先日観劇した月組さんのショー・・・、音楽のいまいち感ですっきりしませんでした。
昨日初日を迎えた宙組、あの「いまいち感」から逃れたくて、ノリノリ楽しみたくて(いや、お願い! ノリノリにしてください、ショーなんですから~!)楽しみにしていました。
幕開きから「う~ん、この幕開きは藤井先生の定番やん」と先日の「負」を背負ったままでいましたが、気がつけば藤井ワールドにひきこまれて最後は「やっぱり観て良かった、これぞタカラヅカのショー!!」。
幕開きは藤井先生が良く使われる手法が使われているので「またか・・・」と思ってしまうわけですが、一見の団体さん(初日なのに学生の団体?)なんぞは驚きでしょうね。
でもずっと見続けているともっとワクワクするアイデアないのか?と求めてしまうのは罪なのでしょうか? それでも定番的なスタイルを踏襲するなかで藤井作品には常に進化がある、ということを感じられたからハッピーです。
具体的に曲名は挙げませんが(ネタバレバレだし・・・)、黒燕尾服のアンサンブルだって実にシンプルなヅカファンならきっと知っている曲。昭和の香りのする曲を、その香りを残したままのアレンジも、振り付けとぴたっとあって、黒の燕尾服なんだけどチラリと見えるベストの色のチラリズムも男役達の色気を醸し出し、私的には文句なしでした。
トップさんのさよなら公演ですから、そういう色も出ていますが、さらりとしているのが実に心地良くもあります。
宙組さんとしては大作続きで久々にショー、そして来年は1作品上演で、1本物が決まっているので、楽しめる作品でホッとしています。