私がこの事件をテレビで見たときは、家庭環境が良くないっていうのが理由で、精神に異常をきたした、、、的な理由で、子供が殺人を犯した。
そんな理屈がつけられていたけれど。
この少年Aのお母さんやお父さんの日記や手記を読むと、まさに普通のお母さんとお父さん。
わたしが子供だとしても、もしかしたらちょっと甘やかしてるくらいじゃないかな?と思うほどに。
そして、衝撃の事件を起こす息子のそんな内面に気がつかなかった、、、、と。そのことが悔やんでも悔みきれない。と。
わたしが親だったら、わたしが弟だったら、わたしが被害者の親だったら、、、、
もう。いろんな風に考えれば考えるほどに、どうしたら正解だったのか、、、わからなくなる、そんな一冊です。
被害者遺族の方はもちろんだし。加害者側の親の立場、、、、というのも。また。ものすごく辛く厳しいものだな。と、、、なんとも言えない心持ちになりました。
この少年A。わたしと同い年だったんだ。