皆さん、こんばんは!(^-^)
今夜のブラックジャック先生の名言・・・
「それをききたかった」
(「おばあちゃん」より)
このセリフだけでは、
何の事だかわからないでしょうけど(笑)、
このストーリー、
個人的には、
数あるブラックジャック全ストーリーの中でも、
トップ3くらいに入れたいくらいの、
感動的名作なのです・・・(涙)(´Д⊂
【「おばあちゃん」あらすじ】
その老婆はとても金に細かくてガメツかった。
何かを頼めばすぐに「金、金」なので、
息子夫婦はいいかげん、ウンザリしていた。
その老婆と出会ったB・Jは、
彼女から世の中には本当の名医はふたりいる、
ひとりはB・J、もうひとりは甚大先生と教えられた。
調べてみると甚大は
B・Jと同じように高い治療費を請求することで有名な名医だった--。
いつも小遣いばかりせびる”おばあちゃん”に、
息子夫婦は悩まされていた。
いくら調べても、
”おばあちゃん” の手元にお金はほとんど残っておらず、
貯金もほとんどない状態で、
何のためにお金を使っているのか?
皆目見当がつかなかった。
そんな時、
”おばあちゃん” が出かけていくのを見かけ、
息子はこっそり後をつけていく。
すると、
”おばあちゃん” が向かっていったのは、
”おばあちゃん” が常日頃から名医と言っていた
甚大先生のお宅だった。
一方、
甚大先生の事が気になるブラックジャック先生は、
調べたところ、
甚大先生が20年前に亡くなっている事を知るが、
話を聞くために甚大先生の奥さんに会いに来ていた。
そこで、
”おばあちゃん” とその息子の過去を知ることになる・・・・・
それは、
”おばあちゃん” の息子が赤ん坊の時、
生き延びる望みの薄い難病に冒されていて、
甚大先生なら治せるが、
治療費として1200万円請求したというものだった。
”おばあちゃん” はその時、
「一生かかってもどんな事をしても払う」
・・・と約束し、
その後、
身の回りの物を売り払い、貯金も全て渡し、
それでも足りない分は、
血の出るような内職でお金を貯めて、
毎月毎月支払いに来ていたのだという。
それは、
甚大先生が亡くなったあとでも、
「絶対に最後まで支払う」 と奥さんに伝え、
最近は息子夫婦からもらうわずかな小遣いを、
支払いに充てていた・・・という事だった。
そして、
”おばあちゃん” が今回甚大先生のお宅を訪ねたのは、
最後の支払いをする為だった。
その話を、
家のそばで聞いてしまった息子は、
母親の深い愛情に感動し号泣してしまう。
そして、
既に甚大宅を出ていた”おばあちゃん”を追いかけるが、
最後の支払いを終えた気の緩みからか、
”おばあちゃん” は、
帰宅途中の道すがら脳溢血で倒れてしまう・・・・
もう治る見込みは少なく、
90パーセント生命の保証は出来ないが、
もし治ったら、
3000万円支払ってもらうというブラックジャック先生。
それを聞いて、
息子が力強く、
「一生かかってもどんな事をしても払います!」
・・・と答えたのを聞いて、
最後にブラックジャック先生が言った一言が上の言葉。
この話、
自分は涙なくしては読めません・・・
この話はここで終わっているので、
この後、
”おばあちゃん” が助かったのかどうかはわかりません。
しかし、
母親の子を想う愛情、
その愛情に深く感謝し、
今度は全てを投げ打って母親を助けようとする息子。
その親子愛に胸を打たれました・・・
ちなみに、
ブラックジャック先生は、
子供の頃に不発弾の爆発事故で母親を亡くしており、
人一倍母親への情が深く、
そういう感情を見せる描写も数多く出てきます。
その為か、
母親をないがしろにするような人間には、
激しく怒りを表したり、
逆に母子の絆を感じさせる人間には、
非常に情の深い一面を見せる場面もあります。
今回の話も、
やはり根底にあるテーマは母子の絆。
”母親の愛情は海よりも深い”
”母親という存在はお金には変えられない”
そういう事を学んだ話でした。
では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ
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