外へ出るのが怖くなる | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

ERでのシフトがない日で

予定が詰まっていない日には

時々、家でMROの仕事をしています

(MRO=Medical Review Officer)

 

 

(↑この書き方から

あんまり嬉々としてやっていないというのが

分かってしまうと思います)

 

講習会と受験料の元ぐらいは取らないとね

やっていないとどんどん忘れるし

でも、やればやれで面白くはなってくる

 

薬、違法ドラッグが体内で代謝されると

どんな試験で何となって検出されるのか

検出するケミカルの比例によって

結果が変わったりで勉強になります

 

一番よく行われているのは

尿検査によるドラッグ・スクリーニングですが

唾液検査をする会社も増えています

 

 

それにしても

マリワナに対する考え方が

私と違う人が沢山いて驚きます

 

Photo by Roman Kasyan on Unsplash

 

検査陽性のケースばかり扱っているので

接触する人が限られてはいますが

検査を受けた人に連絡すると

 

「うちの州ではマリワナの娯楽のための

使用はOKだから」

 

でも、これ、新しい仕事に応募のためとか

仕事中に抜き打ちでやった検査だよね?

 

娯楽のためにマリワナ使ったて言ってるけど

仕事中にやらないって保証はないよね

仕事場で使用しないとしても

家で使った影響を、仕事に引きずってこないという

保証なんてないよね

 

大型トラックの運転手なんかは

ライセンスが運輸省に管理されていて

州法でなく連邦法に沿わないといけないので

検査でマリワナを含むドラッグが陽性だとアウト

その州で娯楽用マリワナOKでもしばらく運転禁止

(ドラッグ検査が陽性になることが

証明されている成分を含む処方箋薬を

服用している場合は陰性とされる)

 

毎回何の仕事をしているのかは訊かないけれど

仕事、きちんとできるのかなあ...

(書類記載のため訊かないといけないこともあるし

処方箋薬を服用していても

知られている副作用とか相互作用で

仕事に支障をきたす場合があると判断する場合

Safety Warning Letterという「注意要」と

雇用主に通達する手紙を送るので

職種を訊くことがあります)

 

雇う、雇わないを決めるのは私じゃないけれど

「応募の際、マリワナの事を訊いたら

検査で陽性になっても問題ないと言われた」

とかいう人もいて

(本当かどうかは不明)

 

外でどんな人たちが働いているのか

ちょっと怖くなる毎日

 

 

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