地元民も食べたことがない「名物」 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

ハンブルク滞在中まず初めに行ったのは

ハンブルク歴史博物館

 

欧州連合(EU)ができてから

自国民だけでなく、EU加入国すべてに

アピールできるようになってるのかと思ったら

 

博物館内の説明はもちろんドイツ語主流

それは当たり前としても

英語の説明でさえミニマム

 

ドイツで二番目に大きな人口を持つ都市だが

ハンブルクのローカルな歴史など

外国人は興味ないでしょ、とか思ったのか

 

おまけに、入館してすぐに目に入る

正面の大きな階段では

花嫁さんが写真撮影中

 

受付のおばちゃんは、横切っていてOKと言うが

やはり、邪魔するのは気が引けて

正面階段を避け、展示物を見出したら

年代順じゃなくなって、頭の中がさらにゴチャゴチャに

 

不必要に几帳面な息子と私が全館制覇するまで

歴史好きの夫でさえ、もうええわ、みたいな感じで

ギフトショップで時間をつぶしていた

 

「これ、何だろう?」

 

ギフトショップに缶詰が売っていた

 

Labskausと表示された缶詰

何か食べ物が入っているようだが

聞いたことがない名前

 

何だろうね?ググってみるわ

グーグルの翻訳機能でLabskausと

タイプし、翻訳しようとしても

英訳は「Labskaus」と出てくる

 

後で調べてみようと

缶の写真を撮ろうとすると

ギフトショップのおばちゃんに怒られた

 

ホテルに帰った後、調べてみると

このラプスカウスという食べ物

北ドイツ特にハンブルクの名物料理らしい

 

「マッシュポテトにコーンビーフを

混ぜてあるんだって」

 

そこに目玉焼きが乗っかって

ニシン酢漬け、ピクルス、ビーツなんかが

添えてあるのが定番

 

ハッシュドポテトのマッシュポテト版?

 

ホテル近くにレストランんのメニューにあったので

物は試し、と注文してみた

 

 

目玉焼きの下にポテト+コーンビーフ

 

娘に「食べたよ~」と写真を送った

 

ハンブルク郊外生まれ・育ちのボーイフレンドは

ラプスカウスが何なのかは知っているが

まだ、一度も食べたことがないのだそう

 

美味しかった?と娘に訊かれた

 

ええとね

ポテトとコーンビーフをピュレーして

粒子でさえ舌に感じられないようにしたものに

塩以外の調味料は邪道だ、みたいな味付け

 

ちょっとツブツブ感ありの方が

美味しいと思うのだけどな

 

今回の旅行中、ハンブルクで食べた

物の多くは塩味が主流、というか

私には何でも塩辛かった様な気がする

 

昔、ベルリンとボンに行ったら時は

そんなに気にならなかったけど

私の味覚が変わったのかしら?