おとうちゃんの皮 | 福岡の中心より愛を叫ぶ!~DQMSLに愛を込めて~

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プロレスLOVE!大河ドラマLOVE!ドラクエLOVE!な生粋の九州男児・ShiningWizardが、プロレス感想記事・大河ドラマ感想記事・DQMSL日記など色々書いてます。

読者の皆さ〜ん・・・愛してま〜〜す!!

皆さん、こんばんは!(^-^)





今夜はブラックジャック先生・・・ではなく、


ブラックジャック作品の中から、


心に残った少年の叫び・・・







「バッキャーロ


 これ みんな おとうちゃんの皮なんだぞっ」




                        (「焼け焦げた人形」より)







【「焼け焦げた人形」あらすじ】


暴力団員とその息子が乗った車が

対立組織の仕掛けた爆弾で吹き飛んだ。

全身やけどを負った子供を救うには、

父親の皮膚を移植するしかない。

居合わせたB・Jは

暴力団の仕返しを恐れて尻込みする病院の医師に代わって

手術を引き受ける。




早速因縁をつけてきた対立する暴力団組員を、


”医者流のおどし”で、


一旦は追い払うブラックジャック先生。


しかし、


手術中に、


今度は病院ごと襲われ、


病院は火災の事態に。


焼け崩れた柱に下敷きになりそうになったブラックジャック先生を、


身を呈して助けた父親だったが、


代わりに下敷きになり命を落としてしまう。


その後、


父親の皮膚の移植に成功し退院した息子だったが、


皮膚の移植跡であるツギハギの体を、


銭湯で他の子どもたちにからかわれる。


そんな子供たちに対して、


負けずに力強く言い放ったのが上の言葉。





何げにこのシーン、


今のいじめ問題に対しても学ぶ所があるような気がします。


いや、


いじめ問題だけでなく、


子どもの世界に限らず大人の社会でも、


人はとかく異形の者や、


自分たちとは異なる考え方や違うタイプの人間を、


つまはじきにしたり、


偏見を持ったりして排除しようとしたりします。


それはそれで問題ですが、


まずは当事者である己自身が強くあらねばならない、


周囲の偏見に負けない強さを身につけなければならない・・・


個人的には、


そんな手塚治虫先生のメッセージが込められているような気がします。




ブラックジャック先生も同じく、


子供の頃の爆発事故の影響で、


全身に手術の傷跡を持ち、


そのせいで幼少期は苦労をしてきましたから、


余計にこの少年を気にかけているのも印象的でしたよね。


「坊や・・・くじけるなよ・・・」


というブラックジャック先生のラストのセリフも、


そんな気持ちの表れかと。





父親が残してくれた皮膚を大事にする気持ちがある限り、


この少年はたくましく生きていくだろうな・・・


そんな事を感じた私でした。






では、また~!(´∀`*)ノシ バイバイ

















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