皆さん、こんばんは!(^-^)
今夜のブラックジャック先生の名言・・・
「わたしたちは星を動かすようなもんだ
星なんて宇宙の中で決められた所で光ってんだろう
人の一生だってそうさ・・・・・
ちゃんと運命にしたがって 生まれ死んでいくんだ・・・・
もし人の命を救って その人の人生をかえたなら
もしかしたら
歴史だってかわるかもしれないだろう?」
(「ある老婆の思い出」より)
【「ある老婆の思い出」あらすじ】
妊婦が路上で倒れていた。
たまたま通りかかった看護師はB・Jに助けを求めた。
B・Jは胎児と妊婦を同時に救う大手術を引き受けた。
無免許ゆえに誰からも賞賛されない彼のおかげで
確かに歴史は変わったのだ。
時は流れ、
生まれた赤ん坊の乳母となった彼女は帰宅した大統領を迎える。
そう、彼があのときの赤ちゃんだ。
アメリカに住む、とある老婆の、
50年前の看護師時代の回想シーンでこの話は始まる。
当時若かったその看護師は、
愛情を持って親身に患者さんをお世話し、
肉親のように仲良くなった患者が亡くなってしまうと、
肉親を亡くしたように悲しむ純粋な女性で、
自分とは逆にクールに割り切っている医者を目にすると、
自分たちの仕事は一体何なのだろうか?
・・・と、
思い悩む日々だった。
そんなある日、
その看護師が夜道を歩いていると、
一人の妊婦が路上に倒れていた。
そこへ偶然車で通りかかったのがブラックジャック先生。
子宮破裂で一刻を争う状況で、
急ぎ病院へかつぎ込む。
ところが病院では、
土曜日の夜ということで主だった先生が不在だったり、
大手術にかかりっきりだったり、
手の空いている先生がいない状態だった。
そんな困っている状況を見て、
ブラックジャック先生が手術を引き受ける事になるのだが、
外部の無免許医という事で快く思われない。
やがて病院の報告を受けて、
院長が手術室へ乗り込んでくる。
法外な治療費を請求するブラックジャック先生を非難し、
すぐに出ていくように強く迫る。
若い看護師は、
「今は母体も胎児も危険な状態で手術を中断する訳にはいかない、
経営と患者の命とどっちが大事なのか!?」
・・・と院長に食ってかかる。
院長は院長で、
警察の力もかりてブラックジャック先生を排除しようとする。
が、その時・・・・
危険な状態だった胎児が息を吹き返す。
生まれてきた新しい息吹を歓迎する雰囲気に、
病院側も手術の続行を許可し、
ブラックジャック先生は見事母体も胎児も救ってのけるのだった。
その後、
警察で厳しいお叱りを受けたあと釈放されたブラックジャック先生。
若い看護師と夜の公園で出会う。
「もうこの仕事に自信をなくしちゃいました・・・」
・・・と弱音を吐く看護師。
「他の人のように割り切ってやるべきなのでしょうか?」
・・・とブラックジャック先生に問いかけた所、
その返答の代わりに、
夜空を見ながらブラックジャック先生が語ったのが上の言葉。
何とも深い言葉ですね~!^^
以前にも書きましたが、
案外ロマンチストなブラックジャック先生ならではの、
星に例えた名言の一つです(笑)
そうなんですよね~。
確かに ”命” という意味では皆平等かもしれませんが、
その人の人生や人生に関わる人たちというのは、
人それぞれであって、
”もしその人がいなかったら?”
そんな歴史の分岐点というのは必ず存在するはずですもんね。
そんな人生の分岐点のカギを握るのが医療従事者だとすれば、
もっともっとこの仕事に誇りを持ってもいい・・・
そんなブラックジャック先生なりのメッセージかと。
ちなみに、
この若い看護師は、
ブラックジャック先生のこの一言に感銘を受け、
その後も看護師を続けるが、
例の妊婦に強く頼まれ、
生まれてきた子供の乳母として働く事になる。
そして月日が経ち、
その奥さんは亡くなるが、
くれぐれも息子を頼むと言われ、
成長を見守っていると、
彼はぐんぐんと立派に成長し、
今では大統領閣下にまでなっていた・・・というラストでした。
50年前のブラックジャック先生の手術がなければ、
もしかしたらこの国の歴史も変わっていたかもしれない。
ブラックジャック全作品の中でも、
過去と未来をつないだスケールの大きな話で、
かなり異色な作品だったので、
個人的には印象に残っている話でした!(^-^)
では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ
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