おおうつけもの、ニーチエ | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

世界とは、貴方について書かれた書物である。

ニーチエは、宗教から人間を解き放ち、人間が自身の生を積極的に生きることを説いた。

そのことはたしかに人間をより自身の尊厳へと導くものであったが、同時に反省する力を自身から奪うものであった。

反省する力をそがれた貴方は、自分の人生をより積極的に生きるのと同じ分だけ、自分の人生に対して愚かになり、他人の人生に対して罪深くなったというべきであろう。

その意味で、現代人は古代の人と比べてちっとも進歩していない。むしろ無邪気になったというべきか、いい意味でも悪い意味でも。