ジレンマ | 独女のつぶやき…

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アラフォーエミリンのエッセイ

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 さすがにアラフォーになると「白髪」が気になりだしました。80代で亡くなった祖父は見事な白髪でしたし、60代の両親も白髪ですので白髪になることは避けられそうにもありません。
 
 血のつながりのなかった叔父は83歳でなくなりましたが、白髪が一本もありませんでした。伯母は「私の方が一回りも年下なのに白髪が多くて…」とぼやいていたくらいです。80代で白髪がないなんて信じられないですが、そういう人もいるんですね。

 エミリン世代の女性誌では(いや20代向けでも)ヘアケア特集が組まれていました。だんだん髪の量も少なくなっていきますので、ボリュームがなくなってくるんですね。

 母は髪の量が多くて悩んでいたのですが、60代後半の今では「なんと贅沢な」と同世代の女性から言われています。「この年になってようやく髪の量がフツーになったような気がする」と言っているぐらい。ですから白髪はともかく髪がすくなくて…と悩むことはないようです。

 両親とも白髪に対しては自然体でして染めたことがありません。60代後半で中学生の孫がいると考えれば白髪があっても何の支障もないのでしょう。それどころか「優先座席を譲ってもらえる」と言っていました。たしかに「白髪」は高齢者かどうか見分けるポイントです。顔をまじまじと見つめる訳にもいきませんから、頭をちらっと見て『お年寄りか…それなら席を譲るか』となるでしょ、誰でも。
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 先日、母と豊田市に行ったときに、新幹線の待合室でのこと。座っている母の前に女性が立ちはだかりまして母が席を譲ろうとしたんですね。エミリンは思わず「母さんの方が頭白いけど…」と言ってしまいました。その女性が母より年上だったのか年下だったのかは分かりませんが、白髪がない女性と白髪だらけの女性を比べた場合、どちらが座るべきかは…一目瞭然でしょう。彼女は白髪頭の女性から席を譲ってもらうつもりだったのかしら?

 両親世代になっても「黒髪」を通す人もいます。「白髪なんてみっともないわよ」と言うのはスナックのママ。たぶん母と同世代でしょう。大きな孫もいるようです。ママ以外にも20代のホステスを何人か雇っているようなのですが仕事柄「あまり老けて見えるのは」差し支えるのでしょうね。だけど顔と髪がアンバランスになってくるんですよ。いくら若作りしても…なんか違和感。

 さて、エミリンの場合、ものすごく白髪があるわけではありません。が、もしこのまま増えていった場合に自然体でいくのかそれとも染めるのかというジレンマはあるのです。働いていますし、なんせ一応独身。老けてみられるよりは若く見られたいというのは男女問わず同じでしょう。白髪が多いと老けてみられるわけですから、正直嫌なんですよね。

 といいながら、今まで一度も染めたことがなく(ありがたいことにエミリンは生まれつき髪の色が焦げ茶なのです。)頭皮に負担をかけたくない。

 スポーツクラブに来ている年配の女性が「白髪であっても髪がある方がいい。染めたら頭皮が傷んで髪の量が少なくなる」と話していたんですね。母も同じようなことを言っていました。いや、101歳になる祖母が言っていたんだっけ?彼女も染めたことないんですよ。でも100歳超えているのに真っ白じゃないんだなぁ、それが。母は祖父似のようです。

 なるべく白髪が増えないように気をつけるか?でもどうやって?