第三の結論 正しさは正統さではなかった | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

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 第三の結論


 正統なるものはない。

 正統だと思えば、それが正統になるし、正統ではないと思えば、正統ではないものとなる。


 正統といわれるものは、一般に多数を占めているもののことだ。

 力を持っているものが、正統さの証明のように。


 しかし、純粋に正しさを求めようとしたとき、正統ということとぶつかることになる。

 それが正統に対しての異端の意味なのだ。


 力というものを抜きにして、純粋に、正しさということで考えるなら、正統というものはそもそも存在しなくなってしまう。

 このことに気づくとき、わたしたちは、心が折れそうになる。

 しかし、これが真実なのだ。


 人類は、自分たちが正統である、という幻想の中で、自分たちの世界を作り上げてきた。

 宗教は、互いに愛し合う関係を説くが、じっさいは正統の名の下で、互いを傷つけ合せてきたのだ。


 正統さの根拠について、わたしたちはもっと考えてみるべきだろう。

 力あるものが正統になる、と書いたが、そもそもどうして力あるものが正統になりえたのだろう。

 わたしたちは、もっとその意味について考える必要がある。


 この問いかけは、わたしたちを必然的に、わたしたちの生のもっと根源的ななにかに向かわせることになるだろう。


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 次回は、宇宙の始まりということを通して、わたしたちの生の根源的なものを探ってみたいと思っています。