【宝塚】TV 『101年目のタカラヅカ~美しく進化する女たち~』 | You and the Revue and the Musical

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今朝放映されていた番組を録画で観ました。

知的で清楚、今もなお少女のような笑顔の八千草薫さんと、頭の回転が早く、司会やインタビューには最も適し、元男役としては社会的認知度の高い真矢みきさんの会話と共に宝塚の歴史を紹介した番組です。

ライトに宝塚史を学習?

小林一三氏の生い立ちや現・阪急に係わって以降、宝塚上演に至った経緯、意外にも災いを転じ4,000人収容という当時としては考えられない規模の旧・大劇場を建設に至ったことなどが簡潔ながらわかりやすかったです。
この人物は子供の頃から「人を喜ばせることが好き」で、若い時代には芝居小屋に入りびたり、小説も書いていたそうですが、銀行に入行して40代半ばで退職した後に現・阪急と係わり宅地開発や建て売り住宅の販売(ローンシステムの創始者?)、100年を超える歴史ある劇団を後年作るのですから、人というのはわからないものです。

それに今でいうサービス業の最に不可欠な物をお持ちだったようですね。それは人に対する愛!
お客さんだけでなく、生徒さんにも。

(愛だけでは経営はできませんが、大事なのよね・・・ ^^;)

歴史に残る春日野八千代さんと越路吹雪さんのお人柄、初めて短髪をされた生徒さん、戦後にジャズやシャンソンが日本に入ってきて新しい試みに挑戦し、たえず宝塚は理念を守りつつ挑戦もし続けているというお話でした。
今お披露目公演中の雪組『ルパン』もそのひとつだという。

(う~ん・・・。『ルパン』が新しいとは思わないけれど、男役=白馬に乗った王子様の時代からみればかなり斬新かな?)

勿論各組とトップさんの紹介もありました。

私にとって嬉しかったのは常に宝塚は生のオーケストラがはいっているというお話で、短い時間ながらオケピットの映像が流れたこと。
大道具、小道具さんのお話も普段紹介される機会が少ないので面白かったです。

小林一三氏が宝塚を築いた時には「個人より家族で楽しんでほしい」という思いがあり、また「安い価格」でということは有名ですね。

(でも今は家族で観劇するなんてとんでもなく高額で・・・。S席600円の時代を知っているのでため息空 ^^;)

番組中何度も紹介されたのは小林氏の理念「清く、正しく、美しく」でした。

実に単純な形容詞。
しかし実に奥深く、むずかしい言葉だと思いました。

↓ご覧になれなかった方は番組内容が以下のHPに掲載されています。

フジテレビ新春特番『101年目のタカラヅカ~美しく進化する女たち~』