触っちゃった@ローゼンバック | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

6月は思いっきり体調を崩した中

その半分をペンシルバニアで過ごしました

 

仕事が入っていない日には

正直言って、何にもせず

ダラダラ寝て過ごしたかったのだけれど

 

夫が色々、予定を入れちゃってですね

 

それも、その予定に私も勝手に加えられていて

 

もう、疲れ切って

家にいる時は、ほとんど寝ていました

 

その予定の一つは

フィラデルフィアにあるRosenbach Museum訪問

 


ブック・コレクターであったエイブラハム・

ローゼンバック氏と、彼の弟が始めた図書館で

有名な本の初版が色々おいてあります

ローゼンバック氏、本の売り買いでは有名人で

「(サザビー)オークション・ルームの恐怖」

「書籍界のナポレオン」

「世界一の書籍ディーラー」

なんであだ名が付いていたとか

 

どんな買い方してたのか...(;^_^A

 

今回は、アイルランド作家の本を

自分の手に取って見よう、というイベント

 


予約制で、参加者は10人くらいだったかしら?

 

集合してすぐ「まずは手を洗って来て下さい」

そして、部屋には水のボトルも持ち込めません

 

本が敷き詰められた本棚に囲まれた部屋で

大きなテーブル(古そう)があって

そこで、いくつかの本と原稿を見せてもらいました

(触らせてもらった、の方が的確かも)

 

ジョナサン・スイフト『ガリバー旅行記』

ブラム・ストーカー『ドラキュラ』

オスカー・ワイルド『W. H. 氏の肖像』

(夫「ワイルドって、肖像好きなんですねえ(笑)」)

 

ウィリアム・バトラー・イェイツ『さらわれた子供』

(あともう一つ、忘れちゃった)

 

そして、今回の真打!

ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』初版と原稿

 

 

超難解な大作と言われる『ユリシーズ』

私は読んだこともないし、聞けば聞くほど

読みたくもない本なのですが(後述)

初版(1922年)に触れるなんて、ちょっとドキドキしますよね

 

参加者の殆どはかなりの読書家で

そして、作家についても良く知っていらっしゃる

 

ストーカーの奥方はワイルドの元カノだったとか

(とっても美人だったそうです

ワイルド、ちょっとヘンなひとだったから

ストーカーにしておいて正解だったかも)

 

ローゼンバック氏がユリシーズ初版購入に

$1,975払ったことを知ったジョイスが

それは安すぎる!とプライドを傷つけられ

ローゼンバック氏から買い取ろうとしたとか

(もちろん、断られた

同額払うから、と持ち掛けたところに

ジョイスの性格が出ているような気がする)

ちょっとゴシップ的な話を聞かせて頂きました

 

 

とっても楽しかったです

 

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