメンでスポーツ万能、ヴァイオリンとピアノは世界コンクール優勝数回、数学オリンピック金メダリスト。IQ200以上と言われている大天才。海外の大学からも沢山誘いがあるそうだ。


そんな彼がまだこの国にいてこの学校にいるのが不思議と言われている。


前世のフェルディナンドは女嫌いだったが今生はそうではないらしい。


幼馴染の大製薬会社の令嬢アドルフィーネとは婚約も噂されているという。


まぁ前世であれだけ研究狂いだったし、知の領地ドレヴァンヒェルの領主候補生だったアドルフィーネとなら話は合うはずで女嫌いでなければ上手くいくだろうなぁ。そんな事を思っていたら胸が傷んだ。


心臓悪いからだけじゃなく切なくて傷んだんだろうな。


庶民クラスにはルッツとトゥーリがいた。


ルッツはサッカーの特待生でトゥーリはアーチェリーの特待生だった。


文系特待生の私とは最初は距離があったがなんと施設の友達ギルとルッツが親友だったのだ。ルッツとトゥーリは幼馴染でそんな事から庶民クラスだし仲良くなれた。


私はヴィルマのところに居候しているから授業が終われば直ぐに帰宅してお手伝いしなければならないからクラスでは帰宅部の女と馬鹿にされていた。なんたってこのクラスは特待生ばかり。それもスポーツ系が多いから身体の弱い文系女子は基本嫌われる。


ひたすら地味に徹し過ごしていたが中間試験になり、成績は落とせない。スポーツ特待生は脳筋だからクラスに敵は居ないけど…成績落とすと施設の存続に響くから頑張らないといけない。


まぁトップはフェルディナンドだし次はアドルフィーネでしょ?


私は50番以内ならなんとかなるかなぁ?なんて思っていたら…


なんとフェルディナンドに次いで2番になってしまったのだ!


そしたら特進クラスのヒルシュールに呼び出されてしまった!


ヒルシュールは国語と古文漢文の先生で今はある古文書の解読をしていると言う。私は中間でなんとフェルディナンドを抜いて古文漢文で1位、満点だったらしい。フェルディナンドは1問間違いで2位。その他の科目は全問正解だったと。


この学校は先生一人一人に個室が研究室の名目で与えられている。その研究室を尋ねると…そこには超不機嫌なフェルディナンドがいた。


ヒルシュールは今出ているがすぐ戻るという。


出直そうとしたがフェルディナンドに呼び止められてしまった。


中間試験の話を振られたのだが何をどう答えたのかまるで覚えていない。


フェルディナンドは最初は不機嫌だったが段々と機嫌が良くなって来るのは分かったが私は何を話したのか覚えていない。


そのうちヒルシュールが戻り、ある古文書を出してきた。


その古文書は500年前くらいの物らしい。それを2人に研究してほしいというのだ。成績トップの2人にならきっと良い成果が得られるというのだ。


私は特待生だから先生の言うことに逆らえない。フェルディナンドに断って欲しかったが彼はなんと受けてしまった!


クラブも掛け持ちしているし大変なのではないかと問えばそんなものどうとでもなると言い切られてしまった!


私はフェルディナンドに近づいてはいけないのに…どうすればよいのだろう。


結局2人で研究する羽目になってしまった。


それから週に2度放課後にヒルシュールの研究室で行うことになってしまった。


その日の帰りにフェルディナンドから携帯の連絡先を渡されるが私はスマホを持っていない。


それを言うと大変驚かれたが施設育ちの私がそんな高価なもの持っているわけがないのに意地悪だなと思ってしまった…


仕方がなく連絡はフェルディナンドからはヒルシュールの研究室にメモを置くということになった。


まぁ研究はするけどそんなに頻繁に連絡なんて取り合うことはないからと高をくくっていたのだが…


と、ここまで。

まだ前回の終わってないのだけど…ちょっと考えついてしまったのを書きたくなって。


今回は転と言うか現パロ?

