市川笑野ブログ「笑野戯言草」 -1058ページ目

【諏訪地方に行ってみよう】《諏訪湖》

諏訪大社の氏子(三市二町一村)の住んでいる地域一帯が“諏訪地方”と呼ばれています。

それは岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村です。

その“諏訪地方”のシンボルとも言えるのが《諏訪湖》。
長野県で一番大きな湖です。

特産品は、わかさぎフグ
春の桜桜夏の花火、秋の紅葉もみじと、四季折々の姿が楽しめます。

市川笑野後援会のブログ-桜の季節
さの厳しい冬の季節には全面結氷していた為、日本の近代スケート発祥の地といわれています。

その諏訪湖で、一番特徴的なのが冬の『御神渡り(おみわたり)』でしょう。
近年は、暖冬が続き全面結氷さえ難しい為になかなか観測できませんが・・・。

市川笑野後援会のブログ-2006御神渡り
これは2006年に観測された“御神渡り”

今回の“第二回市川笑野舞踊会”の演目にも織り交ぜた『本朝廿四孝奥庭狐火の段(ほんちょうにじゅうしこう おくにわきつねびのだん)』はこの『御神渡り』からヒントを得て創作された物語であると言われています。

確かに大きな湖が全面結氷し亀裂が走る様は、人間の力の及ばない自然の神秘の姿です。

その神秘性から『御神渡り』は、《諏訪大社》上社の男神が下社の女神の元に渡った痕跡あしと言い伝えられている訳です。

また、『恋の通い路』とのロマンティックラブラブな別名もあります。

神秘性に加えて恋愛を連想させる言い伝えが、作者の創造意欲をかきたて、狐火の段のストーリーへと発展したのではないでしょうか?

そして忘れてはいけないのは、毎年8月15日に開催される『諏訪湖祭湖上花火大会』打ち上げ花火

市川拓司さんの小説『いま、会いにゆきます』に描かれている花火大会とは、どうやら諏訪湖のこの花火大会の様です(だから映画のロケ地として選ばれたのだとかひらめき電球)。

混雑が大変ですけれど、山に囲まれている為にお腹の底に響く様な迫力の音響は体感する価値あり音譜

雰囲気だけでも味わいたい方には、8月1日より9月始めの『全国新作花火競技大会』まで、毎晩開催予定の“サマーナイトファイヤーフェスティバル”も、規模は小さい(20分間ほど)ながら人ごみを避けのんびりと花火を楽しむ事ができてお勧めですビックリマーク

【諏訪地方に行ってみよう】オオクニヌシと《諏訪大社》

笑野丈の舞踊会開催に合わせて【諏訪地方に出かけてみよう!】と考えてくださる方の為に、観光のヒントを少しずつ案内させていただきたいと思いますクローバー

まず諏訪と聞いて、《諏訪大社》を連想される方も多いのではないでしょうか?

《諏訪大社》の上社に祀られている建御名方神(たけみなかたのかみ)は《出雲大社》に祀られている大国主命(おおくにぬしのみこと)の御子神です。

では、平成9(1997)年に新橋演舞場にて上演された、スーパー歌舞伎“オオクニヌシ”にも建御名方神が登場していたのでは?と、思い調べてみました。

猿之助丈演じる、オオクニヌシの次男にあたるのは・・・いましたキラキラ
タケミナカタです。

また、茅野市には建御名方神の母親神が祀られている《御座石神社》があります。


毎年春、どぶろく祭【狩りの途中に立ち寄った息子を、どぶろくと鹿の肉でもてなした故事が祭の由来】のひらかれる、この神社に祀られている高志沼河姫命(こしぬなかわひめのみこと)は、“オオクニヌシ”になぞらえるならばスセリヒメにあたるのではないでしょうか。

ちなみに、下社に祀られていると伝わる妃神の八坂刀売神(やさかとめのかみ)については、残念ながら“オオクニヌシ”での出演場面はありませんでした。

ですが!調べてみて気づいた事が合格
《諏訪大社》では、兄神にあたる八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)が合祀されています。
つまり、“オオクニヌシ”では、長男のコトシロヌシの事になる訳です。

