現パロです19 | エミソナのブログ

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「本好きの下剋上」にハマっているのでそれ関連の事。

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政治の理不尽さとか

などなど書いてます。

マインは洋館で神谷や、父親達と箱根神社の周辺の黒い霧を払うことを検討していた。


先ずはカルステッド父様に遠見で神社周辺を見てもらう。


「相変わらず黒い霧が渦巻いているが…1箇所とても薄くなっている場所がある。」


「お父様その場所のイメージをテレパシーに乗せて私に送って下さい。」


「やってみる…どうだ?送ったぞ?」


「ええ!来ました!それを今度は神谷さんに送って!神谷さんは龍神様を下ろして!」


「よし!」


「ローゼマイン。このイメージをフランのパソコンに送ればいいのだろう?」

「さすが!龍神様!そうです!フラン送られてきたイメージ写真をプリントアウトして!」


「はい!」


「皆見て!ここにテレパシーでこの黒い霧が消えるようにイメージして送ってみる!龍神様もお願いします!」


ここにいるマイン、神谷、ラザファム、アンゲリカ、リーゼレータ、グレーティア、マティアス、ラウレンツ、カルステッドでテレパシーに乗せて祓いの念を送る。


すると…遠見で見ていたカルステッドが黒の霧が晴れた!と。


すると龍神様が…


「箱根神社は我の領域。二度と黒の霧を張らせることはせぬ!」と、何やら結界を張ったようだ。


「結界を張った。これで箱根神社周辺は浄化され穢が入れぬようになった。」


「やった!成功ですね。これですね!」


マイン達の試みは成功した。


そこへヴェローニカの行方を探していたユストクス達が帰ってきた。


「フェルディナンド様はグンドルフのところにエルヴィーラ様といったのですね?」


「ええ。魔法陣はフェルディナンドに任せるしかありませんものね。エックハルトはフェアベルッケンを使い護衛してますよ。お母様は堂々と付き添いで行ってますけど。まぁグンドルフには害されることはないでしょ?」


「そうですね。グンドルフは大丈夫ですが…実は今回の事でフェルディナンド様のお祖父様が動かれまして…その事でジルヴェスター様が旦那様のお子様ではないことが判明しました。その為フェルディナンド様の警護のレベルを上げなくてはなりません。」


「えーどういうことですか?ジルヴェスター様はフェルディナンドのお兄様ではないということですか?」


「そうです。ヴェローニカが旦那様の子と偽っていたのです。まぁだからユルゲンシュミットのジルヴェスター様ではなかったということになります。」


「えーそんな…」


「今のところこのことを知っているのはお祖父様と、旦那様、それに私の父とここにいる者だけということになります。」


「フェルディナンドは?」


「まだご存知ありませんが薄々はわかっていたと思います。ユルゲンシュミットでのジルヴェスター様とは違うことで気がついていたかと。」


「そうなのですね…フェルディナンドはショックを受けますか?」


「いえ、かえってスッキリすると思います。ユルゲンシュミットでのジルヴェスター様のように情はなかったと存じます。」


「それで…フェルディナンドに危険が増すというのは?」


「はい。フェルディナンド様のお家は代々続く大地主で手広く商売もしています。お祖父様から旦那様に代替わりはしていますが資産的にもお祖父様もまだかなりお持ちです。旦那様が体調を崩してからはヴェローニカが商売の方を牛耳っていましてそれをジルヴェスター様が手伝う形でした。ジルヴェスター様が長男ということもあり後継ぎとして周囲に認知されていました。」


「でも…フェルディナンドが生まれたから…」


「そうです。フェルディナンド様はあの通り見目麗しいだけでなく大天才です。ヴェローニカの手前お祖父様はあまりフェルディナンド様に接してはおいでになりませんでしたがヴェローニカからの虐待も把握しており使用人に命じて助けておいででした。そしてアプリや、ゲームの開発などで財をなしていることも知っており我々が資産を増やすようにお祖父様に命じられていたのです。」


「えーそうなのですか?」


「はい。お祖父様はフェルディナンド様が次男で妾腹ということを憂慮されいずれ家を出ていくのなら何不自由なく過ごせるようにと。それにお祖母様の遺産は全てフェルディナンド様に行くようにしておいたのも実はお祖父様です。その時はジルヴェスター様が孫だと信じており…ジルヴェスター様がお孫様ではないとするとフェルディナンド様が跡継ぎだと…」


「じゃあこれからお兄様に命を狙われるということですか?」


「はい。そういうことです。」


「お兄様の本当のお父様って?」


「それなのですが…実はアウブクラッセンブルグではないかと?」


「えーあのユルゲンシュミットで大粛清をした?」


「はい。そのようなのです。」


と、ここまで