場所はユルゲンシュミットから日本によく似た所。


マインとフェルディナンドは同級生。


マインには本須麗乃だった記憶とユルゲンシュミットでローゼマインだった記憶がある。


ローゼマインとしてフェルディナンドとアレキサンドリアで幸せに暮らした記憶がある。


フェルディナンドにはアレキサンドリアの記憶はない。


アレキサンドリアで幸せに暮らして最後まで2人で過ごしたけれどローゼマインはフェルディナンドを子供の頃から幸せに暮らさせたかったという願いから神に願った。


自分はどんなに不幸な子供時代を送ったとしてもフェルディナンドが親に愛されて幸せな人生を生まれたときから死ぬまで過ごしてほしい。


ローゼマインは時を遡ってフェルディナンドをエーレンフェストに預けてしまったことをずっと後悔していた。ヴェローニカに虐待された子供時代を過ごさせてしまったことを悔やんでいた。


フェルディナンドが幸せな子供時代を送れて生きてくれたら自分はどんなに辛くてもいいと願った。


結果、アレキサンドリアで高みに上ったローゼマインは5歳で目覚める。


そこは本須麗乃が生まれ育った日本によく場所。でも髪はユルゲンシュミットのようにとってもカラフルで色んな色に溢れてる。瞳の色もユルゲンシュミットと同じ。


名前は本須マイン。


目覚めた時病院のベッドの上。彼女は生まれつき心臓が悪かった。


そして父親が3歳で交通事故で亡くなった。母1人子1人の母子家庭。心臓の治療のために保険金も底をつきギリギリの生活をしている。


一方フェルディナンドは裕福な家で育つ。


名前は冷泉フェルディナンド。ドイツ人とのハーフ。


家は大きな病院を経営していて父親は心臓外科の権威。父親の兄は有名大学病院の院長。


母親はドイツ人で小児科の権威。


兄は5歳上の冷泉カールハイント


親に愛されて育つ。水色の髪に金色の瞳。


シャイだが明るく育つ兄弟仲もよく頭が良くて天才と呼ばれてる。


冷泉家は皇室の末裔で由緒正しい名家。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


5歳で目覚めたマインはまた転生した。


さっきまでフェルディナンドと手を繋ぎ階を2人で昇っていたはずなのだが…


「小さな手…」またここからかぁと思っていた。


神様は私の本当の願いを聞いてくれたのかな?


そんな風に思っていると部屋の中にとっても綺麗な女の人が入ってきた。


「目が覚めた?マイン…」白衣を着た綺麗な女の人が話しかけてきた。


薄い水色の金色の瞳のあの人にとても似ているきれいな人…


そんな風に思っていると今度は男の人が入ってきた。


この人も白衣を着ている。濃い青紫の髪をしているイケメン。やっぱりどこかあの人に似ている。


2人は手術の話をしているようだけど…専門用語はよくわからない。でもどうやら私は心臓の手術を受けたようだ。


私の母が説明を受けている。母は涙を流してお辞儀を繰り返しているということは成功したらしい。


アレキサンドリアの最後の日に私は願った。フェルディナンドに幸せな子供時代を上げてほしいと。自分が代わりにつらい目にあうからと。


そうか…神様は願いを叶えてくれたのかな?今度は心臓が悪いのか…どうやら今回も身体は弱いらしい。まぁそれは織り込み済みだからいいのだけど。


目覚めてから色々と分かったのは父親は既に亡くなっていて交通事故だったらしい。その時の賠償金や、保険金は私の度重なる手術で底をついたらしい。


母は私に付き添う事も出来ずに朝から晩まで働き詰めのようだった。


私は病室で一人ぼっちだったが死んでも治らなかった書痴だから本さえあれば一人でも平気。


そんな時病院のホールで音楽会があるという。


看護師さんが車椅子に乗せてくれて連れて行ってくれた。


そこにはピアノを引くどう見てもジルヴェスター養父様と私よりも少しだけ大きいくらいのヴァイオリンを弾くフェルディナンドがいた。


2人を優しい眼差しでみている私を手術してくれたイケメン先生と美人な女医さん。


一曲弾き終わったフェルディナンドは彼らを見て満面の笑み。アレキサンドリアで私達の子供に向けた素の笑みで…


あぁフェルディナンドは幸せな子供時代を過ごせているのですね。良かったぁ…


幸せなフェルディナンドの姿が見れて良かった。


私は幸いそれからすぐに退院できた。


今生はフェルディナンドとは関わりなく生きていくのだろうと寂しさはあるけれどフェルディナンドの不幸は私が背負わなければならない。そう思って生きていくことをこの時に誓ったのだ。