スーパー歌舞伎“オオクニヌシ”では滅ぼされてしまう役柄の一族でしたが、諏訪の地では母と兄弟が信仰され続けているのです。



市川笑野後援会のブログ-秋宮 写真は下社秋宮入り口


※諏訪大社(すわたいしゃ)


諏訪湖をはさんで南に上社(かみしゃ)、北に下社(しもしゃ)があります。
更に上社は本宮(ほんみや)と前宮(まえみや)、下社は春宮(はるみや)と秋宮(あきみや)に分かれて鎮座しています。
氏子区域は諏訪圏全域(三市二町一村)にわたります。
また、全国に一万社以上あるといわれる分社を統べる総本社の地位にあたります。


 上社 本宮 諏訪市中洲宮川1
     前宮 茅野市宮川2030
 下社 春宮 諏訪郡下諏訪町193
      秋宮 諏訪郡下諏訪町5828

※御座石神社(ございしじんじゃ)
  茅野市本町東15-46

第二回 市川笑野舞踊会 のお知らせ

後援会が発足し10年目となる今年、笑野丈の第二回目の舞踊会が開催される運びとなりました。

一人でも多くの方に会場へ足を運んでいいただきたく、詳しいご案内をするために現在後援会でホームページを作成中です。

まず先行してこのブログから歌舞伎役者『市川笑野』を皆様にご紹介してまいります。


よろしくお願いいたします。



第二回 市川笑野舞踊会


一.市川猿之助考案

  長唄 「安達原の月」 (素踊り)


二.笑野四変化

   おかやのしきえみののいろどり

  「岡谷四季笑野彩」

    春・・筝  曲 「都忘れ」  光源氏

    夏・・長  唄 「あやめ浴衣」  芸者 お美乃

    秋・・新  内 「玉菊燈籠」  傾城 玉菊

    冬・・義太夫 「本朝廿四孝奥庭狐火の段」  八重垣姫


三.常磐津 「将 門」 忍夜恋曲者

    傾城如月実ハ将門息女滝夜叉姫



■日  時

   2010年7月19日(月) 祝日/海の日

   昼の部  開場 11時30分  開演 正午

   夜の部  開場 15時30分  開演 16時00分


■会  場

   カノラホール 岡谷市文化会館 大ホール

     住   所:〒394-0029 岡谷市幸町8-1

     電話番号:0266-24-1300


■チケット

   全席指定 1階・2階 一般席 5000円  学生席 1500円

※市川笑野後援会会員割引ございます


■チケット問い合わせ先

   市川笑野後援会  TEL:0266-28-8740

   おもだか会      TEL:03-3359-5205

   藤間微豊華      TEL:0266-23-7184

     

《主催》

  市川笑野後援会


《協力》

  松 竹 株式会社

  株式会社 おもだか

  おもだか会



    

    

    

 

★カノラホールへの交通のご案内★


 ■お車の場合

  《東京方面から》

   中央自動車道 → 岡谷JCTから長野自動車道 → 岡谷IC

  《名古屋方面から

   小牧JCTから中央自動車道 → 岡谷JCTから長野自動車道 → 岡谷IC

  《長野・新潟方面から》

   上信越自動車道 → 更埴JCTから長野自動車道 → 岡谷IC

 ■電車の場合

  《東京方面から》

    新宿発 特急あずさ号に乗車 → 岡谷駅で下車 (所要時間 約2時間半)

     ※特急あずさ号は、岡谷駅を通過する車両もございますのでご注意下さい。

  《名古屋方面から》

    中央西線 松本・長野方面 → 塩尻駅で上諏訪方面に乗り換えて2駅目 岡谷駅で下車

  《長野・松本方面から》

    大糸線または篠ノ井線を経由して岡谷駅で下車

   ◎岡谷駅より

     徒歩 約15分  タクシー 約5分



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