こんばんは。

「今ここに在るあなた」「看る・撮る」写真家ジュンコです。

 

秋晴れで暑いくらいのある日

わたしは1組のママと娘さんの撮影をさせていただきました。

そのママはわたしの写真を見て

「いつか撮ってもらいたいな」

そう思ってくれていたそうです。

 

そして娘さんが10歳の誕生日を迎えてすぐに

記念として撮影にお申込み下さいました。

息子さんもいるんだけどね、パパと釣りに行ったそうです^^

 

こんな風に新宿御苑でお散歩しながら撮影

 

楽しそう。

 

恥ずかしがって顔を隠してみたり。

 

このママと娘さんには物語があります。

ママの許可を戴いたので書かせていただきます。

 

《ママのFacebookの投稿より》

のーさん(娘さんね)がお腹に来てくれた時

あっちゃん(息子さんね)はまだ8か月だった。

不正出血が止まらなくて病院を受診したらまさかの妊娠だった。

でも、時期的には見えるはずの赤ちゃんの心拍を確認できなくて

2度目の診察で流産と言われた。

それから数日後、診察台に横になって

これから処置を・・・という時に先生に無理を言って

「もう一度だけエコーを確認したい」

と言った。

 

赤ちゃんの心臓は動いていた。

 

そしていま、のーさんがここに居る。

あの時、小さな命を諦めなくて良かった。

 

~引用終わり~

 

ののちゃん(のーさん)は「今ここにいなかった」かもしれない。

でも、ののちゃんは10歳になり

「今ここに在るあなた」

としてわたしの写真に写っている。

 

「流産」

そう診断を受ける人の全てが奇跡を味わうわけではない。

わたしも流産を経験している。

そうして子供はいない。

 

流産は誰のせいでもないとわかっている

わかっているけれど辛いこと。

自分の身体がダメなのかな?

そんな風に思ってしまう人達も少なくないでしょう・・・

看護師をしていて

看護師をしているくせに

 

結婚したら子供を授かる

 

それが普通だと思っていたわたし。

「お母さん」になりたかったわたし。

 

わたしは6年間くらいかな先天性心疾患の子供たちと関わってきました。

お母さんのお腹にいる時から心臓に何らかの問題があるとわかる子

産まれてきてからわかる子

それぞれでした。

 

産まれて数日で亡くなる子供達も看てきました。

亡くなってから初めてご両親に抱っこされたり

初めて沐浴をができたり

 

だからね

「今ここに在るいのち」

それと共に歩めること

それは決して普通の事では無いのです。

 

・・・ってこれを書いちゃうと長くなってしまうので・・・

 

ののちゃんは沢山の笑顔をわたしに向けてくれました。

途中から芝生でママとボール投げ(カーディガンだけど)を始めて

 

思い切りジャンプ!!

ナイスキャッチ!!

 

傾いてきた陽射しに照らされるののちゃんは

「女性」と「女の子」が混じってたな。

 

ののちゃん、産まれてきてくれてありがとう。

ママを通じてわたしと出逢ってくれてありがとう。

10歳の記念の写真を撮らせてくれてありがとう。

 

 

実はわたし、ママとは8年くらいかな?

懐かしいmixiで知り合ったんです。

会えるチャンスは何度かあったのだけれど

この日に初対面を果たしました~~。

何でそう呼ぶようになったのかわからないけれど

「ママン」

と呼んでいます。

 

 

ママン、本当にありがとう。

「今」が逢うべき時だったんだね。

 

 

人にはどれぞれの物語があると思います。

人の数だけその物語はある。

その物語の「今」を残してみませんか?

 

「今ここに在るあなた」

 

それを自分で見てみませんか?

 

ママになると子供たちを撮ってばかりで自分の写真が無い

そんな言葉もよく耳にします。

子供たちと一緒にいる「ママの顔」のあなたも良し

一人の時間に感じる「あなた」でも良いと思います。

 

あなたのタイミングでお逢いできたら

それがわたしは一番嬉しいです。

 

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☆七五三の撮影は11/5にまだ空きがあります

 

 

Photo by「キラキラ発見写心家TAEKITI」

 

あなたにお逢いできるのを楽しみにしています。

ジュンコ

 

全くどうでも良い事ですがわたしの写真の透かし(サイン)は

6月(June)生まれとジュンコのJunをくっつけました。

ほんと、どうでもいいですね・・・(笑)