黄昏時にリンボーダンス -6ページ目

黄昏時にリンボーダンス

主に映画の話と、時々海外ドラマと、あと愚痴。知り合いの誰にも教えていないという、意味あるのか?というブログ。

               
                 製作・監督・脚本:デヴィッド・エアー/2005/アメリカ
クリスチャン・ベイル、フレディ・ロドリゲス、エヴァ・ロンゴリア、テリー・クルーズ、ノエル・グーリーエミー、J・K・シモンズ、タミー・トゥルール、チャカ・フォーマン、セサール・ガルシア

クリスチャン・ベールが出演しているということで手を出してみたのですが、ハズレな感じです。

戦場からトラウマをとともに帰ってきたジム(クリスチャン・ベール)と、地元の友達でバリバリ働く彼女のヒモをしつつ就職活動中なダメ男のマイクが就活さぼって遊びまわってちょこちょこ悪いことなんかもしちゃって、最後は自業自得的に残念なことになる・・・というお話です。

このダメ男たちが本当に、なかなかのクズなのです。彼女がとっても応援してくれいてるのに、ジムがちょっとそそのかすとすぐビール飲んじゃったり、会社からのふりして家の留守電に「ぜひ面接へ~」とか入れて彼女を騙したり、お薬やっちゃったり。でもそれも、本当に悪党というより〝大人になりきれなくて未だにやんちゃしている馬鹿な子悪党"ってレベルなのです。そして無駄に友達との友情は大切にするという、地元のチンピラ感が溢れているという。だからもう、本当にただただ残念なやつらだな・・・と。

アクションがあるわけでもなく、ただただ残念でお馬鹿な言動の数々を見守り続けるという作品です。

まだ若いクリスチャン・ベイルを観ることはできますが、わたしとしては本当にそれだけが見所でした。
                  
デヴィッド・O・ラッセル監督/2013年/アメリカ
クリスチャン・ベール、ブラッドレイ・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス

面白かったです!出演者の皆さんの渾身の演技がたっぷりと堪能できる作品です。観終わった後の、満足感がとっても気持ちいい作品でした。

まず、クリスチャン・ベールお得意の役作りがすごいです。ガチで太り、髪の毛を一部剃ったそうです。そしてリアルおデブで残念ヘアーのどうしようもなさそうなおじさんの外見を見事に作り出しています。そこにさらに演技が相まっているわけです。すごいです。

ス トーリーは実話に基づいているそうです。ただし、本作ではキャラクターの外見がほとんどみな悉く〝出落ち"感漂う、愉快な仕上がりをしておりなんだかファ ンタジーの様な雰囲気が漂っています。しかしそれは〝偽物"っぽいという感じではなく、ただの事実を淡々と作るのではなくてエンターテインメントとしても しっかりと楽しませてくれる作りなのかなと感じられるものです。しかも、そんな面白外見キャラを俳優・女優の皆さんが素晴らしい演技でチャーミングに作り上げているのです!楽しい!

簡単に内容を説明すると、詐欺師カップル(クリスチャン・ベール&エイミー・アダムス)がパンチパーマFBI祖左官(ブラッドレイ・クーパー)に捕まり、詐欺の知識を買われて汚職政治家を捕まえるためのおとり捜査をさせられるというものです。そして、とっかかりとして最初のターゲットとなるのがリーゼント市長(ジェレミー・レナー)です。ジェニファー・ローレンスは、実は結婚していた禿デブ詐欺師(クリスチャン・ベール)の奥さん役です。この奥さんがかなりパンチのきいたナイスな役でございます。

ストーリー自体は単純なのですが、それぞれのキャラクターの背景なんかが絡み合ったりなんかして人間模様的にとっても楽しい。

ラストでは不幸になるキャラクターもいて、大団円というにはちょっとほろ苦いのですが、それでもちゃんとまとめていますし、後味が悪い描き方ではないので辛い気持ちで終わってしまうということにはなりませんでした。同じ実際の事件を元にしている『ブラック・スキャンダル』よりも断然面白かったです。題材となった事件の性質のせいもあるとは思いますが、『ブラック~』は拍子抜け・期待はずれ感は近年観た映画の中でもわたしのなかではかなり上位に食い込む作品となっております。

本作は映画としても楽しめましたが、出演されている俳優・女優の方のファンであればなおさら楽しめるのではないかなと思います。
 
                

実はあまりタランティーノ作品って観ていません。なんかこう、テンションの方向性が合わないんですよね・・・。なので珍しいのですが、あらすじを観てみるとどうも面白そうなので観てみました。

面白かったです。展開も早いし、キャラクターもいっぱい出てくるけれど、ダレないで飽きることなく観ることができます。が、やっぱりちょっと内容は薄い感じがします。

出演者はかなり豪華ですね。『スペクター』でボンドガールを演じたレア・セドゥが序盤にちょい役で出ていたり、今や『スティーブ・ジョブズ』などで主演のマイケル・ファスベンダーや、私の好きな『顔のないヒトラー達』で主人公の若き弁護士を演じていた方(名前は知らない)なんかが出ていまして、なんとなく嬉しくなったり。みんなブレイクちょい前くらいな時期の気がするので、先見の明がある監督さんなのかな、とか勝手に思って観たり。レア・セドゥは先日何度目かの『M:I ローグ・ネイション』を観た際にやっと、殺し屋でブルジュハリファから蹴り落されるサビーヌ・モロー役なことに気が付きました。この方、幸が薄い役が多い気がします。

内容が薄いと感じる理由は、主人公として観るべき人が定まらないからかもしれません。主演っぽいブラッド・ピッドはそんなに活躍しませんし、タイトルになってる〝イングロリアス・バスターズ”も同じくですし、メンバーもブラッド・ピッド以外はパッとせずあまり記憶に残らないという。

なのになんとなく面白かったなと思わせるのだからとっても作りが上手いのかな、とも感じますけれども。