互いに対等なものどうしを生き合う 第8回 エリウゲナその八~支え合うもの | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

世界とは、貴方について書かれた書物である。

 貴方は大丈夫である。


 貴方がくじけそうになっても、あとちょっとでくじけるところで、貴方をフォローしてくれる人がいる。


 貴方が落ちそうになっても、貴方をつなぎとめてくれている人がいる。


 それでも貴方が万一、下に落ちても、貴方を引き上げてくれる人がいる。

 

 貴方は、貴方をいつも支えてくれる存在に気づく。


 貴方の片腕が落ちても、誰かが貴方の片腕になってくれる。


 貴方の足がなくても、貴方の足代わりになってくれる人がいる。


 貴方の目が見えなくなっても、貴方の目の代わりになってくれる人がいる。



 貴方はそんなの理想だとか言うかもしれない。


 なにをそんなに甘いことを言っているのか、人はみな親切であるとは限らない、と。


 しかし、これは理想でも甘いことでもない。


 現実そのものであり、また真理である。


 貴方は、貴方を超えて貴方を生きる、貴方の自分であるものから生きられるあまりに、貴方の隣人から、自分が支えられていることに気が付かないでいるだけなのである。


 また、真実から背を向けることで、自分流の現実を説いているのに過ぎないのである。


(世の醒めた現実主義者よ、いらだて。いらだて。現実主義こそ真の生き方であり、夢や理想を言うことを冷やかに見つめる貴方がたが、つい熱くなって、抗弁する姿を待ち望むものである。)