そして…1年後母が再婚した。


1人で子供を育てるのに疲れちゃったんだね。


相手はそこそこのお金持ちだった。


そこに同い年であのディートリンデがいるのにはビックリだった。


再婚相手の前妻の子供が5歳上のアルステーデと同い年のディートリンデ、3歳上のヴォラフォム。


まぁこの面子ならイジメられるよね。


私は心臓が弱いから激しい動きが取れない。鈍臭いのだ。だから余計にイジメられた。


母はごめんねと言いつつも庇ってはくれなかった。そのうちお金持ちに染まって行ってしまった。


私は小学校に上がる頃に施設へと預けられた。


しかし、あんなディートリンデなんかがいる家よりも施設のほうがよほどマシだった。


そこにはヴィルマとフランがいた。職員である2人に沢山助けてもらった。


仲間にはギルとデリアがいて口は悪いが心臓の悪い私をいつも守ってくれた。


貧しい孤児のようになってしまっが親の愛情をもらっていない同士がいる所での生活はそれ程苦しいものでもなかった。


前世であれだけ愛情深い人達の娘に妹で居られたそれだけの思い出があれば生きていけた。だって私の不幸があの人の幸せに繋がるから。


そんな風に生きていた。


小学校、中学校と成績がよく、中学3年生で作文コンクールで最優秀を取ったのがきっかけで有名高校への特待生として入学が決まった。


私は辞退したかったのだが施設を後援している会社が高校に行かなければ後援を打ち切ると脅してきたのだ。


だから渋々と行くことになった。


施設から通うことはできなくてヴィルマの家からの通いになった。それは少しだけ嬉しかったかな。


ヴィルマとフランは私が中学校に入る頃結婚していたから。ヴィルマが子供を産んだばかりで手伝いを兼ねて下宿させてくれることになったのだ。


今生はひとりっ子だったし新しく出来た兄姉は意地悪だったから赤ちゃんが可愛くてたまらない。


赤ちゃんはカミルだった。


そして今日は入学式。


私は目立たないように分厚い眼鏡をかけて、髪は無造作に括って、野暮ったい格好で学校に行った。


高校は幼稚園から大学まである超セレブな学校だ。麗乃の頃に読んだ「花よりΟ子」の世界だった。


私が入るのは勿論庶民クラス。


3年間目立たず暮らすことだけを考えた。


そして入学式。舞台に生徒代表でいたのはフェルディナンドだった…


と、ここまで。







さて…


ローゼマインの5年生は過去の織地では鬼門だった。


前回はフェルディナンドの命の糸が切られ修復に向かった数カ所の切れ目を直していざ帰る時になってフェルディナンドを虐め抜くヴェローニカがどうしても許せなく思わず威圧してしまったことで織り地が崩壊したのだ。


ローゼマインは前回の記憶しか持たないがユルゲンシュミットは何度も織り直しをしている。フェルディナンドは全ての記憶を神により授かっているがどれも本当にローゼマインとフェルディナンドには過酷なものだった。


そして今回は最後。エグランティーヌがメスティオノーラの書を取得してツェントに立つとローゼマインは元の世界へ戻る。


エグランティーヌがレスティラウトと星を結んだ。後は子を設け子育てが一段落すれば役目は終る。確定している未来がある。


神々も今回はフェルディナンドの糸が切られること無くローゼマインが穏やかな5年生を終えることを望んでいるために時を遡るような事は起こらないと確約している。


そのために領地運営も一息つける程になったのでローゼマインは冬に貴族院へと向かった。


フェルディナンドはローゼマインを貴族院へやるのは躊躇いがあったがもう後数年で帰るのだから思い出作りのためにと送り出した。


レティーツイアも1年生として初めての貴族院ということもありローゼマインが一緒に行くことは彼女にとってはとても心強かった。


親睦会には星を結んだばかりのエグランティーヌとレスティラウトが仲良く王族席に座り生徒の挨拶を受けていた。


ローゼマインがレティーツイアと共に挨拶に伺うとエグランティーヌは優しい笑みで迎えてくれてローゼマインには後数年ですと小声で声をかけていた。ローゼマインは2人にレティーツイアをよろしくと頭を下げた。


