MROを目指せ | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

そもそもノース・カロライナへ行ったのは

資格試験を受けるため

そして、受験のため受講しないといけない

セミナーに出席するため

 

その資格とはMedical Review Officer(MRO)として

仕事をするための物

 

大型トラック運転手とか、パイロットとか

安全が重視される仕事は

仕事に応募した際、就職前、時にはランダムに

違法ドラッグを使用していないかとか

判断を鈍らせる可能性がある薬を使用していないかとか

尿や毛髪なんかを検査されることがある

 

例えば尿からアンフェタミンが検出された場合

それが違法ドラッグによるものなのか

ADHDなどの疾患のために飲んでいる

薬によるものなのか

判断するのがMROの仕事

 

夫(ER医+中毒学専門医)がすでに

MROの資格を取って仕事をしていて

 

仕事に関して、私にとって夫は

目標+ライバルみたいなものなの

夫が資格を取ったなら、私もやってやろうと

挑戦してみることにした

 

MROの勉強は症状がどうのこうのよりも

法律とか規則とかアルゴリズムとか

かなり丸覚えの部分が多いので

取り敢えず、教科書を一回読み終えたが

 

読んでから行って良かった~(;^_^A

 

セミナーの中で、講師は略語連発

教科書を読んでいなければ

何の話だかさっぱり分からなかったと思う

「オダプシー」を連発する講師がいて

何のこっちゃ?と思ったら

ODAPC(Office of Drug and Alcohol Policy 

and Compliance)のことだった

アメリカ運輸省の管轄内なので

今まで一度も聞いたことがない言葉だった

オー・ディー・エイ・ピー・シーじゃないんだ

 

予防注射のTdapも「ティーダップ」だから

似た様なものか

(Tdap=破傷風、ジフテリア、百日咳の混合ワクチン)

でもMMR(麻疹、おたふく風邪、風疹のワクチン)は

エム・エム・アールなのよね

私の横に座っていたのはカナダから来た女医さん

医療関係者を主に診る依存所専門医

その横はカリフォルニアから来た精神科医

皆、現在している仕事に必要なので

この資格を取りに来ている人ばかり

 

なんか、凄く場違いな気がする(;^_^A

 

でも、来ちゃったし

勉強を始めちゃたし

何の試験でも、落っこちるのはイヤ

 

なので、講義を熱心に聞き

講義が終わったら、部屋でおさらい

結構、真面目に勉強したつもり

(そうは言っても、二晩だけだけど)

問題集とかがないので、ひたすら本を読むしかない

 

二日半のセミナーの後、すぐに試験

隣に座っていたカナダ人

もの凄く早く答案用紙を提出して

 

えっ?そんな早く終わっちゃえるの?

そんなに簡単な試験だった?

(滅茶苦茶難しいわけではなかったが)

 

ちょっと焦ったわ

 

とりあえず、全問解答して

最初からもう一回見直して、試験を終えた

 

結果は数週間後にやって来た


合格チョキ

 

多分、来月くらいから副業開始

 

 

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