足袋とくらしの博物館 | 絵描えみうのありのまま

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11/9 時代祭りの日が雨だったので ちょっと見所にかけたかなと思い 一時間かけて来てくれた友人を足袋とくらしの博物館へ案内した。 ここは、大正時代後半に建てられた足袋工場を改装・整備し博物館にしたらしい。


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行田市は、江戸時代より足袋つくりが盛んで 昭和13年には200社の足袋商店が操業し 全国の80%のシェアを生産する日本一の足袋の街でした。 親戚も足袋工場をやっていたし 友人の家でも工場や下請けで足袋を作っていた。

なんと!ちーちゃんのお母さんも コハゼ付けの足袋職人だったそうだ。 
知らなかった! ここの職人さんと「そこの岡田さんで働いていたんです。」「岡田さん所は、福助さんだ」「コハゼはそれぞれ足袋屋さんごとに違い、ここにセットしてミシンを往復するんだよ」と色々教えて頂いた。 小さい頃、コハゼで遊んでいたんだって。 一番手前にあるのがコハゼ用ミシン。

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1階は、工場や足袋を販売しており オリジナル足袋も作ってもらえる。 ミシミシする急な階段を恐る恐る上ると 昭和のポスターや足袋のラベルなどの展示がしてある。

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昔のうちは こんな感じだったよね~ あのタンスあった! 引き戸は建付悪くて閉まんないんだよね・・・などと懐かしむ。

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昔は、どの家の2階も天井が低く こんな色をしていた。 
こちら力王たびの看板。 「はきよい」←潔い響きだ!

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福助のタビックスの販促品。 
(※ タビックスとは足袋の形をしたソックス素材の靴下。 タビックスジャパンとは無関係です) 
蛍光灯のスイッチも懐かしい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

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文字が右から読むのだから 相当古い

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電気の配線も昔はこんな感じで剥き出し。 ねずみに噛じられてショートしちゃうんだよ。

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足袋足袋のラベル。 ラベルを印刷するので行田市では印刷業が盛んになったが 今では、IT化しちゃって印刷屋も減る一方。 えみうも全盛期は、5社以上の印刷屋さんと取引をしていたのだけどバブルは、はじけたw _| ̄|○

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足袋ラベルから2点。 お姫様のような品のある女性が茶摘みスタイルをしているぞ。 ぶどうの葉っぱに囲まれているけど 名称は全てに関係ない「八光足袋」 ここまでぶどう柄にこだわったのは何故?



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昭和チックなイラスト「健民足袋」おちょぼ口で色白の青年が 涼しそうな顔をしてバットを持って構えております。 ピッチャー第一球投げましたー!!・・・結果は如何に!?

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聖子ちゃんカットの原点のような女性。 この時代に生きていたら 足袋屋のラベルやポスター書きの仕事がしたかったなぁ

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福助足袋のポスター。 ちーちゃんは、子供の頃お母さんが働く足袋工場に 学校から帰るとおこずかいをもらいに行ってたそうだ。 えみうの家のとなりが 被服工場で犬に追いかけられると逃げ込んだりしていたなぁ 

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あの頃は、野良犬が多くてよく追いかけられたw どの工場も、夏場は戸も窓も全開で 町中からミシンの音が聞こえ 夕方になると灯油でお風呂を沸かす匂いがしていた。 下の少女のように どこの家でもひょいと覗け入れた。 鍵なんぞかけたことなかったもんなぁ

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コール天ってわかるかな? トコロ天の仲間ではなく 特に鬼とも関係がないけど 多分赤いコール天を使った足袋が暖かく斬新だったんだろうな。 コール天=コールテン=コーディロイ=ベッチン=ベルベット生地だと思う。

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副姫さんは 渡辺え○子さんでしょうか? 

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二人して、子供の頃にタイムスリップした足袋とくらしの博物館でした。 やっぱり同じ街で生まれ育った友人とは話が弾むわ~ 1階に戻ると 尊敬するさかなクンのサインがありました。 ジーと眺めていたら 職人さんが「ロケで来られたのですが TVカメラが回っている間だけあんな感じなのかと思ったら 普段からあのテンションのままでした」との事。 さすが!さかなクン どこで見ても心のこもったサインを残されています。 魚の知識もさる事ながら絵の上手さ 謙虚な態度が大好きです。 

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話がそれましたが 足袋とくらしの博物館 行田に住む昭和好きにとっては楽しかったです 


足袋足袋とくらしの博物館 
埼玉県行田市行田1-2
開館日 土曜・日曜
入館料 200(小学生100





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