シーツとボディローションを買いに
パイン・リッジから南西へ1時間離れた
ネブラスカ州シャドロンへ
午後5時にパイン・リッジを出発
携帯電話のGPSが示すルートに沿い
どこまでも広がる青い空の下
同じ位広々と続くグレート・プレイン
その中にボツンとある一本の道を
あまり、何も考えず車を走らせる
すると、突然
目の前に大きな灰色の雲が出現
平原に生える草が風に揺らされ始めた
ああ、雨か
そんなに降らなきゃいいけど・・・
そんな私の思いは全く無視し
雨、風はどんどん激しくなってくる
そのうち、フロントガラスを打つ雨は
バチバチという、聞いたことがないような
大きな尖った音をたてだした
この時点で、買い物に行くのは止めよう
この天候では、前もろくに見えない
車を止め、方向転換
来た道を引き返した
雨はますます激しく車を打つ
なに? こんな大きな音をたてる
巨大な雨粒見たことがない
だって、それは雨でなく
巨大な氷の塊、ヒョウ(雹)だったから
野外に出しっぱなしの牛とか馬とか
ここら辺の家畜は皮膚が特別分厚いの?
ゴンゴンと車にぶち当たる雹が
痛くないわけがない
でも、みんな、しら〜っと佇んでいる
2マイルほど走った所で
後ろを振り返ってみると
灰色の雲の後ろに、青空が少し見えた
ちょっと待てよ?
雨雲(雹雲?)が進むのと同じ方向へ走れば
雲の下にしばらくいることになる
ちょっと我慢して,逆方向へ走れば
あの青空の下へ逃げ込めるんじゃないか?
どうしよう、どうしよう、どうしよう
こういうシーン、映画でよくありますよね
ハンドルを切って、方向変換
嵐の方へ向かって行く主人公
その場所で、いつ終わるか分からない
嵐が終わるという手もあったが
じっと待っているじゃイヤ
そして怖い
(この前も後にも、この辺の治安に関して
色々見聞きする事があったので)
ここまでAAAとか来ないよな〜
居留地内の警察の番号、何だったけ?
そんな事を考えながら10〜15分
車を走らせた
大平原に架かる虹
この土地の自然の美しさには魅入られる
何かしら見えない偉大な物の存在を
感じない方が不自然なくらい
さ、ここからはちゃちゃっと行っちゃお
先程までの恐怖は忘れ
シーツを求めて、更にに南西へ向かう
でもね
これで終わりじゃなかったんです・・・

