星組さん、たいへんな公演でしたが(星組生さんも星組ファンは特に)、無事に千秋楽をむかえられましたね。
千秋楽、おめでとうございます。
そして今日で大劇場をご卒業の3名のジェンヌさんも、無事ご卒業を迎えらおめでとうございます。
星組の根底に流れる熱さがTVの画面越しでも伝わってくるようなシーンには、劇場で観られなかったこと、あの熱い空気を肌で感じられなかったことが悔しいなーーーーーー!です。といっても、そもそもチケ争奪戦で脱落してるんだから、チケットをお持ちでかつご覧になられなかった方のお気持ちを察すると、何も言うことはできません。
(2幕冒頭の足と手のみで、トトトン・・・ってリズムを奏でるダンスシーンだけでも生で観たいーーー!)
初演の月組の時、こんなチケ争奪戦だったかどうかは記憶していないし、そんなすごい作品とも思わなかったのですが(オイオイ)、ちゃぴ(愛希れいかさん)の凛とした美しさだけが、絵画のように頭の中に残っている作品でした。
(後日、南口の駅あたりで偶然ちゃぴをお見かけした時、アントワネットだ!と思う空気をまとっている、ただならぬジェンヌさんだと感じたことがありましたが)
今日は何を書きたかったかというと、何度目かのカーテンコールで礼真琴さんが卒業する3名(天路そらさん、有沙瞳さん、音咲いつきさん)と並んで、「みなさん、すごい役者なんですよ」とおっしゃったことに、礼真琴さんが星組生一人一人にトップスターという立場でありながらも、尊敬の念を持っていると感じたことでした。
私・・・どちらかというと、スター街道まっしぐらの生徒さんよりも、「いい役者」とか「芝居うまいよね」と感じさせてくれる(もちろん歌やダンスの場合もあり)に目が止まりがち。
多分、宝塚ファンの中では少数派なのかもしれません。
だからトップさんが「すごい役者」としてちゃんと見ているんだと知ると、嬉しくなってしまう・・・。
またいろんなタイプのスター(ここでは新人公演主演とか、バウや外箱での主演を経験している人をスターと表現して書きますが)がいるから、なりたっている世界でもあると思います。
実はずいぶん前から、ひろ香祐さんが星組観劇時の関心のある人でした。
なぜか外箱公演で、しかも前方席の下手側や上手の端側で観劇すると真ん前でニコニコ踊っているひろ香祐さんがいらっしゃる。
外箱は銀橋がない分、前方席だとド真ん中のトップさんやスターさんを観るとすると、大きく首をひねる形になるので、せっかく前でニコニコしている方がいると、真ん前の方を観るのが私流の観劇スタイルです。
で、ひろ香祐さんは「なんで毎回?」と思うぐらい、真ん前遭遇率が高くって(笑)。
そんなひろ香祐さんが、しぶーーーーく成長されていく過程を観るの、星組観劇の楽しみになっていました。
『1789』ではルイ16世。
落ちつきのある風情があるかと思えば、ルイの国王としてはどうなんよ?の幼さも感じさせ、ええ芝居やと思いました。
礼真琴さんと同期なんですね。
せおっち(瀬尾ゆりあさん)が専科に組み替えとなり、星組95期生は紫りらさんと3人に。
こらからも礼真琴さんを同期として、またええ芝居のできる役者として支えていってほしいと思いました。
この作品、瀬尾ゆりあさんの怪しく野心にもえるアルトワ伯爵もよかったわ。
美稀千種組長、白妙なつさん、大輝真琴さん、輝咲玲央さんも。
もちろん、まゆぽん(輝月ゆうまさん)も。
・・・と、脇の芝居のうまさに萌えたライブ配信観賞でした。