宙組公演千秋楽を観劇しました。
いつも退団者は本当に美しい・・・と思っていました。充実感というのかな?キラリーンとオーラで包み込まれ、輝いてみえていたのです。
それは今日の退団者7名のみなさんも同じでした。
お芝居は作品として初日から積み重ねられた完成度を淡々と楽しんでいました。(もう・・・真風さんのアドリブおかしくって)
でもショーはフィナーレに近づくにしたがって「退団者のキラリーン」にやられてしまい、涙腺結界。
退団者ピックアップのシーンではそれぞれの衣装にあわせたコサージュをつけ、真風さんを中心とした娘役群舞、そして男役黒燕尾ではご自身がチョイスした(であろう)コサージュが胸に。
あぁ・・・もう涙腺結界のレベルではなく、ハンカチに顔をうずめてしまいました。
なにはともあれ大劇場を卒業する宙組息子(?)の晴れ姿を劇場で見送ることができ、ほっと安堵しています。
黒紋付緑の袴姿でのご挨拶もいつもお茶会などで話してくれていたこととブレがなく、タカラジェンヌ(舞台人)としてどうありたいかとずっと考えてきたことを貫いてきたんだろうなぁ(・・・と思う)。誇張なく、飾りなく、彼(?)の心が伝わってきました。
(そうそう寿つかさ組長さんの退団者紹介の一言にもゆるんだ涙腺が刺激されました。嬉しかった・・・・)
もっとどーーーーんと寂しくなるのかな?と思っていましたが、無事千秋楽を迎えられたこと、ちゃんとリアルに観ることができたこと・・・いろいろとホッとしている自分がいて「あれれ?」
私は白い会服を着ることすら初めての経験で、コロナ渦で入出ちのイベント、フェアウェルもどんなものやら知る機会なくご贔屓さまを見送る結果となりました。
顔見知りのファンの方とも座席でかるく「おつかれさまでした」と挨拶したのみ。
もう二度とお会いすることもないかもしれないのに・・・。
あっさり、さくっと終わってしまった反面、これはこれで爽やかな夏の思い出として、心にのこるのかなぁ・・・と今は思っています。
あとは東京公演も無事に幕が上がり、「今の宙組」がこの2つの作品を完走できることを祈っています。
一応、東京の観劇予定もたててはいますが、今の状況だと私的にはNG。これをどう判断するのかは個々のおかれた事情によりますものね〜。(正解はない)
宝塚は好きです! 宙組息子(?)も応援してます。
しかし社会人として考えると・・・。
夢か現実かわからん状態でぼーーーーっと帰路の電車に乗ったらトラブルが発生していたらしく「○○線は振替輸送をおこなってます」のアナウンスに疲れました。結局、無事に帰宅できたのですが、こんな日に限ってトラブルっておきるのようね〜。
息子(?)と出会った時「このひとを応援したい」と何故か鐘がカーン!となりました。(こういうの・・・理由とかなにもないんですよね、ただ頭の中で鐘がなった感じ)
その日から幸せな時間をすごせたことを感謝しつつ、悔いなく卒業を見届けることができた安堵を綴っておきます。