黄色い壁、終了 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

ペンシルバニアの家のペンキを塗り替えた

 

もうずっと前から、家の内壁の塗り替えは

「やらないといけないね~」とは

分かっていたけれど、話していたけれど

緊急性はないから、放ったらかしに

 

とうとう、思い切ってやっちゃおうとなり

昨年末、もう馴染みとなった

ルーマニア人コントラクターに見積もってもらったら

3~4週間もかかるらしい

(1週間とかで終わると思っていた😅)

 

なので、私たちがサウス・カロライナにいる

冬の間に、塗り替えをしてもらうことに

 

家の中の殆どの壁と、階段とか廊下に付ている

手すりみたいなのも、全て塗り替え

 

色を変えるだけなのは、いったん色が決まれば

ササッと済んだのだが

(と言っても、テクニカルな面で完璧主義の大工

通称ナンバー1と、色にこだわる私では

かなり、あれでもない、これでもないと

もめてけっこう時間がかかったけれど)

 

 

ただ、キッチンだけはなかなか完成せず

 

キッチンは以前、改装をした際

別のペンキ屋塗り屋さんにやってもらった

でも、ダイニングルームの床に大きな傷を付けて

それをごまかそうとしたので

夫はもう、そのペンキ塗り屋さんは雇いたくないと

かなり年齢が行った人だったので

既にリタイアしているかもしれない

 

そのペンキ塗り屋さんは、明るい黄色で

タスカン・スタイルというのだろうか?

漆喰を塗った様なパターンで、でも表面はフラット

(イタリアン・レストランの壁みたいなの)

こうなった経緯は全く覚えていないが

大満足の色とパターンの壁を仕上げた

 

窓を付け替えた時と、2階のバスタブ・ルームを

図書室に改装した際

キッチンの壁を所々取り崩さなければならず

ちらほら、ペンキが塗れていない所があったの

 

そこだけ色を足そうとしても

全く同じ色にするのは不可能らしく

キッチンも全て塗り直すことに

 

同じ様な色とパターンにしたいのに

これが、なかなか上手くいかなくてですね

販売中止になった種類のペンキが使ってあるみたいで

以前の壁と同じパターンにならないのです

 

一回目は、キラキラし過ぎて

これ、なんかの軽~いモダンアート?みたいな

 

違うの~、こんなんじゃないの~😭

ナンバー1と私(DIYど素人)は

じゃあ、この色じゃどうだろう?

この塗り方じゃどうだろう?

この塗料を混ぜてみたらどうだろう?と

実験を繰り返し、全キッチン塗り替えること三回

壁によっては、試験的に塗るので5回は塗り替えたわ

 

最後は、よくわからんけど

あれ混ぜて、これ混ぜて、ナイロンブラシ使って

シープ・スキンで擦って、サンド・ペーパーで擦って

ナンバー1と二人のアシスタントに混じって

私も一緒にペンキ塗りしてた笑い泣き

 

最終塗り替えに1週間

やっと完成

 

 

全く同じではないけれど

多くの時間を過ごすキッチンの壁

納得できないままにしておくのは嫌だもの

 

この壁に行きつくまでに

ナンバー1と私の間に、同志というか

妙な友人関係が芽生えた様な気がする

 

ナンバー1の一人娘についての悩みとか

移民としての苦労とか

ナンバー1の会社が手掛けている別のプロジェクトとか

 

「う~ん、こんなけモダンなバスルームに

このちっちゃいタイルは古臭いよねえ」

「そうだろ?それに、シンクの蛇口だけ金色なんだ」

「うわっ、それ全然マッチしてないじゃない」

「でも、お金払うのはカスタマーだからね

俺がどう思おうと、カスタマーがハッピーならOKなの」

 

ナンバー1,私のこと面倒くさい奴って思ってるよね

夫には全然違いが見えない黄色い壁

私だけがこうじゃない、ああじゃないって言うから

何回もやり直してくれたよね

プロだよねえ、ナンバー1,プロ

 

初めて会った時は、バスルームの改装で

サブ・コントラクターだったナンバー1

ナンバー2(セールス担当)とナンバー3(腰痛で

傷害保険もらってリタイア)の三人だったのが

今や、ヒスパニックのアシスタントを数人雇い

手掛ける範囲も規模も大きくなった

 

地道に真面目に働けば、成功は可能

アメリカン・ドリームはまだある

 

壁塗りが終わる前、ナンバー2が来て

屋根の張り替えを勧められた😅

ナンバー1、,また直ぐに会うことになりそう

 

 

 

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