かつてはローゼマインに恋心を抱き絡んできたレスティラウト。過去の織地では何度と無く嫁取りディッターを仕掛け命を奪うことも数回。ディッターに勝利してローゼマインをダンケルフェルガーに奪うこともあった。虚弱なローゼマインが暑いダンケルフェルガーで暮らせるはずもなく移動してもすぐに高みに上がった事もある。魔力量が釣り合わず痛がるローゼマインに無理やり閨を強制しそれで高みに上がった事もある。そんな記憶はローゼマインに辛すぎるために神は封印した。


しかしこれだけ絡んできたレスティラウト。美しく育った彼女を前に心動かす事が無いとは言い切れない。レスティラウトに記憶がなくともエグランティーヌはある。アナスタージウスだけでなくレスティラウトの過去の織地での様子も知らされている。


エグランティーヌはレスティラウトをローゼマインにあわせるのは正直に言えば怖かった。


しかし子供を得るためにはレスティラウトが必要だったのだ。まぁオルトヴィーンでも良かったが彼にすると又数年伸びてしまう。レスティラウトはどの織地でも最初はエグランティーヌに恋していた。どの織地でも年下ということもあり眼中に無く冷たくあしらっていた。それを変えればレスティラウトは自分に夢中になると踏んでいた。


ローゼマインが1年生を大人しく過ごしたためにレスティラウトとの接点がなくレスティラウトはずっとエグランティーヌに夢中のままだったのが幸いした。


星を結んでから熱い夜を連日過ごし懐妊するのも時間の問題だと言うところまで来ていた。


しかしローゼマインがこれほど美しく成長してフェルディナンドに愛されることで美しさに磨きがかかっている姿を見てレスティラウトの心が揺れないことをエグランティーヌは祈らずにはいられなかった。


そんな祈りを聞き届けた女神ブルーアンファはレスティラウトにエグランティーヌに対してだけ自分の舞が見られるようにしていた。


そのためにレスティラウトのローゼマインへの思いは封印することが出来た。


そしてローゼマインの5年生が始まったのだが…


と、ここまで。

さて…


フェルディナンドとローゼマインがアーレンスバッハに移って丸2年が経っていた。


この2年2人で改革に次ぐ改革で根本的にアーレンスバッハを変えていった。


礎の魔力も国の礎と2つに注がねばならずキツくはあったが、レティーツイアの頑張りもありどうにかこなしていた。アーレンスバッハの地も満たされていき砂漠化していた所も癒やされた海の水で復活を遂げ緑に覆われた。


