今度は女神様22 | エミソナのブログ

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貴族院に戻ったフェルディナンドとローゼマインは他領との社交に出る事になるのだが…先ずはユストクスからの報告を受けることに。


「フェルディナンド様スチュワートと協力して情報収集をしてまいりました。」

「それでは聞こうか。」


「はい。先ずは第四第五の王子から…確かに第五の筆頭護衛騎士のラオブルートが暗躍してました。トルークも炊かれています。第五が第四を唆したようです。」


「ほぅ…既にトルークが使われていたか。」

「ラオブルートは取り敢えず第三王子を引きずり下ろすことにしたようです。まだ書を取り込んでないと予想しているようです。そして第四の後ろ盾のベルケシットックが前回の第一王子の乱でアウブと次期が交代しただけで終わったために恨みが凄まじいのでここを突くことにしたようです。」


「第一と第四の母は一緒だったからな。それでもあの乱でだいぶ勢力は削がれているはずだが?」


「はい。勢力はだいぶ削がれてはいるのですが、流石に知の領地ですし図書館の上級司書は全てベルケシットックです。書への道筋もある程度掴んでいるようです。ベルケシットックが中心になって仲間にそれなりの領地を引き込んでいるようです。」


「で、クラッセンブルグの方は?」


「そちらはスチュワートが調べたのですが…クラッセンブルグはベルケシットックを目の敵にしています。それに第一王子の乱ですが第一王子を煽り立てて第二王子を殺害した黒幕はクラッセンブルグのようです。」


「第一王子を使い次期ツェントに指名されていた第二王子を殺せば必然的に同じ母を持ち全属性の第三が次期に繰り上がる。第三の妃はクラッセンブルグ出身ですので自分たちが後ろ盾となり第三を操ることができると。そして目の上のたん瘤であるベルケシットックの力を一気に削ぐことができると踏んでいたようです。」


「そうか…まぁ他の織地と大体一緒だな。しかし今回はアーレンスバッハの動きが違うようだが?」


「はい。どの織地でもアーレンスバッハは勝ち組になるように動いています。が、今回はフレーベルタークと足並みを揃えてベルケシットックよりになってます。」


「フェルディナンド様、アダルジーザ離宮はどうなってますか?」


「あそこは…私が出てすぐに蕾や、庭師全てを秘密裏に移動させ先代ツェントが保護した。母上の代わりに花にされるはずだったジェルヴァージオの妹も保護してある。勿論花になる前に。」


「それをラオブルートは知っているのですか?」


「いや、知らないはずだ。先代ツェントが粛清したとでも思っているのだろう。それに…第二と第三王子の母は母上とは別の家系の花だ。」


「もしかして、そのあたりが関係してるのではないですか?」


「ラオブルートは他の織地で随分とフェルディナンド様を恨んでいましたがその恨みが今回は第三王子に行ったということですか?」


「まぁそういう事になるのだろうな。勿論私の事も恨んでいることだろうが。」


「それで…ランッエナーベを使ってアーレンスバッハを動かしたか…」


「それもありますが、ベルケシットック出身の夫人も暗躍して自陣営に引き入れたようです。あそこは第一夫人に男の子がなく第二夫人に男の子が数人おりますから…次期アウブは第二夫人の子からということなのでしょう。」


「アダルジーザ離宮が閉鎖されてから国境門も定期的に閉められていましたから…相当な不満も溜まっているようです。先代ツェントが亡くなってからは開けっ放しになっていてランッエナーベからの使者も頻繁に訪れているようです。」


「では…ダンケルフェルガーを使うしかないか?」


「そうですね…」


「で、マグダレーナはメッサー求婚をするのはいつですか?」

「私が5年生の終わり…まさしくそろそろだな。」


「ここは阻止しますか?」


「そうだな。阻止しよう。」

「でもフェルディナンド様、姫様いつ行われるかわかりませんが…」


「大丈夫です!フェアドレンナ様にお願いしてメッサー求婚する時に雷を落としてもらいます!」


「えぇ?そんな事したら死んでしまうのでは?」


「大丈夫です!メッサーに落としてもらってシュタープを飛ばしてもらいます!」


「ここは神頼みだな。そしてフェアドレンナの雷が鳴ったら第三にダンケルフェルガーと私達を呼んでもらおう。」


「畏まりました。スチュワートにそう連絡しておきます。」


と、ここまで。