陰謀論やヘイトを拡散することに興味を持ってしまっている長男
でも今のところは、そうやって広めようとしている内容を完全に信じているわけではなさそうです。
けれど、躁状態に突入してしまった時には、全力でそっち方面に突っ走ってしまいがちですし、何度も繰り返して口にしているうちに、自分でもなにをどう思っているのかの境界線が分からなくなってくるように見受けられることがあります。
端的に言うと、騙されやすいというかチョロいというか……警戒心を持って近づいた情報でも、何度も何度も目にしているうちに、その世界観にどっぷり浸かってしまいがちなんです
今は、ふちの部分でなんとか引っかかって転げ落ちずにいるような状態。
ほんのちょっとしたことからそのバランスは簡単に崩れてしまいそうで、危うさを感じています。
陰謀論に嵌る人の特徴については、心理学の研究がいくつかあります。
一般的には、以下のような性格や傾向があると言われています。
- 科学的思考が弱く、合理的に考えることができない。
- 閉鎖志向型で、新しい知識や情報に対してオープンではない。
- 社会的無力感や不安を強く感じており、自分の立場や生活に不満がある。
- 孤独感や社会的協調性の低さがあり、他人との関係が希薄である。
……これ、残念ながらばっちりうちの長男に当てはまります
自閉症スペクトラムの特性とも相まって、陰謀論やそのほかの詐欺っぽいことから逃れるのは非常に難しいと感じています。
陰謀論やおいしい(怪しい)儲け話に魅了されている長男は、自分だけが隠された真実を見抜く、特別な存在だと信じがちです。
だけど、長男が実際に頼っているのは、不確かな情報や誤解に満ちた現実逃避なんですよね
そういった罠に落ちないためには、批判的に物事を考える力を身につけることが大切です。
科学的な証拠や論理的な思考を通じて、信じ込んでいることをしっかりと検証できるようになれば、長男が信じている誤りや矛盾に気付くことができるはず。
……でもそれって、長男にとっての本当に苦手な分野
どうやったら客観視を身に着けられるのか、ずっと試行錯誤していますが、これ!という方法はまだ見つかっていません
いろんな意味での助けを周りに求められると良いのですが、自分は絶対に大丈夫と思ってしまいがちなのに加え、助けを求めることは『負け』(?)と思っているようなので、それも上手く浸透していません
せめて専門学校に在籍していられるうちに、何とか前進できると良いのですが……