黄昏時にリンボーダンス -7ページ目

黄昏時にリンボーダンス

主に映画の話と、時々海外ドラマと、あと愚痴。知り合いの誰にも教えていないという、意味あるのか?というブログ。




昨日予習をしましたので、さっそく観てきました!まだ劇場はそこそこの入りでした。

まず初めに、やっぱり「マン・オブ・スティール」を観ていないといまいち導入部分や当たり前に出てくるあれやこれやのことが全然わからないだろうなと思います。これは完全に前作を観ていることが前提に作られている作品です。あと、DCコミックのキャラクターやバットマンについての基礎知識があった方が楽しめるのだろうなと思います。スルーしちゃえばいいにはいいのですが、スルーで貫くには「?」な個所が多すぎます。そもそもシリーズものなので仕方がないのですが、単品の作品としては大変不親切なつくりではあります。

と、最初からマイナスな書き出しになってしまいましたが、わたしはわりと好きです。

ストーリーは「マン・オブ・スティール」の完全な続きで、スーパーマン達が大暴れしていた間、ブルース・ウェイン含む地上の人々は大変だったんだから!という説明から始まります。「マン・オブ~」では一般の人々のことはほぼ無視だったのはこちらで説明をしたかったからなのかしら。そして、自社ビルを破壊され大切な社員も亡くしてしまうし人々が逃げ惑う現場を現地で体験したブルースは激おこなわけです(若干スーパーマンを倒そうと思う動機が弱いとは思う)。そこへクリプトンの宇宙船やらゾッド将軍の遺体やら通常の人間を越えた力を持つ〝メタ・ヒューマン"に興味津々でスーパーマンに懐疑的であわよくばバットマンとスーパーマンをどっちも潰してしまいたいレックス・ルーサーというイカレ系天才社長がなにかと企んで絡んできます。なんやかんやで最終的にはこのイカレ社長がゾッド将軍のボディやらで作ったモンスターVSスーパーマン&バットマン&ワンダーウーマン(なんか急に入ってきた)が戦うことになるのです。

ストーリーはかなり無茶苦茶な感じです。今作もまあ突っ込みどころは満載です。でもなんか雰囲気と他の楽しめる部分でまあいいやってなります。結果、わりと好きな作品だなと落ち着きます。

今作ではバットマンという人間キャラクターが出てきてくれたので地上での肉弾戦がけっこうちゃんとありましてこれがとっても良かったです。バットマンのパンチの重量感がナイスです。クラークのママを助けるためのチンピラとの戦闘シーンがとても楽しい。スーパーマンが超人スキルで戦うのに対し、バットマンはバッキバキに鍛えた人間が知力と便利グッズを駆使して戦う知能戦で面白い。あと、ワンダーウーマン!急に飛び入り参加をしてくるあたりはちょっとよくわからないのですが、とにかく格好良いので帳消しです。スーパーマンよりバットマンよりかっこいいと思う。男キャラ2人が終始厳しい表情で戦う中、吹っ飛ばされても不敵に笑いつつ立ち上がるワンダーウーマンにしびれます。精神的に一番タフそう。

ベン・アフレックのバットマンもかなり良かったです。拒絶反応もなくするりと観ることができました。ただ、ベン・アフレックは嫌いじゃないですし演技が下手とかでも勿論ないのですが、ビジュアル的にクリスチャン・ベイルとヘンリー・カヴィルの並んだ姿がみてみたかった・・・!ビジュアルもそうですが、クリスチャン・ベイルのバットマンって闇背負ってる感が半端なくてすごく好きです。

近年の作品では、MARVEL系は華やかでDC系はほの暗い気がします。だからか、個人的にはDC系の方が面白いなと感じるみたいです。そもそもアメコミは掘り下げると大変そうなので、クリスチャン・ベイルのバットマンは観ていましたが、それ以外はそれとなく避けていたというのもありあまり真剣に観ていなかったのです・・・。はまったらはまったで、ちゃんと設定とかキャラクターの関係性とか絶対知りたくなってしまうと思うので。しかし「シビル・ウォー」もマーティン・フリーマンが出演するらしいので観ようかなとか誘惑されてしまっておりまして、これを機会にちゃんと観てみようかなとも思うのです。・・・でもな、、観始めた作品はどんなに退屈でもとりあえず最後まで観るのがポリシーなわたしが序盤30分程度でリタイアをした「マイティ・ソー」という作品が若干トラウマになっているのですよね・・・。

ちょこっと古い戦争映画です。あらすじが面白そうだったので観てみました。

さすがにアクションシーンは微妙な出来ですが、内容は面白かったです。

第二次大戦中、フランスでドイツの電撃作戦によってイギリス軍とフランス軍が撤退をすることになるのですが、そのどさくさに紛れてドイツの工作員がイギリス兵になりすまして潜入してきます。彼らの目的は、イギリス軍の優秀な対戦闘飛行機用のレーダーの破壊です。そしてフランスにて身分証を奪われている部下の遺体を発見したスティーブンス大尉がドイツ兵の侵入に気が付き工作員を捕らえる任務につくのですが、実は撤退時に命を助けてから同居までするほど仲良しになったマーティン中尉がドイツ工作員でして・・・。

