長男が比較的落ち着いているタイミングで、気になっている行動や言動について、ちょっと話をしました。
興奮状態になった時に、あとから『しまった!』と思うようなことを勢いで言ってしまうことが多くて、それをどうしたら改善できそうか、長男の意見を聞いてみたんです。
「なんか怒っちゃうと、『(言い合いに)勝たなきゃ』と思っちゃって、どんどん話を大袈裟にしちゃう」
「そうやって話をしている最中は、自分の言っていることがよく分からなくなる感じ」
とのことで、改善策は『がんばればできる』とのこと
いやいや、そういうのって改善策とは言いませんってば!
そこで長男に、
『T.H.I.N.K. before you speak (話をする前に考えてみよう)』
というフレーズを伝えてみました。
口を開く前に、自分が言おうとしていることが以下の5つのカテゴリーに該当しているかどうか、思いを巡らせてみよう、ということです。
True (本当か)
Helpful (助けになっているか)
Inspiring (啓発的か)
Necessary (必要か)
Kind (思いやりがあるか)
長男、神妙な顔をして聞いていました。
しばらくしてから、ちょっとしたことで娘と揉めそうになったのですが、私が介入するまでもなく、なんとなく尻つぼみな感じでケンカにはならず。
すると長男がやって来て、
「ちゃんと考えてみたよ! 5つのどれにも全部該当しないって気がついたから、途中で言うのを止めておいた!」
とのこと
すごい! めっちゃ響いてる
その後も長男、何度かT.H.I.N.K. に言及することがありました。
ときどきHがHonest(正直か)に代わってしまったりしていますが、エッセンスはちゃんと伝わってるから大丈夫!と、本人が言っています
ダメもとで伝えてみたフレーズでしたが、長男にはカチッとはまったみたい
同じようなことは何度も伝えているのですが、これほどしっかり長男に響いたことは無かったと思います。
どんな言葉、どんなフレーズが相手に強い印象を残すか、実際に言ってみないと分かりません。
なかなか話が伝わらないなと思っても、めげずに手を変え品を変えて工夫し続けたいと思います