アクロバットの意義 | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

世界とは、貴方について書かれた書物である。

 コメディと対極にある大道芸がアクロバットだ。




 それはたんに超人的という意味だけでなく、死と隣り合わせである、ということが意味深い。




 失敗は大怪我に繋がる。またちょっとした間違いで死ぬこともある。




 アクロバットをする人は、だから、練習することを怠らない。




 失敗はしない、という自信を練習で身に付けているのだ。




 そして、わたしたちは、その超人技に感動する。




 その感動とは、わたしたちにはできない、ということ。




 もし、同じようなことをしたら、大怪我はもちろん、まかり間違えば死に至るということを感じるからだ。




 わたしたちの常識を超えたものとして、わたしたちは、彼らを見る。




 それは、わたしを超えて、代わりにわたしを生きるものである。



 

 ふつうのわたしなら出来ないことを、代わりにやって見せてくれるのである。




 わたしは、かれらと一つになることで、自分も超人的な体験をさせられているのだ。




 また、それは、超えられない自分からの解放、すなわち、浄化ということだ。




 超人技に、あなたは自分の心が浄化されるのを感じるだろう。




 高くに吊り上げられた輪で舞う空中アクロバットや、火のついたバーで行うジャグリング。




 それは、また、わたし自身、彼らと同じように、わたしを超えてわたしを生きるものにもなることを暗に表しているようでもある。




 大道芸は、わたしたちを非日常にいざない、また日常を変容させ、わたしたちがより自分を超えて自分を生きる、ざまざまなたくらみに満ちているのだ。




 それだから、わたしは、彼らの命がけの技に魅了され続けるのだろう。 


 


※最近、新しい仕事を始め、それに慣れるのにしばらく時間がかかります。このブログを毎日更新するのは少しの間、難しくなるかもしれません。ただ、また新たな視点のものを書こうと思っているので、ぜひ楽しみに待っていてください。