という、ドンパチよりはサスペンスよりな作品かなと思います。キャラクターがみんな人間味溢れていてとても面白いです。スティーブンス大尉の頼りになる感が中でもたまりません。「バンド・オブ・ブラザーズ」でもそうでしたが頼りになり部下に慕われる優秀な隊長という人物が大好きです。そして「バンド・オブ~」を観て現場指揮官がいかに重要であるかや階級のことを初めて理解しまして、それから戦争ものや軍関係の作品をより楽しく観ることができるようになりました。

話がそれてしまいましたが、面白い作品でした。つい、映像がきれいだったり迫力がある新しい作品を手に取ってしいまうことが多いのですが、ちょいと古い作品もやっぱり面白いです。・・・観たい作品はいっぱいあるのに時間がないことが残念です。
アメコミ作品はあまり観ておりませんでして、、なぜ今回観たかといいますとそれはもう単純に「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」の予習なわけです。観に行く予定ではなかったのですが、観てきた方が突っ込みどころ満載でとにかく観てほしい!といった様子だったので行ってみようかしらと。そしてその方が、前作を観ないとちょっとよくわからないかもとも仰っていたので真面目に予習です。

「コードネーム U.N.C.L.E.」を観てからヘンリー・カヴィルって格好いいなと思っていたという動機もありますけれども。この方なんか、彫刻作品の様に美しいなあと思います。魅力的。

内容は、なんか思っていた〝スーパーマン″とは違いました。電話BOXで着替えて人助けしまくり!なんてことは全くなかった・・・。

でも面白かったです。わたしは嫌いではありません。ヘンリー・カヴィル演じるクラーク・ケント(クリプトン名:カル=エル)がとっても好青年で、彼の地球でのファミリーもとっても素敵だし、ストーリーもほの暗くて画面もちょっとほの暗くて好みの作品です。あと、序盤でさよならかと思ったラッセル・クロウがわりとその後も画面に映っていて嬉しかったです。ハーディ大佐の男前っぷりもかなり好きです。一度自分が敵に言われた台詞を何倍も格好良く言い返す演出はものすごく好みです。

前半はスケールは宇宙規模ですが、やっていることは青年の自分探し放浪記です。そしてわりとあっさり故郷で作られた宇宙船を発見し、実の父ジョー=エル(ラッセル・クロウ)の残像とご対面して自分の起源をしることができます。しかしその際にその宇宙船を起動したことがきっかけで故郷クリプトンで反乱を起こして幽閉されたことによりクリプトン崩壊を生き延びたゾッド将軍に居場所がばれてしまい、地球が侵略の危機に陥るわけです。

この作品多々ある突っ込みどころは置いておくとして、ヒーローものなのに〝単なる悪″ってキャラクターがいないのでなんだかとっても切ない気持ちになります。今作での〝悪″側になるゾッド将軍は特に、本人も終始言っていますが、「クリプトンの民を守るために存在している」という彼の存在意義に忠実に行動をしているわけです。それもクリプトン人は「役割を決めてそのための存在をつくっている」という繁殖方法なわけですから、そうすると彼は本当に〝クリプトンの民を物理的に守るための存在″としてつくられ軍を率いていたと考えると決して〝悪″ではないよなあと。まあ、〝悪″ってそもそも自分の対局にいたらそう認識するものだからと言われてしまうとそれまでなのですが・・・。こう、「ぶっとばして自分たちは平和になってなんの憂いもなく幸せ!」とは思えません。だからこそ作中でスーパーマンも号泣していたのかもしれません。やるせなくって。なんて。

しかし、ゴジラなんか比較対象にならないほど町を破壊しますね、クリプトン人たちは。

では、「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」を観る前に突っ込みをいれておきましょう。

あれだけ文明の発達したクリプトン人ならあんな直前じゃなくてもっと早い段階で星の限界が解ったと思う。移住した星を見捨てた理由が不明。移住した先であんなに文明が~な人たちが滅んだことが不可解。なんで滅びる前にみんなで宇宙船で脱出をしなかったのか不明。星が滅びるって時にゾッド将軍たち犯罪者を星の外の宇宙船に幽閉するとか阿呆なのか、むしろその宇宙船を利用して避難すればよかったのでは。〝クリプトン"ってなんだかお菓子や飲み物の名前っぽくてシリアスなシーンで何度もでてくるとどうも緊張感がなくなってしまう。キスしてる場合じゃないから!ゾッド将軍もスーパーマンも宇宙空間でも平気なのだからスーパーマンがもうちょっと察して宇宙での戦いにすればいいのに。お互いパワーは同じ程度なのだから毎回スピード任せに飛び込まなくてもいいのに。もっと肉弾戦がみたかった(ジョー=エルVSゾッド将軍みたいな)。あれだけ街が崩壊したのに普通に仕事してるとか戦いから何年後の設定なのかしら。