「一ぴきだけの丘」 | 福岡の中心より愛を叫ぶ!~DQMSLに愛を込めて~

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読者の皆さ〜ん・・・愛してま〜〜す!!

皆さん、こんばんは!(^-^)





今夜のブラックジャック先生の名言・・・







「できることなら生きろよ タロー」


 

                     (「一ぴきだけの丘」より)







【「一ぴきだけの丘」あらすじ】


冬季五輪の会場となった山は、

いまでは見るも無惨に荒れ果てていた。

その山で斜面を滑り落ちて大けがをしたB・Jは、

山に住むクマに助けられ、病院まで運ばれる。

クマに恩を感じたB・Jは、山の自然を回復させるため、

多額の寄付をして植林を始めるのだが--。




ブラックジャック先生は、


小学校の時の担任だったという、


自然保護運動協議会の会長に連れられて、


冬季オリンピック会場の跡地に来ていた。


会長いわく、


政府はオリンピック後に、


切った木を新しい木に植え替えておく約束だったのに、


完全に放置されていて荒れ放題になっていると。


そこで、


こうした破壊された自然を守るために、


ブラックジャック先生に協会へ寄付して欲しいと頼む。


しかし、ブラックジャック先生は、


団体とか運動には関わりを持たないタチだ・・・と、


冷たく断る。






その後、


ブラックジャック先生は山の斜面を歩いていると、


足を滑らせて崖へ転落してしまう。


全身を強く打って身動きが取れず、


もうダメか・・・と意識が遠のく中、


何者かが倒れたブラックジャック先生に近づいてくる。


それは一匹の大きなクマだった。


顔をなでまわすそのクマは、


妙に人懐っこい様子で、


危害を加えるどころか、


ブラックジャック先生を引きずって、


何と、


山のふもとの犬猫病院へ連れてきてくれたのだった。






その病院で手当を受け一命を取り留めたブラックジャック先生。


事のいきさつをそこの獣医さんに話すと、


そのクマは恐らく「タロー」だろうと言う。


「タロー」とは、


冬季オリンピック前にその丘で捕まえられた子グマで、


おとなしくてオリンピックの見物客に可愛がられていたらしい。




その後大きくなって丘へ帰されたタロー。


そんなタローが、


一度ハンターに撃たれた事があったのだが、


その時にタローのケガを治してやったのがこの獣医さんだったとの事。


恐らくその治してもらった時に、


タローは消毒薬や医者のにおいを覚えてしまって、


医者のにおいがしみこんだブラックジャック先生を、


きっとこの獣医さんの仲間だと思い、


それで町まで運んできてくれたんだろうと言う。




そんな優しくてりこうなタローの為にも、


荒れ果てたあの丘を、


何とか元の森に戻してやりたい・・・と獣医さんはしみじみ語る。




その話を聞いたブラックジャック先生は、


見舞いに訪れた自然保護運動協議会会長に、


「先日の寄付の話、気が変わりました。


 一億円ほど寄付させてもらいます。


 そのかわり、


 タローの住むあの丘を元通り緑に包まれた森に戻して欲しい。」


・・・とお願いする。



しかし、


そんなブラックジャック先生の行動を見て、


獣医さんは「どうせムダじゃろ」と意味深な事を言う。


どういう事か?・・・とブラックジャック先生が聞くと、


タローの胸には、


ハンターに撃たれた時の銃弾がまだ3発入っていて、


恐らく植林が育つ頃には、


銃弾が血管を破り死んでいるはずだ・・・と言うのだ。





慌てたブラックジャック先生は、


タローを救おうと、出会った丘へ向かうが、


既に捕まってクマ牧場へ送られた後だった。


必死に捜索するも、


タローはあちこちに転々と移されているようで、


なかなか巡り会えない。


そうこうしているうちに、


とある動物園で、


タローと思しきクマがいると来てみたが、


何と芸をしこもうとしていると言う。


そんな無茶をさせたらダメだ!!


・・・と、ブラックジャック先生は慌てるが、


時既に遅く、


タローは稽古の途中で大動脈を破裂させ倒れてしまう・・・・





ブラックジャック先生の懸命の手術により、


とりあえず命は取り留めたものの、


あとはタローの生命力次第。


どちらにしてももうタローの命は長くない・・・・





そんなタローをブラックジャック先生は引き取り、


緑に包まれた森に戻りつつある、


タローのふるさとの丘へ連れて帰ってくる。



そして、


最後の力を振り絞り丘へ戻っていくタローを見送りながら、


静かにタローに語りかけたブラックジャック先生のラストの一言が上の言葉。




この話もとっても泣けます・・・・しょぼん


タローが可哀想で、


あまりの切なさに胸が締め付けられる思いです・・・(´Д⊂




”人間と動物の絆”


”動物との共存”


”自然保護”


様々なテーマが盛り込まれたこの話ですが、


自分の命を救ってくれた恩人の為に、


たとえそれが一匹のクマであろうとも、


全てを投げ打って恩返しをしようとするブラックジャック先生の姿にも、


すごく胸を打たれます。





以前にも書きましたが、


手塚治虫先生が描く動物がやっぱり可愛らしいので(笑)、


より感情移入しちゃう面もあるんですけどね~(笑)ニコニコ




タローには、


出来ることならばこの後も、


ふるさとである大自然の中で長生きして欲しい・・・


ブラックジャック先生ならずとも、


そう感じずにはいられない話でした。






では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ

















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