星組さん、無事に千秋楽を迎えらたこと、おめでとうございます!
配信を観ていると「んーーーっ、もうっ!」と時々苛立たしく感じるのは、やはりライブ配信には空気感がないから・・・です。
舞台から伝わせるエネルギーで客席の空気が動き、心があつーーーーくなってくる感覚は生観劇こそ!のもの。
今日も配信を観ながら時々そんな苛立ちを感じていました。
・・・って贅沢すぎる!?
ライブ配信が当たり前に行われるようになって、トップさんのサヨナラ公演のみならず、通常の公演の千秋楽からバウホールなどの小劇場の作品もスカステ放映を待たずに観られるのだから、数年前を考えたら、かなーーーーりハッピー。
さらに今作『1789』にいたっては、チケット争奪戦も熱く、それを乗り越えプレミアムチケットを入手された方も残念なことが度々ありましたから。(あっ、これは公演中止や休演への苦言ではありません!)
一幕ラストの盛り上がり。
こういう群衆芝居的な場面こそ、空気を感じてみたかった・・・と、ひとりTVの前で拍手しているのが虚しくなりまして。
・・・と、ここまでは個人的なこと(苦笑)。
ライブ配信視聴の感想は・・・
礼真琴さんが舞台復帰され、無事に千秋楽公演の幕が降り退団者3名がご卒業されたことがめでたい!と思っています。
瀬央さんの星組生としてのラストステージでしたしね。
大劇場の千秋楽鑑賞の時にも書きましたが、礼真琴さんはひとりひとりの星組生にきちんと向き合い、それぞれに一人の舞台人として尊敬の念をお持ちであること、今回もじーーーんと伝わってきました。
それは個々の退団者へのコメントからわかります。
ご自身が常に精進されているだけでなく、組を牽引しつつ、ご自身がその組子たちに支えられていることをしっかりわかっているトップさんだとは思っていましたが、それは今回の休演でさらに深く感じていらっしゃること、ご挨拶からひしひしと伝わってきました。
作品に対する感想は、もう何もいわずとも素晴らしい作品を今の星組生の力で火傷しそうなぐらい熱い作品となったこと、間違いなし。
もしも私がリアルに観劇していたら、2008年に星組『スカーレット・ピンパーネル』でドッカーンと宝塚沼にはまった時ぐらい、あるいはそれ以上に作品にも星組にもはまっていたかもしれません。
(あの時は日帰りでマチソワしてた・・・、若かったからできた? でもそのぐらい作品に心を奪われてた)
退団者のご挨拶はハッと感じる、素敵な言葉や宝塚に対する想いを感じられること度々ですが、今回はびっくりしたのが天路そらさんのご挨拶。
卒業生の中では最下でしたが、はきはきと丁寧に、かつ、ここのところあったできごとでご自身が感じられたこと(多分そうなのあろう?と勝手に思ってます)また将来受験するかもしれない人たちにも想いを込めたご挨拶でした。
(ちょっとだけ・・・えっ? それ言って大丈夫?と感じましたが、ご自身のことよりもこれからの宝塚を思ってのことであるのは、しっかりとわかりました。だからOKなはず。 昔、ある千秋楽でとんでもない発言をした組替えする生徒さんに、唖然として「オイオイ、それをここで言うか?」とハラハラしたことがあるのですこーし老婆心がわいてしまいましたが)
礼真琴さんの芝居も歌もダンスも、まったく1mmの不安もなく観たとはいえませんが、休演のことも何も知らなければ、い・つ・も・の礼真琴さんでした。
声はのびやかだし、ダンスも切れてるし、お芝居の熱いハートも情感も。
私は一タカラヅカファンとして、来年のお正月公演をただただ待っているだけですが、これからも礼真琴さんを筆頭とする星組の舞台に期待したいです。
来週は大劇場で月組さんを観劇予定です(^^)
あとは蛇足なのですが・・・
一般企業でも入社して10年、11年、12年・・・と時が経てば責任あるポストにいることはあるでしょう。
でも、ここまで気遣いできる上っている???
と考えながら見ていた私。
こんな冷めたこと考えているのはバカかしら?ですが、気遣いと責任感とハートある人材ってそうそういないのだ!とか考えておりました(大汗)。
タカラジェンヌは自分が「好き」な世界で、「好き」な舞台に立っている。
一般人は必ずしも「好き」を仕事にしているとは限らないという違いはあるんでしょうが、やはりタカラジェンヌから学ぶことは多いかなぁ。
自分ができる、できないは別にして(苦笑)。