呆れた我が性格 | 独女のつぶやき…

独女のつぶやき…

アラフォーエミリンのエッセイ

 どうしてこうもおせっかいなんだろう?長女だから?いやそんなこと関係ない。

 3児の母である同僚が「エミリンは優しいわ。私なら放っておくようなことでもいろいろしてあげるものね」なんて言われることも。彼女は結構性格がキツい。だけど、若くして結婚し、長男は成人しているから、モテたんでしょう。

 あの困ったちゃんに食生活改善をすすめたことはたびたび取り上げましたが、彼にしてみればそんなことが聞きたかったのではなくって「自分が大変だ」と周りに訴えたかっただけだったし…同僚からは「説教している」と言われる始末。

 鈍いエミリンはそこになかなか気付かなかったのだけど。

 ある時は別の同僚男性が真っ赤に焼けていたものだから理由を聞けば「休みの日に散歩歩くした」と言う。ガンガンに太陽晴れが照りつけていたのに「日焼けどめなんて持っていない」と。ドラッグストアマツキヨに行けばずらりと日焼け止めが売られている!のにである。

 おっせかいなエミリンは性懲りもなくわざわざ日焼けどめを買ってあげたのだ。放っておけばいいものを…しかもSHISEIDO MEN というお高いものを…

 ところが後日あの3児の母が「なんで彼あんなに焼けてるの?ゴルフごるふ」なんて言ったものだから改めて同僚を見れば…

 『ああ…またしても…彼は日焼けどめなんか欲しくもなかったんだわ。ヤケドしたらかわいそうなんて思ったから日焼け止めをあげたけど余計なお世話だったんだ。やけどしたって何とも思ってないんだわ

 そういえば、もうずいぶん前になりますが、同僚の男性(一応独身でしたが)「夜眠れなくて…」なんて言うものだから、アロマスプレーをあげたことがありました。エミリンは就寝時にアロマオイルを使うことがよくあるからでした。ところが、数日後わざわざ彼は「あなたのようなキャリアウーマンみたいな人は苦手ですから」と言ってきたのです。さっぱり意味が分かりませんでした。が、今思えば『この女、俺に気があるな。』と勘違いされたのではないか?と思うのです。ですから、『俺はお前みたいな女には興味ないからな』と言いたくてそんな発言をしたのでは?エミリンにはそんな意図は全くなく単純に「よく眠れるようになるから」とアロマスプレーをあげただけだったのですが…

 日焼け止めの男性も同じパターンなのかもしれません。日焼け止めを受け取っておきながら、それ以降ものすごくよそよそしい。なら、受け取らなければよかったのに…「自分は日焼け止めはいらないから」と言って。

 そして…実はこの4月に北京中国に赴任した補佐がいまして転勤時に職場の同僚たちは「また遊びに行きますから!」なんて言って送り出したんですね。エミリンは正直中国にはあんまり興味なかった(中国語もさっぱりだし)んですが、大勢の同僚が「北京に行きたい!」なんて言ってたものですから、ツアーでも組んでいくか!と勝手に思っていました。

 ところが、蓋を開けてみれば…「仕事忙しいし…」と1日休むだけで行けるのにも関わらず皆後ろ向き。それでもなんとかエミリン含めて5名集まって今月の連休に行くことになりました。連休とあって結構高くついたんですけどね。5名とも補佐の部下でもなんでもなくって仕事もあんまり関係ない。なんかそんな5名がわざわざ補佐に会いに北京に行くのもフシギですが、先方は喜んでくれて二日間お付き合いしてくれる予定。

 なんせ、単身赴任なのでお土産に何がいいかと尋ねたら「日本の調味料が欲しい」と言ってきました。エミリンは『それならレシピ本もいるかしら?』なんて思ってケンタロウ(『太一×ケンタロウ男子ごはん』みたいなレシピ本)やもこみちの本やらをジュンク堂で見てたんですね。実際どれくらい料理しているのか分からないけどこんな本があればながめているだけでも楽しいかなぁ…なんて思いながら。

 いや、ちょっと待てよ。妻子ある男性で特別親しくもなかった補佐に本なんか買ってあげても迷惑なだけじゃないの。必要なら妻が買って送ってあげたらいい。なんでいつもくだらないことばかり考えちゃうのかな…

 気になる異性に対しても同じことをしてしまっているのだと思う。そして結局鬱陶しがられてしまう。
 
 逆にエミリンの性格をうまく利用されているところもあって、今回の北京旅行、あの困ったちゃんも参加するのですが、なんせ彼は学生時代北京に1年後学留学していたぐらいでして、北京にいる補佐には「僕が行程考えています!」と言っておきながら結局何もせずなぜか!エミリンが行程を考えてたりする。

 「僕って人に助けられる性格なんですよ。今までもそうやって生きてきましたから」と悪びれることなく言う。子どもの頃から親やら兄が何も言わなくても助けてくれて仕事は仕事で周りがフォローしてくれているという。確かに…エミリンはどれだけ彼の仕事の尻拭いをしたか…彼にしてみればそれは「当然」のことで「感謝」するような話じゃないのだ。

 ほとほと自分の性格が嫌になる…