「四神 〜白虎(びゃっこ)〜」 | 山と光とワンネスアートと☆

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2013年から8年間、毎月山へ入って制作しています。
私が山に入るのは、自然の中で、我のない状態で「人の心を癒し元気にする絵画」を描くためです。
若生ひとみの絵画は、自然や八百万の神々の恩恵とともに、人とのご縁と、そのご厚意の中で育まれてきました。

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四神シリーズ ~白虎(びゃっこ)~ 73.5×54.5cm(2017)


昨年の銀座個展直後の12月の山入り制作で描いた作品です。
12月の早朝の制作で、何度か凍りました(笑)

ギャラリーにご来場で「四神」の話を聴いてくださった方は「あっ!」と思われるかもしれません。

そう、あの「リベンジ」作品のひとつになります。

実は11月にも同じテーマで描いており、ギャラリーにもその一部を展示していました。

でもその作品は、残念なことに最後に「チキってしまった(怖気づいて失敗してしまった)」ものだったので、そのリベンジをご来場の皆さまに誓っていました。

そしてこれが、そのリベンジ作品のひとつ「四神シリーズ」の「白虎(びゃっこ)」になります。

ご覧になられた方は、11月のものとは全然異なるのを感じられるかと思います。

11月の山での制作現場で最後の一筆を終えた後、私は初めて現場で号泣してしまいました。
チキった自分があまりにも情けなく、くやしかったからです(>_<。)

なぜ、土壇場で「チキってしまった」のか。
それは、これまでのワンネスアートとは全く異なる雰囲気の絵があらわれたからです。

「未知との遭遇」ですね。

全く知らない顔をした絵との新しい出逢いに不安を感じ、そこまで筆を運ばせてくれた大自然を、私は最後まで信じきることができませんでした。

自分自身の技術や現時点での器なんてたかが知れてるのに、最後にエゴがはたらいて、これまでの経験値でなんとかしようとしてしまいました。

「からっぽな状態」で描くことをうたっているのに、です(^_^;)

結果、その最後の一筆と、それまで筆を運ばせてくれていた壮大な自然の絵との間に差が生じてしまったのでした。

会場では「逃げも隠れもしないありのままの作品」を観ていただこうと、あえてその「チキった作品」を展示しました。

でも、フタを開けてみると、思いがけず皆様からご好評いただいたのでビックリでした。

ただ、ご評価をいただいたとしても、それはそれ、コレはコレ。
自分で決めた決意と覚悟は貫かねばと(ちょっと昭和的ですが~(笑))厳寒の中、山入りしました。

皆様の応援もあり、「チキる」ことなく大自然に筆を委ねきることでこちらが生まれました。

グレーに見える最後の一筆はシルバーで描かれています。

ご覧いただき、ありがとうございます。

次回は「玄武(げんぶ)」をアップさせていただきます。
お楽しみに(*^_^*)