「３LDKなんですけど、一部屋には８０インチのスクリーンおいてまして…プロジェクターにBOSEのスピーカーに…」と饒舌に話をするのは昔の上司に紹介されたバツイチの男性。
先日、元上司から電話がかかってきまして「まだその気ある？」と聞かれました。その気…とは結婚を含めて「男性と付き合う気があるか」ということ。
上司曰く「相手はバツイチであまり期待はしてほしくないのだけど、多趣味でね。冬はスキー
、夏はダイビング
、ピアノ
も弾くしね、それになんでも知っているだよ。一度、どうかな。」どういう人かは会ってみないと分かりませんので先方さえよければ…ということで上司を入れた３人で会う約束をしました。
自己紹介によると「バツイチだけど子どもはいない」とのこと。離婚原因がいまいち分からなかったのですが…性格の不一致でしょうか。
上司は途中「送別会があるから…」と抜けましてふたりだけとなりました。それなりに会話は弾んだのですが、あまりにも趣味が多岐にわたる人でして、こりゃフツーの女性ではついていけないかも？と感じたのです。
別に第一印象は悪くなかったし、先方もそうだったのでしょうか。「じゃあ映画でも…」とお決まりの約束をしました。そして昨日。シャーロックホームズを見に行きました。
映画好きの彼、なんでもDVDを買いあさっているとか。エミリンは一度見た映画を２度３度見る習慣がないものですから、（同じのを何度も見るぐらいなら、別の映画を見た方がいいと思うので）コレクターの心境は分からないのですが、販売されているところを見るとコレクターってそれなりにいるんでしょうか。
そうそう小さい子どもは同じアニメやドラマをしつこいぐらい見ますね。理由は分かりませんが…
映画の後、居酒屋に行きまして食べながら話をしたのですが、話を聞けば聞くほどマニアック…オタクということが分かりました。
３LDKの家にひとりで住んでいるのですが、一部屋は映画や音楽鑑賞用にAV機器を取り揃えている。別の部屋には電子ピアノを置いて仕事から帰ったら弾くらしい。もちろんスクリーンの他に通常のテレビも持っている。家にこもるタイプかと思ったら「高校時代は山岳部でして今でも月いちぐらいのペースで山登りしています。」と…
夏はダイビング、冬はスキー、毎月山登り、そうでない日は家で映画・音楽鑑賞…それに毎晩ピアノを弾く…そうそう「ニコンD90持ってまして、月の写真を撮りたいんですよ」と。エミリンも写真を撮るのは趣味ですが、持っているのはビギナー機のkissです。
これだけいろんな趣味があると…女性と付き合っているヒマなんてないんじゃない？なんて頭をよぎりました。エミリンはどんくさいのでスポーツは全くダメ。山登りなんて体力が持たない。ピアノなんて弾けないし…写真は初心者…
きっと別れた奥さんは彼の趣味について行けなかったんじゃないかしら？これだけの趣味、お金だってかかる。アウトドアが好きな男性はいるし、女性だっているでしょう。だけど、これだけ多岐にわたる趣味についていける人はなかなかいないんじゃないかしら？
「ほら今流れている曲にドラムの音が入っていたんですが…」と店のBGMの音楽について語りだす。というかBGMなんて流れてた？がエミリン。で、BGMなんてどうでもよかったりする。
このふたりに共通点はあるのかしら？
ま、どうなるのか分かりませんが、相手がエミリンに関心あるならしばらくお付き合いしてもいいかなとも…