【宝塚】ショーについて感じたこと | You and the Revue and the Musical

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宝塚やミュージカル、好きな音楽について綴っています。
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昨日の肩こりをひきづったまま、今日を逃すと観劇しそびれてしまう!と月組さんを観に行ってきました。

いつも書いていることですが、私は宝塚のショーが大好きです。
衣装が美しく、生オケで味わえる世界感は他のどこの舞台にもない・・・と。

今回の月組さんのショー『CRYSTAL TAKARAZUKA』も冒頭からレーザー光線を駆使して意表をつかれた驚きに、ワクワクと胸が高鳴りました。
客席降りは2階席まであり、団体と思しき観客の皆さんは驚いた表情で、かつ楽しげ! やっぱり「これぞ宝塚やねぇ」。

ただ・・・
そこからどうもノリノリで楽しめない私・・・(--;
いつか観たような光景を眺めているようで、どうも新鮮さを感じることができませんでした。

なんで?

入れ替わり立ち代わり、スターさんが歌い踊りかっこいい~!感は堪能できるのに、どうして?
ともどかしさが解消されません。

龍真咲さんはもちろん美弥るりかさん、凪七 瑠海さん、成長したなぁ。
珠城りょうさんもセンターはってる~、若手も成長中。
星条海斗さん、存在感あるわ。

なのになんで?

ふと、あれっ?と感じた場面がありました。
星条さんがブルーの衣装で銀橋を歌いながら下手から上手へ。次第に同じくブルーの衣装をまとった人が増えて壮大なアンサンブルになる。
(プログラム未購入なので場面タイトルは不明です)

これ以前に似たようは場面を観たぞ! と思いました。
(宙組『ナイスガイ』)

黒燕尾の龍真咲さんが大階段にひとり立っている、そして燕尾服のアンサンブルへ。
最初の楽曲は不明ですが、途中からは『月光』でした。これがまたリズムも含めてアレンジがそのまんま宙組『クライマックス』と同じ(--;
かなり斬新なアレンジに驚かされてCDを購入して聴きまくったので(笑)間違いないはずです。

どちらの場面もオケではなく、打ち込みデータが使われているのも全く同じです。
(これもプログラム未購入なので、音楽担当は不明。借りに同じアレンジャーだとしてもこれでは手抜き。別人ならひどすぎる・・・)

ここでドーーーーーーンと気分が覚めてしまいました(涙)。

生徒さんの活躍ももちろん楽しみにしていますが、どんな曲がどんな風にアレンジされているか?というのは密なる、しかし私には大きな楽しみなのに・・・。

似たようなショーの構成には目をつぶっていても(ショー作家さんの特徴が大差なく思うのです、最近)、これはなんとも言い難く悲しいことでした。

どう文字に表現したら良いのやらとまどいつつ、書かずにはいられない寂しさや悲しさが大きな観劇になってしまいました(涙)。
タカラヅカのショーの未来はショー作品の上演激減で作家が育成されていないことを含めて、ホントにやばくない?とも思うのでした。

唯一の救いは芝居の指揮者が佐々田先生だったこと(^^)