収穫量もバク上がりになり復活した海の収穫も大漁に次ぐ大漁だった。魔獣が強くなってしまったのは魔力で潤うことの副作用であったが討伐もなかなか上手く回っていた。


ローゼマインは貴族院を3年4年を季節外で最速2巡りで合格してフェルディナンドと共にアーレンスバッハを立て直すことに尽力した。


そんなアーレンスバッハ2年目にマグダレーナとヒルデブランドがレティーツイアとの顔合わせでやって来た。


マグダレーナは立て直し2年目だと言うのに大地が潤っているのを見るとなぜがフェルディナンドに擦り寄り称賛してきた。


フェルディナンドはただ気持ちが悪くひたすらに貴族の仮面を被りキラキラしい貴族の微笑みで牽制していたがマグダレーナは一向に気が付かなかった。


学生時代自分を嫌ってトラオクヴァールにメッサー求婚していたのに何故?今自分にすり寄るのか?フェルディナンドには分からなかった。


一方ヒルデブランドは婚約者のレティーツイアと親交を持つためにやってきたというのにレティーツイアには挨拶以外話しかけもせずずっとローゼマインの後を追い回していた。


フェルディナンドはローゼマインに自分の側を離れないように言うと自分もけしてローゼマインの側を離れない。


しかし、マグダレーナは隙あればフェルディナンドからローゼマインを引き離そうとしてそして自分が代わりにローゼマインの立ち位置に立とうとする。


そしてとうとう次の日に中央に帰る夜にマグダレーナはフェルディナンドの私室に突撃してきた。


側近も連れずに薄い夜着の上にガウンを羽織っただけで突撃してきたのだ。


幸い私室にはフェルディナンドは居なかったが。


フェルディナンドとローゼマインはトラオクヴァールに夫婦として認定されているので寝室に2人でいた。


流石に秋の訪れの前に冬には至っていないが共寝はしていた。そのために突撃してきたマグダレーナとは遭遇することはなかったがこの事はトラオクヴァールに報告した。


マグダレーナは学生時代にフェルディナンドに振り向いてほしくて政略結婚ではなく愛して結婚したかったためにトラオクヴァールにメッサー求婚したのだ。貴族院で最優秀を3コースそれも6年間続けるなど大天才のフェルディナンドを幸せにできるのも自分を幸せにするのも彼だと思っていたが彼は婚約話しが出ても一度もエスコートもしてくれず手も握ってもらえなかった。それが屈辱的で許せなかった。どうしても見返したかった。だから好きでもないトラオクヴァールにメッサー求婚したのだ。


しかしフェルディナンドがいつまでも独身でいるのは本当は自分を待っているのではないか?と思った。どうしても彼が欲しかった。だけど彼はローゼマインを取ってしまった。あんな小娘を。またしても許せなかった。


息子のヒルデブランドがレティーツイアではなくローゼマインを婚約者にしたいと言ってきたのは苛立ちに思案していた時だった。


とにかくローゼマインに会いに行きたいと言う。ローゼマインが2年生のときに初めて親睦会で会ってからずっと好きだったけど3年生4年生は季節外で会えず辛かったと。


マグダレーナはアーレンスバッハに行ってフェルディナンドを誘惑することにしたのだ。貴族院のときはプライドが高すぎてツンケンしてしまったからフェルディナンドに隙を見せなかったから言い寄ってこれなかったのだと思っていたのだ。


ローゼマインのような小娘に自分の魅力が負けるわけ無いと思う。ローゼマインはヒルデブランドに差し出してしまいフェルディナンドには自分がと意気込んでいたのだ。


しかしフェルディナンドの私室に突撃しても空振りに終わってしまった。


ヒルデブランドの方もローゼマインにことごとく躱せられ二人きりになることすら出来ずましてや、髪や、手にふれることも出来なかった。まぁ側近がいるのでお子ちゃまなヒルデブランドがローゼマインに近づくなんてことは不可能であった。


ローゼマインはずっと機嫌が悪かった。マグダレーナのフェルディナンドを見る目が嫌だった。媚びるような仕草が嫌だった。


夜、フェルディナンドとふたりきりになるとつい彼に愚痴を言ってしまう。その度にフェルディナンドはそっとローゼマインを抱きしめた。そしてずっと耳元で愛を囁いた。


やっとマグダレーナ親子が中央に帰った後、マグダレーナの取った行動を全てトラオクヴァールに報告した。録音の魔術具に録画の魔術具に証拠を残してあるので不義密通をフェルディナンドは疑われることがなくマグダレーナは離宮に蟄居になった。


マグダレーナ似問い詰めた所トラオクヴァールがここ数年通ってきてくれないからと言われたツェントはマグダレーナにすまないことをしたと思い蟄居にとどめたのだ。


そんな事があった2年間だったがその間にレスティラウトとエグランティーヌの星結びの儀式が行われた。


エグランティーヌは祠廻りを完了していて。子供を出産して授乳が終わったらメスティオノーラの書を取りに行くことになった。後数年。


ローゼマインは5年生になった。この年は冬に貴族院へと向かった。


と、ここまで。







さて…


フェルディナンドがアーレンスバッハに移動する前にヴィルフリートが戻ってきた。


トルークを改良した麻薬に溺れきり口から涎を垂れ流しまともに会話もできない状態。


医師としても優秀なフェルディナンドが顔を背けるくらい酷い状態だったが、ローゼマインが取り敢えずヴァシェンをかけ続けてみようと。


1日に数回かけ続けた結果一巡り後にはどうにか薬が抜けた。


後は栄養を取り静養すれば良くなるだろうと思われたが魔改造されたトルークは脳の機能を低下させ癒やしをかけようが元には戻らず知能が幼児のままということになってしまった。


仕方がなくジルヴェスターのいる離宮に一緒に入れることに。


ジルヴェスターはフロレンツィアが亡くなってから憔悴しきっていたがヴィルフリートを見て自分を取り戻した。


このあとの人生ヴィルフリートの面倒を見て過ごすと言う。


ジルヴェスターとヴィルフリートの様子を確認してフェルディナンドとローゼマインは側近をと連れてアーレンスバッハに移動した。


アーレンスバッハにやって来た2人はすぐに礎を染め替えた。


前回はローゼマインに女神が降臨したことによってその女神の御力を捨てるために古の魔術を施しアーレンスバッハの地を魔力で満たしたが今回はどうすべきか?


今回はあれ程の魔力はない。


地道に小聖杯などで地を潤す他ない。


ローゼマインはアーレンスバッハは海を最初に癒やすべきだと主張。


フェルディナンドも同意して2人でフリュートリーネの杖をシュタープで出して癒やしをかけた。


海はみるみるうちに濁った灰色から澄んだ碧色に代わった。


この澄んだ綺麗な海を水を大地に撒けば荒廃した土地が蘇ると言う。


アーレンスバッハの貴族は半信半疑だったがやっとまともなアウブが来てくれたので素直に命令に応じた。


すると、草など1つも生えていない砂漠化していた大地がみるみるうちに草木が茂り魔力に満ちていた。


ユルゲンシュミットの神達の贈り物と言われた。


実際ゲドゥルリーヒが少しだけローゼマイン達に力を貸していたのだ。


アーレンスバッハの白の塔にはぜんアウブとディートリンデがいる。


ディートリンデもヴィルフリートと同じ様な状態だったがヴァッシェンを繰り返してもヴィルフリート並には回復しなかった。


知能ももちろん幼児なのだがほぼ赤ちゃんに近かった。


そして悪いことに彼女は妊娠していた。ヴィルフリートの子か?それとも別の人との子か?


誰の子かも分からず勿論そのために子に魔力を注ぐ事もできずに生まれた子は男の子だったが魔力も乏しく魔改造されたトルークの副作用か目が開くことがなかった。髪は金髪だったがそれはディートリンデに似たのか?それともヴィルフリートの子であったのか?面差しは彼女の祖母ヴェローニカによく似ていた。


ディートリンデは出産後、白の塔ヘ父親と共に入っている。


そして生まれた子は神殿に入れられた。


トルークを魔改造した文官はアーレンスバッハの貴族にこれを高額で売りひと財産稼いでいたがユスクトスとハルトムートによって捕らえられ処刑となった。


神殿はフェルディナンドとローゼマインが浄めエーレンフェストから連れてきたフラン、ヴィルマ、ギル、ザーム、ニコラ、モニカが仕切るようになり孤児院もレティーツイアが孤児院長になりディートリンデの子も無事に育っていった。


フェルディナンドとローゼマインはアーレンスバッハ共に国の礎2つに魔力を注いで大変ではあったが側近の協力もありどうにかこなしていた。


ローゼマインも冬には貴族院で勉学に励んだ。前回の貴族院は通えなかった年もあったが順調に5年生まで過ごした。


その間にマグダレーナの息子であるヒルデブランドにストーカーされてしまい逃げまどっていた。


ヒルデブランドはレティーツイアと婚約者しているにもかかわらずローゼマインに言い寄った。


と、ここまで。